ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

熊本 宇土市長選、元松氏が再選 新人・中田氏に大差

2014-03-31 06:35:16 | Weblog
熊本 宇土市長選、元松氏が再選 新人・中田氏に大差 2014年03月30日 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/main/20140330010.xhtml
 任期満了に伴う宇土市長選は30日投開票され、いずれも無所属で、現職の元松茂樹氏(49)が、元市部長の新人中田雄士氏(59)を大差で退け、再選を果たした。投票率は63・31%で、前回(69・68%)を6・37ポイント下回った。
 当選した元松氏は同市築籠町の選挙事務所で「宇土を住みやすいまちにしたいと役所改革などに取り組んできた。成果を2期目につなげ、今後も精いっぱい走り続ける」と抱負を語った。
 元松氏は、市役所の体制刷新や財政状況の改善など実績を強調。農漁業を柱とする基幹産業の支援や、子育て施策の充実などによる定住促進を訴えた。嘱託会や漁業・商工関係など幅広い地域団体の支持に加え、浮動票も取り込み市内全域に浸透した。
 中田氏は現職の市政運営を「不透明」と批判し、「公正公平で、市民が幸せを実感できる市政を実現する」と訴えた。元市長や同市選出の県議、市役所OBらが推したが、広がりを欠いた。
 当日の有権者数は、3万213人(男1万4248人、女1万5965人)。

熊本 宇土市長に元松さん再選 2014年03月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20140330-OYTNT50356.html
◆財政健全化など実績を強調
 宇土市長選は30日、投開票され、現職の元松茂樹氏(49)(無所属)が、新人の前市部長・中田雄士氏(59)(同)を破り、再選を果たした。
 同市築籠町の事務所には、開票が始まった直後から大勢の支援者らが集まった。「当選確実」の知らせが伝えられると、元松氏は「住み続けたいと思われるまちをつくり、人口減少に歯止めをかける。まだ途上である市役所改革を進めていきたい」と抱負を語った。
 元松氏は、住宅リフォーム助成制度の導入や財政健全化など1期目の実績を強調。産業振興や企業誘致を公約に掲げ、地元選出の衆院議員らの応援を受けた。
 一方、中田氏は地元県議の支援を受けて選挙戦を展開。元松氏の市政運営を批判し、「公平公正な市政を取り戻そう」と訴えたが、支持の広がりを欠いた。
◇熊本県宇土市 市長選挙結果(投票率63.31%)
当 12200 元松茂樹 49 無現
  6754 中田雄士 59 無新


 熊本県宇土(うと)市は、県の中央部に位置する人口約3.7万人の市で、市長選は現職で再選を目指す49歳の元松茂樹氏に元市部長で59歳の中田雄士氏が挑みましたが、
 市役所体制の刷新など実績を強調し、農漁業や商工業の振興を掲げ、「改革の歩みを止めてはならない。挑戦を続ける」と力を込めた元松茂樹氏が12200票を獲得して、
「住民が幸せを実感できる施策を実行していきたい」と、公平公正な市政運営のほか健康や福祉、教育施策の充実を訴え6754票を獲得した中田雄士氏 にダブルスコア近い大差をつけて危なげなく再選を決めました。
 まあ、現職と知名度の差に加えて挑戦者の方が一回り年上。市民は現職の市制継続を選んだということでしょうか。

岡山 美作市長に萩原氏初当選 三つどもえの戦い制す

2014-03-31 06:29:03 | Weblog
岡山 美作市長に萩原氏初当選 三つどもえの戦い制す 2014年03月31日 山陽
 現職の死去に伴う美作市長選は30日、投票が行われ、即日開票の結果、元衆院議員の萩原誠司氏(57)が無所属新人3人による戦いを制し、初当選した。萩原氏は1999〜2005年に岡山市長を務めており、合併に伴う新市移行のケースを除き、複数の市で首長になるのは異例。
 萩原氏は市政刷新を掲げ、コンプライアンス(法令順守)徹底、市民の一体感醸成、高齢者が活躍するまちづくりなどを訴えた。出馬表明は今月8日で最も遅かったが、出馬を要請した支援者らが各地域に拠点を置き、支持を広げた。
 当選確実の知らせを受けた萩原氏は「情報公開を進め、市民の声を聞いて予算に反映させる。市のために尽くす」と抱負を語った。
 選挙戦は、元同市議会議長の内海健次氏(67)、元岡山県保健福祉課参事の岡野鉄舟氏(65)との保守系三つどもえとなり、各政党は特定候補への支持を打ち出さなかった。人口減や少子高齢化、2015年度から始まる地方交付税の段階的削減への対応、市出資の第三セクターの経営破綻を受けた適正な行政運営の在り方などが争点になった。
 内海氏は入札制度改革や地域経済活性化を主張し「市を再構築する」、岡野氏は元県職員としての行政経験をアピールし「県内外に誇れる市にする」と訴えたが及ばなかった。
 投票率は65・56%(男65・92%、女65・24%)。選挙戦となった前々回(09年)を17・94ポイント下回った。
 当日有権者数は2万5321人(男1万1848人、女1万3473人)。

◇岡山県美作市市長選挙結果
当 9517 萩原誠司 無新
  3719 内海健次 無新
  3136 岡野鉄舟 無新



 岡山県美作(みまさか)市は、県の北東部に位置する兵庫県と鳥取県と県境を接する2005年3月に勝田町・美作町・大原町・作東町・英田町・東粟倉村の5町1村が合併して発足した人口2.8万人程の市で、市長選は第3代市長の道上政男氏が病気療養を理由に2月10日に辞表を提出(同氏は2月27日死去)したことから元市議会議長で67歳の内海健次氏、元県職員で65歳の岡野鉄舟氏、元衆院議員で57歳の萩原誠司氏の3新人による争いとなりましたが、
 「情報公開を進め、市民の声を聞いて予算に反映させる。市のために尽くす」と市政刷新とコンプライアンスを掲げた萩原誠司氏が9517票を獲得して
 入札制度改革や地域経済活性化を主張し「市を再構築する」と訴え3719票を獲得した内海健次氏、
 元県職員としての行政経験をアピールし「県内外に誇れる市にする」と訴え3136票を獲得した岡野鉄舟氏 に圧倒的大差をつけて新人同士の争いを制しました。

 新人同士の争いとしては随分差がついた印象がありますが、実はこの萩原誠司氏。元々は1999年の県都岡山市長選挙で初当選して2003年に再選を決めるも、任期途中の2005年8月に、自由民主党の要請を受けて第44回衆議院議員総選挙に出馬して小選挙区では議席を取れなかったものの比例中国ブロックで復活当選。2009年8月の衆議院選挙では比例復活もできずに落選した後、新党改革に入党して2010年7月に参議院選挙に出馬するも落選。民間の客員研究員に転向するも、元々政治意欲も強く知名度も高い方。
 他の候補とは元々の知名度に差があり、市民は岡山市長時代の実績に期待したのだと思いますが、県都岡山市と一地方都市に過ぎない美作市とでは舵取りのかっても大幅に異なると思いますが、まずは最初の4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるかに注目でしょうか。


長野 上田市長に母袋氏3選 金井氏に1万5千票差

2014-03-31 06:25:42 | Weblog
長野 上田市長に母袋氏3選 金井氏に1万5千票差 2014年03月31日 信濃毎日
http://www.shinmai.co.jp/news/20140331/KT140328ATI090042000.php
 任期満了に伴う上田市長選は30日投開票し、現職の母袋創一氏(61)=無所属、下塩尻=が、前共産党市議の新人金井忠一氏(63)=無所属、国分=を1万5千票余の差で破り、3選を果たした。任期は4月9日から4年。
 母袋氏は、市が主導して作った上小地域医療再生計画に基づく医療の立て直しや、10月に開館する市交流・文化施設の整備などを実績として強調。「健康で幸福に暮らせる『健幸(けんこう)都市』を実現させたい」とアピールした。子育て支援の充実や新産業の育成、北陸新幹線(長野経由)延伸、戦国武将真田氏を生かした交流人口拡大なども訴えた。
 自民党、民主党、公明党、結いの党から推薦を受け、自治会の区域ごとに組織した後援会支部を軸に運動を展開。現職の知名度を生かして無党派層にも浸透し、終始、リードを保った。
 金井氏は昨年10月に立候補の意向を表明。政党や団体から公認や推薦を受けず、籍を置く共産党や市民有志が支援した。上田地域広域連合の統合ごみ処理施設建設計画での早期合意形成や、市第三中学校の全面改築などを主張。「市長が代われば市政が変わる」と訴え、現職批判票を集めたが及ばなかった。
 投票率は56・87%で、合併で発足した新市となって初めて選挙戦となった2010年の前回選(62・04%)を5・17ポイント下回った。

長野 上田市長に母袋氏3選 2014年03月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20140330-OYTNT50254.html
 上田市長選と市議選(定数30)は30日、投開票が行われ、市長選は、現職の母袋創一氏(61)(無所属=自民、民主、公明、結い推薦)が、新人で前市議の金井忠一氏(63)(無所属)を破り、3選を果たした。当日の有権者数は12万7560人。投票率は56・87%(前回62・04%)だった。37人が立候補した市議選は深夜まで開票作業が続いた。
 上田市中央東の母袋氏の事務所では、当選確実の一報に、支援者から大きな拍手と歓声が起こった。
 母袋氏は、来春の北陸新幹線金沢延伸開業や、2019年に国内で初開催されるラグビーのW杯などを見据えた地域振興策に取り組むことなどを訴えた。
 旧市時代から3期12年市長を務めたことを「12年間で培った人脈はあらゆる場面で生きている。市の発展には市政の安定が必要」とし、多選批判をかわした。
 金井氏は、「市民目線の市政に転換する」などと訴えたが、及ばなかった。

★長野県上田市市長選挙結果(投票率56.87%)
当 母袋創一 43271
 金井忠一 27829



長野県上田市は、上小地域に位置する2006年3月に旧上田市と丸子町・真田町・武石村が合併して誕生した人口約15.7万人の地域の中心都市で、市長選は2002年の旧上田市時代から市長を続けている現職で61歳の母袋創一氏に市議で63歳の金井忠一氏が挑みましたが、
 資源循環型施設の建設、市民協働による地域内分権の確立、地域医療の再生、交流文化芸術センター・市立美術館を核とする文化の薫る創造都市の実現ーなどの公約を掲げた母袋創一氏が43271票を獲得して
 上小医療圏地域医療再生計画の推進で信州上田医療センターの充実強化、統合ごみ処理施設建設は積極的に地元に出向いて住民合意を図るため力を尽くす、交流文化芸術センター・市立美術館は役割が発揮できるようにする、職員が自主的に仕事ができる態勢をつくるなどの公約を掲げて27829票を獲得した金井忠一氏 に15442票の大差をつけて危なげなく3選を決めました。

高知 香美市長選は法光院昌一氏が初当選

2014-03-24 07:44:18 | Weblog
香美市長 法光院さん初V 2014年3月24日 読売
 無所属の新人4人が立候補し、2006年の市発足以来、初の選挙戦になった香美市長選が、23日投開票された。元市総務課長の法光院晶一さん(63)(自民、公明推薦)が、団体職員の笹岡優さん(62)(共産推薦)、元県議の黒岩直良さん(68)、元市議の有元和哉さん(34)を破って初当選した。当日有権者数は2万3070人、投票率は59・32%だった。
 同市土佐山田町の事務所に当選確実の連絡が入ると、法光院さんは詰めかけた支持者らとがっちり握手。「高齢者の不安を減らし、子育て支援の充実に努めたい」と抱負を語った。
 選挙戦では、前市政の継承を打ち出し、市議の多くの後押しも受けた。
 専修大学卒業後、旧物部村役場に入庁。合併で香美市が誕生してからは、市福祉事務所長などを歴任し、2011年に総務課長で退職するまで行政一筋。豊富な行政経験から、「中山間地の高齢者対策は緊急課題」と主張。買い物や病院通いなど、生活の足を確保すると共に、農協などと連携を深めて農林業振興にも取り組むと訴えてきた。
 一方、笹岡さんは子育て支援策の拡充や、自然エネルギーの活用などを訴えたが、出馬表明が告示の約1か月前と出遅れたこともあり、及ばなかった。
 黒岩さんは新たな都市計画策定を掲げて人口増加を図るとし、元県議の知名度を生かして出身地の旧香北町を中心に支持拡大に努めたが、届かなかった。
 有元さんは34歳の若さを強調。市議として必要性を感じたという市職員の意識改革や、高知工科大と連携した産業振興を訴えたが、支持を広げられなかった。
★高知県香美市 市長選挙結果(投票率59.32%)
当 4914 法光院昌一(63) 無新=自民、公明推薦
  3433 笹岡優(62) 無新=共産推薦
  3010 黒岩直良(68) 無新
  2193 有元和哉(34)無新



 高知県香美市は、2006年3月に土佐山田町・香北町・物部村が合併して発足した人口約2.7万人の県東部の市で、市長選は旧土佐山田町長出身で初代市長の門脇槇夫氏が引退したことから
 元市職員で自民・公明が推薦する63歳の法光院晶一氏、元市議で共産が推薦する62歳の笹岡優氏、元県議会議員で68歳の黒岩直良氏、元市議で34歳の有元和哉氏の4新人による争いとなりましたが、
 「自然に囲まれた市は、定住に適し、子育てもしやすい。自然エネルギーの活用でも大きな可能性を秘めている」「教育の充実、農林業への支援、防災など様々な課題について国や県とパイプをつないでしっかり前進させる」と訴えた法光院晶一氏が4914票を獲得して
 「奨学金制度充実や、子どもの医療費無料化などで若者が定住できる文教の街を作る」「電力自給率100%を目指して、地域から脱原発をはかる。予防医療と介護にも力を入れて、いつまでも住み続けられるよう取り組む」と述べ3433票を獲得した笹岡優氏
 「市の人口は合併以降の8年間で、減っている。財政が健全な今のうちに、雇用促進や産業振興に手を打たなければならない」、「(南海トラフ)巨大地震での被災者の受け皿となる街を目指し、市独自の都市計画を策定していきたい」と述べ3010票を獲得した黒岩直良氏
 「香北、物部(町)の人口減少が著しい。地域活性化に向けた新しいアイデアが必要」と話し、「大学では、まちづくりに欠かせない合意形成の技術を学んだ。副市長を2人にするなどして、(市民の)満足度の高い市政を目指す」と述べ2193票を獲得したた有元和哉氏 を退けて新人同士の争いを制しました。

 この規模の市長選としては候補者が4人も出馬する一見混戦とも思えるのですが、実は前回2010年も前々回の2006年も門脇槇夫氏の無投票当選。
 どの方も知名度という意味ではそれ程高くなかったでしょうし、そうなると組織力のある自民・公明が推薦した法光院氏が有利に展開するのだろうな…とは思っていたのですが、完全に蚊帳の外の候補がいなかったのはやや意外。
 法光院昌一氏の舵取りにまずは注目でしょうか。

山梨 中央市長選で田中久雄氏が3選

2014-03-24 07:42:15 | Weblog
山梨 中央市長選で田中久雄氏が3選 2014年3月24日 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/03/23/12.html
 任期満了に伴う中央市長選は23日投開票され、現職の田中久雄氏(66)=無所属=が、7749票を獲得し、新人で前市議の山村一氏(62)=無所属=を1846票差で破り3選を果たした。
 投票率は57・78%で、8年前を12・15ポイント下回った。

中央市長、田中氏3選 2014年3月24日 読売 
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20140323-OYT8T00744.htm
 中央市長選と市議補選(欠員3)は23日、投開票された。市長選は、現職の田中久雄氏(66)(無所属)が新人で前市議の山村一氏(62)(無所属)を破り、3選を果たした。
 田中氏は同日夜、同市東花輪の事務所に支持者から拍手を受けながら登場。万歳三唱で喜びを分かち合い、あいさつでは「市民との約束をしっかり実行する。一生懸命働く」と誓った。また、「『田中に任せてよかった』と思われる市政運営をしたい」と抱負を述べた。
 田中氏は選挙戦で、町村合併後の2期8年について「市の土作りがやっと終わったところ。大切な時期はこれから」と市政継続を訴えた。合併後10年を見据え、財政改革に取り組んできた実績も強調。行政運営が旧町村時代の3庁舎に分断されているため、一本化する考えを示したほか、大雪被害からの農業復旧に注力するとも訴え、支持を広げた。
 山村氏は市政刷新を訴えたが、立候補を表明したのは2月上旬で出遅れも響き、支持を広げられなかった。
 元議員2、新人2の計4人が立候補した市議補選も、新議員が決まった。当日有権者数は2万3861人。投票率は市長選が57・78%、市議補選が57・77%だった。
★山梨県中央市 市長選挙結果長(投票率57.78%)
当 7749 田中久雄(66)無現
  5903 山村一(62)無新



 山梨県中央市は、2006年2月に玉穂町・田富町・豊富村が合併して発足した人口約3万人の市で、市長選は初代市長で3選を目指す66歳の田中久雄氏に、前市議会議員で62歳の山村一氏が挑むも、
 「市にとって大切な時期はこれから」と市政継続を訴え、行政運営が旧町村時代の3庁舎に分断されている状況などを課題に挙げた田中久雄氏が7749票を獲得して
 人口が減り、企業誘致が進んでいない、と市の課題を指摘。 人口を増やして税収減に歯止めをかけ、健康増進施策にも注力する姿勢をPRすると共に、「近隣自治体に遅れを取らないよう、行政改革を実現する」と述べ5903票を獲得した山村一氏 を振り切って3選を決めました。

千葉 木更津市長に渡辺氏初当選

2014-03-24 07:39:20 | Weblog
千葉 木更津市長に渡辺氏初当選 2014年3月24日 読売
 木更津市長選は23日、投開票が行われ、新人で前県議の渡辺芳邦氏(49)(無所属=自民、公明推薦)が、新人で市民団体代表の石川哲久氏(66)(無所属)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は10万5549人。投票率は41・94%(前回44・59%)だった。
 3期目の水越勇雄市長(74)が今期で引退することに伴う新人同士の一騎打ち。商業施設や宅地開発が続いて活況を呈する中、将来の街づくりなどが争点となった。
 当選を決めた渡辺氏は、「県議やボランティアの経験を生かし、市民総出の街づくりを実践したい」と語った。
 選挙戦で渡辺氏は、「地域自治の強化と市民活動の支援」を公約の筆頭に掲げた。老人クラブや子供会など町内組織の活性化のための支援や、地元特産の農水産物を生かした観光振興などを訴えた。出陣式には水越市長が駆けつけ、推薦政党の国会議員や県議らの応援で着実に票を固めた。
 石川氏は、「人に優しい街づくり」を掲げたが、浸透しなかった。
★千葉県木更津市 市長選挙結果(投票率41.94%)
当 22726 渡辺芳邦(49)無新=自民、公明推薦
  20818 石川哲久(66)



 千葉県木更津市は、東京湾アクアラインで結ばれた県中西部に位置する人口約13.1万人の市で、市長選は2002年3月から3期12年現職を務めた水越勇雄氏が引退を表明したことから、元県議会議員で自民・公明が推薦する49歳の渡辺芳邦氏と旧建設省出身で66歳の石川哲久氏による争いとなりましたが、
 地域自治区制度の導入。金田地区高速バスターミナルのハブ化。産業支援センター設置。学校給食食材の地元調達率引き上げ。タブレット端末を利用したICT授業導入。などの公約を掲げた渡辺芳邦氏が22726票を獲得して
 中心市街地の再生と田園都市の推進。子育て減税、高齢者減税の導入。買い物、医者通いミニバスの導入。夜間休日診療所の充実。15歳までの医療費完全無料化。などの公約を掲げて20818票を獲得した石川哲久氏 を振り切って新人同士の争いを制しました。
 正直組織力の差と年齢差もありもう少し票差が開くと思っていたのですが、中々の接戦になるも石川哲久氏氏は自民・公明が推薦した渡辺芳邦氏に後一歩及ばずという結果になりましたね。
 初当選を決めた渡辺芳邦氏は、まずは最初の4年間でどれだけ実績を打ち出すことができるかが勝負になるでしょうか。

熊本天草市長選は挑戦者中村氏が現職破り初当選

2014-03-24 05:19:18 | Weblog
天草市長に新人中村氏 安田氏の3選阻む 2014年03月24日
http://kumanichi.com/news/local/main/20140324003.xhtml
 任期満了に伴う天草市長選と同市議選(定数26)は23日投開票され、市長選は接戦の末に無所属新人で元市議の中村五木氏(64)が、無所属現職の安田公寛氏(64)の3選を阻み初当選した。投票率は78・32%で、前回の78・54%を0・22ポイント下回った。
 一騎打ちとなった市長選は大激戦となり、開票作業は24日未明にずれ込んだ。市選管によると、開票にあたり「市議選の投票が市長選に混入した可能性がある」として23日午後11時半ごろから開票作業を中断して再確認作業を実施。市長選、市議選とも選管確定が大幅に遅れた。
 市選管によると、市長選で2候補の得票数と無効票の合計が投票総数より3票多く、市議選は逆に3票少なかった。24日午前1時現在、開票率99・87%で中村氏は2万8828票で、残り票数から同氏の当選となった。
 市長選で、安田氏は行財政改革の取り組みなど2期8年の実績を強調。中村氏は8年前の合併で周辺部が疲弊したなどと訴えた。
 当日有権者数は7万3278人(男3万3589人、女3万9689人)。
★熊本県天草市市長選挙結果
当 中村五木 28828
  安田公寛 27958


 熊本県天草市は、2006年3月に本渡市・牛深市・有明町・御所浦町・倉岳町・栖本町・新和町・五和町・天草町・河浦町が合併して誕生した人口約8.4万人の市で、市長選は3選を目指す64歳の安田公寛氏に、農業経営の中村五木氏が挑みましたが、
 8年前の合併で周辺部が疲弊したなどと訴えた挑戦者の中村五木氏が28828票を獲得して
 行財政改革の取り組みなど2期8年の実績を強調して27958票を獲得した現職の安田公寛氏 を接戦の末振り切って、見事初当選を決めました。
 初当選を決めた中村五木氏がまずはどのような市制を打ち出すのか 最初の一歩に注目でしょうか。

埼玉 戸田市長に神保氏 多選批判かわし5選

2014-03-24 05:13:08 | Weblog
埼玉 戸田市長に神保氏 多選批判かわし5選 2014年03月23日 埼玉
 任期満了に伴う戸田市長選は23日、投開票され、現職で弁護士の神保国男氏(71)=無所属=が元県議で司法書士の新人、峯岸光夫氏(66)=同=を破り、5選を果たした。
 峯岸氏は多選批判を激しく展開したが、出遅れも響き、及ばなかった。
 神保氏は「公平・公正・公開を原則に戸田の未来を切り開いてきた。市民は13万人を突破。子育て世代を支えていきたい」と呼び掛け、中学生までの医療費無料化、小中学校への英語教育の導入、保育園、学童保育や障害児放課後デイサービスの拡充など4期16年の実績をアピールした。
 一方で、高齢化対策や直下型地震への防災対策などの課題を訴え、「首都に隣接し、水と緑が豊かな地の利、若い世代が多い人の利を生かそう」と主張、支持を浸透させた。
 市議会議員は共産党(4人)を除く全会派(4会派22人)が神保氏支持を表明し、選挙運動を担った。これに対し、峯岸氏陣営は元民主党県議が応援しただけだった。
 当日有権者数は、9万8334人(男5万782人、女4万7552人)。投票者数は、3万661人(男1万5212人、女1万5449人)。投票率は過去最低の31・18%(男29・96%、女32・49%)だった。
★埼玉県戸田市 市長選挙結果(投票率31.18%)
当 20610 神保国男(71)無現
  9640 峯岸光夫(66)無新



 埼玉県戸田市は、東京都板橋区や荒川区と県境を接する人口約13万人の市で、市長選は1998年から4期16年現職を務めて5選を目指す71歳の神保国男氏に元県議会副議長で66歳の峯岸光夫氏が挑みましたが、現職の神保国男氏が20610票を獲得して9640票を獲得した峯岸光夫氏をダブルスコアの大差で退けて5選を決めました。
 ん。東京都に隣接していて人口が急速に増えている若い市で、71歳の現職と挑戦者も66歳の一騎打ちで、若い方が市長選に挑戦しないというのもどうなのだろうと思うのですが、結果は…やはり予想がついたことで。
 この年齢で5選ともなると当然ながら多選批判も出てくるもので、4年後は年齢的にも出馬は微妙になって来るかと思いますが、神保国男氏は市制の舵取りは勿論ですが、後継者の育成という重大な仕事も同時並行で進める必要がありそうですね。

大阪市長に橋下氏再選 投票率最低の23・59%

2014-03-24 05:10:14 | Weblog
大阪市長に橋下氏再選 投票率最低の23・59% 2014年3月24日 共同 
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014032301001823.html
 大阪市長選は23日投開票され、日本維新の会傘下の政治団体「大阪維新の会」代表の前職橋下徹氏(44)=維新推薦=が3新人を破り、再選された。大阪都構想の推進を掲げて自ら仕掛けた出直し選を制したが、反対派が多い議会の構成は変わらず、展望は開けていない。投票率は23・59%で、過去最低となった。
 大阪府知事とのダブル選だった前回2011年の投票率60・92%を37・33ポイント下回った。これまでは1995年の28・45%が最低だった。橋下氏の任期は1期目の残り期間となり、15年12月まで。
 橋下氏の得票数は37万7472票。11年の得票から半分に落ち込んだ。
 

橋下氏、勝者なき再選 白票4万5000「万歳」もなし  2014年3月24日 日経
 出直し大阪市長選を大差で制し、再び大阪のかじ取りを託された橋下徹前市長(44)。23日の記者会見に「勝者」は姿を見せず、代わりに会見に臨んだ大阪維新の会幹部が大阪都構想を前進させると強調した。投票率は過去最低で、白票を投じた市民も4万5千人を超えた。他党は「民意を得ていない」と反発を強めており、選挙はさらなる混迷と対立を招く結果になった。
 大阪維新の会の党本部(大阪市)は「万歳」もなし。橋下氏の代わりに松井一郎幹事長(大阪府知事)が午後8時すぎから1人で記者会見した。
 松井氏は選挙結果を「大阪都構想の設計図を見せてという意思表示だ」と総括し、設計図作りについて市民の信任を得たと強調。橋下氏が報道各社の要請に応じず、不在の理由を「明日(24日)からの市長職の準備のため」などと釈明した。
 松井氏は「無駄な選挙と言われる中で投票に行ってくれた有権者の方々にお礼を申し上げたい」と頭を下げたうえで、「主要政党が候補を擁立せず、対立軸が明確でない状況下で、単に(投票率が)低いとはいえない」と持論を述べた。
 一方、自民、公明、民主系、共産の市議会各会派の幹事長4人は午後8時すぎから市役所で合同記者会見を開き「無駄で茶番な選挙だった」と異口同音に批判した。
 候補者擁立を見送ったのは「大義がない選挙なので、批判を受ける筋合いはない」と主張。「大阪都」に移行しなければ橋下氏の任期満了で来年冬に予定される市長選に「4会派で足並みをそろえて候補を出したい」(公明党の待場康生幹事長)と、統一候補擁立を検討すると表明した。

★大阪市長選挙結果
当 橋下徹 377472
  藤島利久 24004
  マック赤坂 18618
  二野宮茂雄 11273



 大阪市長選は、橋下徹前市長が都構想を争点に辞職・出直し選挙選を求めたことから、その前職で44歳で維新の会が推薦する橋下徹氏、元派遣社員で37歳の二野宮茂雄氏、団体役員で65歳のマック赤坂氏(ご存じ東京都知事選に毎回のように出馬される方ですね)、団体役員で51歳の藤島利久氏(昨年12月1日に高知県長岡郡本山町長選に出馬するも最下位落選された方のようです)の4人による争いとなりましたが、
 橋下徹氏が37万7472票を獲得して、24004票を獲得した藤島利久氏、18618票を獲得したマック赤坂氏、11273票を獲得した二野宮茂雄氏を難なく一蹴する予想通りの結果に終わりました。

 ん。自民・民主・公明・共産の各党が「市長選に大義がない」などとして候補の擁立を見送ったことから結果は目に見えていたのですが投票率は23.59%で、しかも白票が次点候補者の2倍近い45000票近くもある有様。
 政令指定都市での最低投票率には1979年京都市長選の16.13%というのがあり、今回の投票率はワースト6位だそうですが、白票=選択肢を与えられなかった無言の抗議票とみて良さそうですし、再選を決めたところで都構想が飛躍的に進むというものでもないと思うのですが、一体誰のための何のための選挙だったのだろう? と今一度考えさせられるものがあります。

パリの大気汚染が危険水準に、20年ぶり自動車運転規制へ

2014-03-18 08:12:27 | Weblog
パリの大気汚染が危険水準に、20年ぶり自動車運転規制へ 2014年03月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYEA2G03820140317
 


 ナンバープレート規制がどうこう…というニュースが流れてきたので、『あ~はいはい。中国のいつもの話ね』と聞き流していたら、場所はパリと聞いて、吃驚してニュースを検索したら、こんなニュースがリリースされていました。
 ん。非常事態で致し方ないとはいえ、保有している車2台がいずれも偶数(あるいは奇数)ナンバーなケースもあるでしょうし、中国のようにナンバープレート規制を想定している国ではないだけに、市民にも心の準備がないでしょう。
 もしこの措置が長期化するなら物議を醸しそうですね。

岩手 久慈市長、遠藤氏初当選 市政刷新訴え現職破る

2014-03-17 06:55:10 | Weblog
岩手 久慈市長、遠藤氏初当選 市政刷新訴え現職破る 2014年3月17日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20140317-OYT8T00010.htm
 久慈市長選は16日、投開票が行われ、新人でNPO法人副理事長の遠藤譲一氏(60)(無所属)が、現職の山内隆文氏(62)(同)を破り初当選を果たした。
 投票率は70・34%で、前回の70・61%を0・27ポイント下回った。当日有権者は3万392人。
 遠藤氏は、市政刷新をスローガンに市長多選自粛条例の制定や、行政組織のスリム化を公約として掲げたほか、少子高齢化対策に力を入れ、女性の積極的な登用を訴えてきた。53票差で敗れた前回選から4年間かけて市内各地を巡って基盤を固め、連合岩手と政策協定を結び、市議4人から支援を受けるなどした。
 同市八日町の事務所には開票前から支持者が集まり、初当選を決めた遠藤氏は、「4年間くまなく市内を歩いてきた成果だ。住民の声を直接聞いてきたことに尽きる。現状の課題を洗い出し、開かれた市政を目指したい」と抱負を述べた。
 3選を目指した山内氏は、市議24人の過半数から支援を受けるなどしたが及ばなかった。山内氏は同市二十八日町の事務所で、「約3000票の差があり、訴えが市民にご理解いただけなかった。私自身の力が足りなかった」と述べた。
★岩手県久慈市 市長選挙結果(投票率70.34%)
当 12139 遠藤譲一(60)無新
  9115 山内隆文(62)無現



 岩手県久慈市は、県の北東部に位置する2006年3月に旧久慈市と山形村が合併して誕生した人口約3.5万人の市で、市長選は合併前の2003年の選挙で当時6期連続で市長を務めていた久慈義昭氏を破ってから現職を続けている山内隆文氏に、4年前の前回選挙選でも出馬したNPO法人役員の遠藤譲一氏が再度挑戦しましたが、
 市政刷新をスローガンに市長多選自粛条例の制定や、行政組織のスリム化を公約として掲げたほか、少子高齢化対策に力を入れ、女性の積極的な登用を訴えた遠藤譲一氏が12139票を獲得して
 9115票を獲得した現職山内隆文を破りました。
 4年前の前回選挙選では、3人による争いとなり、山内隆文氏10562票VS遠藤譲一氏10509票と後一歩のところで及びませんでしたが、今回は執念の雪辱銭を制する形で初当選を決めましたね。
 まずは第一歩をどう踏み出すのか。現職を執念の形で破った遠藤譲一氏がどのような市制の舵取りを行うのかに注目です。

石川県知事に谷本氏が6選 現職で最多当選

2014-03-17 06:51:21 | Weblog
石川県知事に谷本氏が6選 現職で最多当選 2014年3月17日 共同
 任期満了に伴う石川県知事選は16日に投票、即日開票され、無所属で現職の谷本正憲氏(68)が、いずれも無所属新人で市民団体事務局長の木村吉伸氏(62)=共産推薦=、元県議の川裕一郎氏(42)を破り、6選を果たした。茨城県の橋本昌知事に並び、現職知事で最多当選となる。投票率は44.98%と前回を3.15ポイント下回った。
 谷本氏は自民、民主、公明各党の県連・県本部や連合石川の推薦を受けた。港湾や空港の整備など5期20年の実績を強調し多選批判をかわした。
★石川県知事選挙結果
当 谷本まさのり 285242
  川裕一郎   94212
  木村よしのぶ 34464



 石川県知事選は、5期20年現職を務めて自民県連・民主県連・公明県本部・連合石川が推薦。社民県連合が支持する谷本正憲氏に、元県議会議員の川裕一郎氏、新しい県政をつくる県民の会事務局長で共産が推薦する木村吉伸氏が挑むも、
 5期20年の実績をアピールすると共に、新幹線開業効果の拡大、交流基板の充実などを掲げた谷本正憲氏が28万5242票を獲得して
 転原発、知事退職金廃止を主張して94212票を獲得した川裕一郎氏 
 志賀原発の即時廃炉、消費税8%増税の中止などを訴え34464票を獲得した木村吉伸氏
  に圧倒的大差をつけて6選を決めました。

 まあ、志賀原発については、立地の危険性は問われているものの、北陸電力の場合、関西電力などと比べると原発依存度は相対的に低めで、大至急で原発を再稼働させなければならない理由もありません(あえて次の4年間の間に事を荒立てるメリットがない)し、県民としては北陸新幹線の開業問題の方が関心は高く、またこの問題以外は大きな争点もなく、多選批判や谷本正憲氏の現在の年齢を考慮すると、おそらくは今回からの4年間は集大成を成し遂げると共に、次の後継者の育成と言う形になりそう。
 川氏は知事退職金廃止の公約が票数を獲得する意味でのアピールになったものの、両候補とも現職相手に全く勝負をさせて貰えなかった感があります。

中国、影の銀行封じ 預金金利 自由化急ぐ 資金の流れ、偏り正す

2014-03-12 06:30:27 | Weblog
中国、影の銀行封じ 預金金利 自由化急ぐ 資金の流れ、偏り正す 2014年3月12日 日経
 中国が当局の目が届かない「影の銀行」封じに動き始めた。地方を中心に融資が膨張し、金融リスクへの懸念が内外で強まっているためだ。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は11日、期限を明示して預金金利を自由化する考えを表明。高利回りの理財商品にマネーの流れが偏らないようにする意向を示したが、実現には曲折も予想される。
 「個人的な見解だが……」。周総裁は慎重な言い回しながら「預金金利の自由化は1、2年以内に実現する可能性が高い」と踏み込んだ。昨年7月、中国は貸出金利の下限規制を撤廃。残る預金金利の自由化は金融改革の焦点の一つだ。
 現在、預金金利の上限は人民銀が定める基準金利の1.1倍。1年の定期預金なら年3.3%だ。一方、理財商品は期間3カ月程度で利回りが年6%を超えることも多い。集まった資金は不動産開発などに流れ込み、当局も全体像を把握できない。理財商品の債務不履行(デフォルト)問題も相次いでいる。
 周総裁は「新しい金融サービスが金利自由化を後押しする力になっている」と指摘。まずは預金金利の自由化で、いびつなマネーの流れを正す姿勢を示した。
 人民銀は人民元相場を巡る投機取引についても警告行動に出ている。2月下旬に元売り介入で、元相場の急落を演出。元高・高利回りを当て込んだ海外からの投機資金の流入をけん制した。ただ地方政府を中心に「影の銀行」抑制による信用収縮への警戒も強い。


中国アリババのオンラインMMFが急拡大 8千万人超の加入者獲得 2014年3月11日付 英フィナンシャル・タイムズ紙
 わずか9カ月前にサービスを開始した中国のオンラインMMF(マネー・マーケット・ファンド)が、同国の株式市場を上回る顧客を集めている。一連の金融改革で中国の金融サービス業界が急速に様変わりしつつある現状をあらわしている。
 電子商取引大手のアリババ集団が昨年6月に開始したオンラインMMF「余額宝」の顧客数は、2月末時点で8100万人に達した。これに対し、中国全体の株式取引の利用口座数は3月初めの時点で約7700万口座だった。
 この爆発的な成長により、「余剰の財宝」を意味する余額宝は世界有数の大規模なMMFの1つになった。
 中国金融当局の複数の高官はフィナンシャル・タイムズ紙に対し、余額宝の運用資産残高が3月第2週までに5000億元(814億ドル)に達したと明かした。調査会社のリッパーによると、世界で4番目に大きな規模のMMFになった。

■年率6%前後の金利に殺到する利用者
 投資家が余額宝をはじめとするオンラインファンドに殺到している理由は、年率6%前後の金利や必要に応じて資金を引き出せる利便性だ。これに対し、銀行の1年物定期預金の年利上限は3.3%に定められている。
 主要銀行の普通預金の年利が0.35%にとどまるなか、1年前には存在していなかったオンライン金融の急拡大は、多額の債務の上に成り立つ中国経済のリスク要因になりかねないという懸念が浮上してきた。
 「これら(新たなオンライン金融商品)は中国の金融システムを奈落の底に落とす可能性をはらむ」。北京大学金融学部の呂随啓副主任はこう懸念する。
 一方、中国政府は、金利自由化や国有企業が独占する金融サービス部門での規制緩和などの金融改革を続ける構えをみせている。
 中国の李克強首相は先週、全国人民代表大会(全人代)での施政方針演説で、政府は「インターネットバンキングの健全な発展を推進する」と述べた。
 余額宝だけでなく、中国の検索大手の百度(バイドゥ)やネット大手の騰訊控股(テンセント)などが相次ぎスタートさせた同様のサービスに投資家は強い関心を寄せており、このことは最近2カ月間での顧客数の伸びが顕著に示している。
 アリババと共同で余額宝を提供する資産運用会社の天弘基金によれば、余額宝の顧客数は1月15日現在の4900万人から、2月26日には8100万人に急増した。



 ほぉ。中央銀行の個人的見解ながら、いよいよ中国も預金金利の自由化に向けて動き出す兆候が見えてきましたか…。
 こちらは、勿論影の銀行封じの問題もあるのでしょうが、預金金利が人為的に抑えられているため、庶民が正当な預金に預けてくれないという切実な問題もあるでしょうし、金利水準も1年物定期預金の年利上限は3.3%で主要銀行の普通預金の年利が0.35%という有様。
 長年ゼロ金利に慣れてしまった日本人目線では一見高く映りますが、中国の物価・賃金上昇率を考慮すると、1年定期に預けているだけでは、消費者金利の上昇に負け 実質価値が目減りしてしまいます。

 一方、アリババのオンラインMMFは年率6%前後と、日本にMMFが登場した時以上に定期預金との金利差が大きく開いていますし、そのうちアリババだけでなく信用状態の良くない企業までMMFを発行したあげくあえなく経営破綻で金融経済が大混乱(日本や米国のMMFと異なり、中国のMMFは幅広い資産に分散投資するというものではなさそうですね)という悪循環にもなりかねないだけに、さすがに見直しの時期も来ているのではないでしょうか。
 私たち日本人の常識では、MMFはめったに元本割れしない安全資産という認識がありますが、そういった金融のルール作りも必要でしょうし、この動きは注目したいと思います。





栃木 大田原市長選、津久井氏が1万6000票差で再選 市議補選は新人高木氏

2014-03-10 05:49:32 | Weblog
大田原市長選、津久井氏が1万6000票差で再選 市議補選は新人高木氏  2014年03月10日 下野
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20140309/1528905
 任期満了に伴う大田原市長選は9日、投開票が行われ、無所属で現職の津久井富雄氏(64)=自民、みんな、公明推薦=が約1万6000票の大差で再選した。市議補選(欠員1)は無所属で新人の高木雄大氏(30)が当選した。
 津久井氏は1万9934票、本沢氏は3386票だった。当選を果たし、万歳で祝った津久井氏は「2期目を任せていただき光栄。2期目は福祉の部分に力を入れていきたい。障害者の社会参加をしっかりやっていきたい」などと抱負を述べた。
 津久井氏は昨年12月に自民、みんな両党、年明けに公明党から推薦を受け、後援会「つくい富雄励ます会」の幹部にも自民、みんな両党から就任。盤石の態勢で選挙戦に臨んだ。
 一方、本沢氏は告示日10日前の2月20日に突如出馬表明。「指定廃棄物最終処分場の候補地決定前に反対の姿勢を示すべき」と訴えたが及ばなかった。
 市議補選は、高木氏1万1826票、無所属で元職の深沢賢市氏(61)6570票、共産党新人の秋山幸子氏(62)3403票だった。
 9日時点の有権者数は5万9373人(男2万9343人、女3万30人)で、投票率は前回(68・68%)を28・65ポイント下回る40・03%だった。市議補選(欠員1)の投票率は40・02%だった。
★栃木県大田原市 市長選挙結果(投票率40.03%)
当 19934 津久井富雄(64) 無現=自民、公明、みんな推薦
  3386 本沢節子(69)無新



 栃木県大田原市は、2005年10月に湯津上村と黒羽町を編入した人口約7.6万人の県北東部に位置する市で、市長選は4年前の前回市長選で5期20年現職を務めた当時の市長千保一夫氏を破り初当選。2010年4月から1期4年現職を務めて再選を目指す津久井富雄氏に農業経営の本沢節子氏が挑むも、
 1期4年の実績を強調すると共に、2期目は福祉の部分に力を入れていきたい。障害者の社会参加をしっかりやっていきたいと述べた津久井富雄氏が19934票を獲得して
 「指定廃棄物最終処分場の候補地決定前に反対の姿勢を示すべき」と訴え3386票を獲得した本沢節子氏 を一蹴。
 まあ、告示日10日前に突如出馬表明では知名度の浸透以前の話でしょうし、勝負もさせて貰えなかった感しかありませんね。

兵庫 洲本市長選 現職竹内氏が再選

2014-03-10 05:45:21 | Weblog
兵庫 洲本市長選 現職竹内氏が再選 2014年03月10日 神戸
 任期満了に伴う兵庫県洲本市長選は9日、投開票され、無所属現職の竹内通弘氏(68)が、無所属新人で元洲本市議の山木佳宏氏(59)を破り、再選を果たした。投票率は66・35%で、前回を5・02ポイント上回った。
 人口減少や農漁業振興などが課題となる中、市政運営の手腕などが争点となった。
 竹内氏は、交通利便性向上や学校給食実施など1期目の実績を強調。定住対策や6次産業化推進などを主張し、支持を広げた。
 山木氏は「現市政は政策の発信力に欠ける」などと批判し、企業誘致促進などを訴えたが、及ばなかった。
★兵庫県洲本市 市長選挙結果(投票率66.35%)
当 16700 竹内通弘(68) 無現
  8170 山木佳宏(59)無新



 兵庫県洲本市は、2006年2月に旧洲本市と五色町が合併して誕生した淡路島の中央に位置する人口約4.5万人の市で、市長選は4年前の前回選挙選で5新人の争いを制して1期4年現職を務めて再選を目指す竹内通弘氏に、農業経営の山木佳宏氏が挑むも、
 交通利便性向上や学校給食実施など1期目の実績を強調。定住対策や6次産業化推進などを主張した竹内通弘氏が16700票を獲得して
 「現市政は政策の発信力に欠ける」などと批判。企業誘致促進などを訴えて8170票を獲得した山木佳宏氏にダブルスコアの大差をつけて危なげなく再選を決めました。