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(22日の自治体首長選)静岡 牧之原市長に杉本氏初当選 大石氏、名波氏退ける

2017-10-24 12:35:52 | Weblog
(22日の自治体首長選)静岡 牧之原市長に杉本氏初当選 大石氏、名波氏退ける  2017年10月23日 静岡
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election/418398.html
 任期満了に伴う牧之原市長選と市議選は22日、投開票が行われ、市長選は無所属新人で前副市長の杉本基久雄氏(60)=連合静岡推薦=が元市議の大石健司氏(52)と元旧相良町議の名波力氏(71)の無所属新人両氏を退け、初当選を果たした。現職12人、新人5人が争った市議選も16人全員の顔ぶれが決まった。
 投票率は市長選、市議選ともに66・59%。市長選は前回選を4・30ポイント、市議選は4・31ポイント上回った。
 西原茂樹市長に後継指名された杉本氏は組織戦を展開。42年間の行政経験を強調し幅広い世代から支持を集めた。大石氏は「若い力」を訴えたが広がりを欠き、名波氏は榛原地域で浸透しなかった。
★静岡県牧之原市 市長選挙結果
当 11987票 杉本基久雄 無新
  7198票 大石健司 無新
  5532票 名波力 無新


 静岡県牧之原市は、県の西部に位置する2005年10月に榛原町と相良町が合併して発足した人口約4.5万人の市で、市長選は2005年10月から3期12年現職を務めた西原茂樹氏が出馬を見送ったことから、前副市長で60歳の杉本基久雄氏、元市議で52歳の大石健司氏、内装工事会社役員で71歳の名波力氏、の3新人による争いとなりましたが、
 「42年間行政に携わってきた。今こそ市民に経験や思いを返す時がきた」と行政経験をアピールすると共に榛原総合病院については「医師確保に努めていく」と述べ、茶業振興や子育て支援のさらなる充実、高齢者の公共交通対策などにも力を注いでいく考えを示した杉本基久雄氏が11987票を獲得して
 「合併から12年たっても一つの市として発展できていない。しがらみのない若い世代で、この街を一からつくり直したい」と決意を表明。意識改革の必要性を繰り返し説き「相良も榛原もない一つの街に。楽しく生活できる古里をつくっていきたい」と言葉に力を込めて7198票を獲得した大石健司氏
 榛原総合病院について「診療科ごとにテナント方式にして全国の医療機関や専門医に貸し出す。賃料や医療機器の使用料で病院の財政を健全化させる」と訴えると共に「市民の利便性を確保するため2庁舎体制を維持する」とも述べ、市役所相良庁舎の存続の必要性を強調して5532票を獲得した名波力氏 を退けて新人同士の争いを制しました。
 市民は実務経験の長い杉本基久雄氏を選択しましたが、まずは最初の1期4年 どれだけの実績を打ち出すことができるか…でしょうね。

(22日の自治体首長選)福井 越前市長選、奈良俊幸氏が4選 大久保恵子氏は及ばず

2017-10-24 12:34:29 | Weblog
(22日の自治体首長選)福井 越前市長選、奈良俊幸氏が4選 大久保恵子氏は及ばず 2017年10月23日 福井
www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/252029
 任期満了に伴う福井県越前市長選は22日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の奈良俊幸氏(55)が4選を果たした。前回に続いて2度目の挑戦となった元市議で無所属新人の大久保恵子氏(66)は及ばなかった。
 政党や各種団体などから多数の推薦を受けた奈良氏は、現職の強みを生かし選挙戦を有利に進めた。3期12年の実績を強調するとともに、今後4年間の重要課題として北陸新幹線南越駅(仮称)周辺整備や地方創生の取り組みを掲げ、支持を広げた。
★福井県越前市 市長選挙結果
当 25494票  奈良俊幸 無現
  12046票 大久保恵子 無新

 福井県越前市は、嶺北地方の中南部に位置する2005年10月に武生市と今立町が合併して発足した人口8万人程の市で、市長選は2005年11月から3期12年現職を務めて4期目を目指す55歳の奈良俊幸氏に、元市議で66歳の4年前の前回市長選でも挑戦した大久保恵子氏が挑みましたが
 3期目を振り返り、「半世紀に一度のまちづくり」として取り組んだ新庁舎の建設や武生中央公園の再整備、市総合計画達成度評価委員会の高い評価などに触れ「この4年間に着実な成果を上げることができた」と実績をアピール。北陸新幹線南越駅(仮称)の周辺整備について「本市の最大かつ最優先の課題」と強調。同整備の目標期限であり、第3期市中心市街地活性化基本計画の期間である2021年度末までの約5年間は、市政発展に極めて重要な時期になるとし「私の経験がさらなる市政発展のお役に立つのであれば、今後の市政運営に向けた決意を固めていく所存だ」と語った奈良俊幸氏が25494票票を獲得して、
 新庁舎建設地から出土した石垣の保存に関する市の対応などを批判。情報公開を徹底し、議会・市民との議論を尽くし、説明責任を果たしたいと語ると共に、公約としては、市政を市民の手に。市民の暮らしやまちづくりをお手伝いする市役所・職員を支える市長。箱モノ行政の打破。自らが身を切る改革姿勢―の4項目を挙げ、具体的には、多文化共生推進室の創設、1500年の歴史と文化・伝統を生かしたまちづくりの推進、市長の退職金返上・報酬の2分の1カット、小学校給食無償化の検討などに取り組むと語り12046票を獲得した大久保恵子氏 をダブルスコアで退けて4選を決めています。
 4選を決めた奈良氏のコメントが新幹線が開通あるいは開通予定の自治体のテンプレ過ぎるのは少し考えさせられるものもありますが、結果はダブルスコアで危なげなく勝ち抜いた印象です。

(22日の自治体首長選)神奈川 鎌倉市長選で松尾氏3選 4候補乱立、混戦制す

2017-10-24 12:30:46 | Weblog
(22日の自治体首長選)神奈川 鎌倉市長選で松尾氏3選 4候補乱立、混戦制す 2017年10月23日 神奈川
http://www.kanaloco.jp/article/285969
 任期満了に伴う鎌倉市長選は22日投開票され、無所属の現職松尾崇氏(44)が、いずれも無所属新人の元NHK記者飯田能生氏(53)、著述業岩田薫氏(64)、弁護士石田智嗣氏(55)の3氏を破り、3選を果たした。投票率は60.12%と過去最低だった前回(37.4%)を22.72ポイント上回った
 2期8年を務めた松尾氏の市政運営が焦点となった。市役所本庁舎の移転や新しいごみ焼却施設の整備などについて各候補が論戦を交わした。
 当選確実の報を受けた松尾氏は、「一人一人の市民に支えられて戦い抜くことができた。素晴らしい鎌倉を実現するために邁進したい」と頭を下げた。深沢地域への本庁舎移転を主張し、ごみ焼却施設は山崎での計画続行を基本とした。介護や子育てなど福祉分野のマニュフェストを掲げ、共生社会の実現を訴えた。
 飯田氏は共産党から自主的支援、神奈川ネットから勝手連的支援を受け「住民自治を実感できる政治」を目指した。
 岩田氏はごみ有料化撤廃や市役所移転反対を、石田氏は受動喫煙完全防止などを訴えたが、支持は広がらなかった。
★神奈川県鎌倉市 市長選挙結果
当 46666票 松尾崇 無現
  20816票 飯田能生 無新
  9893票 岩田薫 無新
  8247票 石田智嗣 無新

 神奈川県鎌倉市は、三浦半島西側の付け根に位置する人口約17.2万人の市で、市長選は2009年11月から2期8年現職を務めて3期目を目指す44歳の松尾崇氏に、ジャーナリストで55歳の飯田能生氏、著述業で64歳の岩田薫氏、弁護士で55歳の石田智嗣氏の3新人が挑みましたが、
 「2期8年で災害対応や子育て支援策の拡充に成果を上げた」とする一方で、市職員による不祥事の多発などに対して「継続して対応する必要がある」と続投を求めると共に 市役所本庁舎については「深沢の市事業用地へ移転」し、現在の場所には「図書館や生涯学習センターなどを集約したい」。ごみ処理施策では戸別収集の実施を目指すほか、新しい焼却施設に関しては「住民の理解を得るために話し合いを続けたい」と山崎浄化センター内への建設を進める考えを示した松尾崇氏が46666票を獲得して
 現市政を「中長期のビジョンがなく、重要な課題を進められない」と批判。本庁舎移転や新焼却施設については「計画をいったん凍結し、全市民で議論する仕組みを作ったうえで決定する」と述べ20816票を獲得した飯田能生氏
 ごみ処理有料化の中止を訴えるとともに、山崎への新ごみ焼却施設の建設は中止し「住民合意の上で別の場所にコンパクトな施設を設置するべき」とすると共に、本庁舎は「現在地で当面維持し、移転の費用を小学校の建て替えなどに活用するべき」としており、市職員の不祥事防止策、市が所蔵する文化財の展示施設の開設などに取り組むと語り9893票を獲得した岩田薫氏、
 主な政策に受動喫煙の完全防止、期限付きで弁護士を雇用し市民への法律サービスの充実、市職員の法律順守の徹底を掲げると共に、いじめ防止や高齢者、シングルマザーなどの支援を地域ぐるみで行い「孤立しない社会づくりを進めたい」とし、本庁舎については「現在地での建て替え」、ごみ焼却施設は「山崎での建設はいったん白紙にして再考する」と語り8247票を獲得した石田智嗣氏
 を退けて3選を決めました。
 色々批判はあったものの4候補が乱立した上に現職は44歳とまだ若手。市民は現職の続投を求めたようです。

(22日の自治体首長選)神奈川 川崎市長選で福田氏 再選 元市議吉沢氏ら破る

2017-10-24 12:25:31 | Weblog
(22日の自治体首長選)神奈川 川崎市長選で福田氏 再選 元市議吉沢氏ら破る 2017年10月23日 神奈川
www.kanaloco.jp/article/285942
 任期満了に伴う川崎市長選は22日投開票され、無所属で現職の福田紀彦氏(45)が、いずれも無所属新人で元市議の吉沢章子氏(53)、元教諭の市古博一氏(69)=共産党推薦 を破り、再選を果たした。
 初めて衆院選との同日選となったが、多くの市民が現市政の継続を選んだ。
 市長選は大きな争点がなく、主に福田市政1期4年の評価が問われた。
 福田氏は、子育て環境を充実する中学校給食の実現や待機児童の解消などの実績を強調し、現職の知名度も生かして終始優位に選挙戦を進めた。
 公約には、臨海部の産業活性化や認可保育所の整備拡充、差別の根絶を目指す条例制定などを掲げた。前回と同じく政党推薦は得なかったが、自民、公明、民進各党が再選支援の方針を決定。支持層が広がった。
 新人2人は出馬表明が9月下旬と出遅れが響いた。
 吉沢氏は、所属していた自民党の現職支援の方針には反し、立候補。「ストップしがらみ市政」を訴え、無所属や民進党の一部市議らが応援に入ったが支持は広がらなかった。
 市古氏は、臨海部の大規模開発の中止、少人数学級の実現、保育所の増設などを訴えたものの、浸透しなかった。
★神奈川県川崎市 市長選挙結果
当 40万2016票 福田紀彦
  12万2235票 吉沢章子
  7万8793票 市古博一氏

 神奈川県川崎市は人口150万人程の政令指定都市で、市長選は自民・公明の支援で再選を目指す現職で45歳の福田紀彦氏に対して、自民党市議団を離脱して無所属で出馬する前市議で53歳の吉沢章子氏、共産党が推薦する元教員で69歳のの市古博一氏の2新人が挑みましたが、
 「現在は川崎の人口が急増する一方、将来の人口減をにらみ、財政とのバランスをどう取るか難しいかじ取りを迫られる」と指摘。「税源を確保するには湾岸開発などの産業政策が必要だ。減債基金の取り崩しは一時的な財政需要に対応したもので、中長期的な財政フレームの中できちんと考慮している」と訴えた福田紀彦氏が40万2016票を獲得して
 4年間の福田市政について「(将来の市債償還に備える)減債基金を取り崩すという禁じ手を使い、財政の健全性が損なわれている」と批判。子育て支援策に関しても「保育所などハコモノに頼るのは財政的にもう限界だ。もっと総合的な施策が必要になる」と主張して12万2235票を獲得した吉沢章子氏
 福田氏が中学校の完全給食実施に踏み切ったことを評価しながらも「川崎の財政は全国有数の豊かさなのに、その豊かな財政が湾岸開発などで無駄に使われている。もっと子育て支援や高齢者福祉に使うべきだ」と主張。「湾岸開発をやめれば、川崎の豊かな財政は今後も維持できる」との考えを示して7万8793票を獲得した市古博一氏
 の両氏に大差をつけて危なげなく再選を決めました。
 前回の市長選で新人同士の争いとして良い勝負をした秀嶋善雄氏(福田氏14万2672票、秀嶋善雄氏13万9814票)が今回は出馬しなかったことでまあ勝負はあったかなとは思いましたが、結果は予想以上の大差に。
 武蔵小杉などタワーマンションの建設で子育て世代が急増する中、市長も難しいかじ取りを余儀なくされると思いますが、だからこそ市民は若い現職に未来を託したと言えるのでしょうね。

(22日の自治体首長選)茨城 鉾田市長に岸田氏 3氏抑え初陣飾る

2017-10-24 08:41:50 | Weblog
(22日の自治体首長選)茨城 鉾田市長に岸田氏 3氏抑え初陣飾る 2017年10月23日 茨城 
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15086747759884
 任期満了に伴う鉾田市長選と市議補選(欠員2)は22日、市内21カ所で投票が行われ、即日開票の結果、新人の元市議、岸田一夫氏(61)=無所属=が、いずれも無所属新人の3氏を混戦の末に破り、初当選を果たした。当日有権者は4万667人。投票率は62・26%(前回54・63%)だった。
 現職の鬼沢保平氏(64)の引退表明後に3人が相次ぎ立候補を表明。4人の激戦となり、人口減少対策や入札不調が続く「(仮称)鉾田市民交流館」建設問題などを争点に争われた。
 岸田氏は現計画での交流館建設に反対の立場。計画の白紙撤回や高齢者福祉、市街地活性化、子育て支援策などが評価された。今年5月末に立候補を表明し、交流館建設反対派を中心に、出身の大洋地区をはじめ市内全域で支持を広げた。
 同日午後11時50分すぎ、同市新鉾田の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、詰め掛けた支持者から拍手や歓声が上がった。岸田氏は「皆さんの不満をなくし、市民が主役の市政を実現したい」と抱負を述べた。
 小川一彦氏(58)は終盤に岸田氏を猛追したが、あと一歩及ばなかった。方波見和彦氏(51)は、序盤は優位に選挙戦を進めたものの、終盤の伸びに欠けた。田口清則氏(41)は、知名度不足が最後まで響き、十分に支持を広げられなかった。 (大平賢二)
★茨城県鉾田市 市長選挙結果
当 8332票 岸田一夫 無新
  6492票 小川一彦 無新
  6306票 方波見和彦 無新
  3153票 田口清則 無新


 茨城県鉾田市は、県の南東部に位置する2005年10月に鉾田町・旭村・大洋村が合併して発足した人口4.7万人程の市で、市長選は現職の鬼沢保平氏が引退を表明したことから
 元市議で58歳の小川一彦氏、元市議で61歳の岸田一夫氏、元衆院議員秘書で41歳の田口清則氏、元市議で51歳の方波見和彦氏 の4新人が出馬する混戦となりましたが、
 「市民の声が届かないまちを変える」と語り、「(仮称)鉾田市民交流館」計画の白紙撤回を主張。教育や子育て環境整備の推進を訴えた岸田一夫氏が8332票を獲得して
 「活気ある鉾田市をつくる」と決意表明。「独立した避難所設置や市民参加型予算など、公約は2年間で実現する」と支持を呼び掛けて6492票を獲得した小川一彦氏
  市民融和や子育て環境の充実を主張し、「(当選しなければ)絵に描いた餅。皆さんの力で私を市長にしてほしい」と訴え6306票を獲得した方波見和彦氏
 「文化教育や定住化対策など掲げた政策は実現できる」と強調。「財政健全化を図り、将来に希望を持てる市政づくりをする」と訴え3153票を獲得した田口清則氏 を退けて新人同士の争いを制しました。
 市民交流館計画の白紙撤回を主張した岸田一夫氏が当選したということは、現職の方針から切り替えることを市民は選択したという意味だと思いますが、岸田氏は最初の1期4年間でどのような実績を打ち出してくれるのでしょうか。

(22日の自治体首長選)茨城 桜川市長に大塚氏 2新人破り再選

2017-10-24 08:38:45 | Weblog
(22日の自治体首長選)茨城 桜川市長に大塚氏 2新人破り再選 2017年10月23日 茨城
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15086746994159
 任期満了に伴う桜川市長選は22日、市内20カ所で投票が行われ、即日開票の結果、現職の大塚秀喜氏(56)が、元会社員の高橋満氏(72)と元市議の榎戸和也氏(65)=いずれも無所属=の新人2人を破り、再選を果たした。当日有権者は3万6679人、投票率は68・15%(前回75・38%)。
 同市長選は、現職の大塚氏と新人の榎戸氏の事実上の一騎打ちとなり、市政の継続か刷新かが問われた。
 大塚氏は筑西市との新中核病院問題に道筋をつけるなど1期目の実績を強調しながら、人口減少問題を最重要課題に掲げ、子育てしやすく魅力あるまちづくりを訴えた。後援会を中心に組織戦を展開。白田信夫県議や多くの市議らから全面的な支援を得た。県食と農と水政治連盟(県農政連)をはじめ各種団体、自民党真壁支部、同大和支部、公明党県本部からも推薦を受けるなど、強固な地盤を背景に幅広い支持を集めた。
 台風が接近していることから、防災服姿の大塚氏が同市阿部田の選挙事務所に姿を現すと、詰め掛けた支持者からは当選を祝う拍手と歓声が上がった。大塚氏は「皆さんのおかげで2期目、名刺を持たせていただく。住みやすい街、住んでみたい街、誇れる街をぜひつくっていきたい。元気なまちづくりをしていく」と力を込めた。
 一方、榎戸氏は市財政の健全化や住民サービスの維持・向上などを訴え、支援者らと手作りの選挙を展開したが、及ばなかった。
 高橋氏は、独自の選挙戦を展開した。
★茨城県桜川市 市長選挙結果
当 13723票 大塚秀喜 無現
  10570票 榎戸和也 無新
   376票 高橋満 無新 

 茨城県桜川市は、県西部の2005年10月に岩瀬町・真壁町・大和村が合併して発足した人口4.1万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙戦で当時の市長だった中田裕氏の3選を阻んで2013年10月から1期4年現職を務めて再選を目指す56歳の大塚秀喜氏に、元市議で65歳の榎戸和也氏、72歳の高橋満氏の2新人が挑みましたが、
 市政継続を訴えた大塚秀喜氏が13723票を獲得して
 「現市長は合併特例債を使って大型公共事業を相次いで計画しているが、費用対効果の説明がない」と批判するとともに、人材育成などを掲げて10570票を獲得した榎戸和也氏 を退けて再選を決めました。
 後援組織を持たず、独自の選挙戦を展開した高橋満氏は376票を獲得しています。

(22日の自治体首長選)千葉 柏市長選は現職秋山氏 圧勝

2017-10-24 08:34:07 | Weblog
(22日の自治体首長選)柏市長に秋山氏(千葉県) 2017年10月23日 時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102300504&g=pol
 秋山浩保氏(49)=無所属・現=が、会社員の鈴木清丞氏(58)=無所属・新/共産支持=、元市議の坂巻重男氏(68)=無所属・新=を破り3選。

福祉に加え教育を充実 秋山柏市長が3期目抱負 千葉  2017年10月23日 産経
www.sankei.com/region/news/171024/rgn1710240015-n1.html
 22日に投票が行われた任期満了に伴う柏市長選で3選を果たした秋山浩保氏(49)に23日、同市選挙管理委員会の榊隆夫委員長から当選証書が手渡された。投票率は49・14%(前回24・99%)だった。
 秋山氏は「2期8年の実績が評価されたことが勝因。財政再建を進めながら、一方で福祉に力を入れたことが評価されたと思う。3期目は福祉に加えて教育を充実させ、魅力ある学校作りに取り組む」と抱負を述べた。
 選挙が3週間前倒しされたことについては、「訴え切れない面もあったが、投票率が大幅に上がったことは良かった。10万票を超える票はありがたい、責任を感じる」と答えた。
 台風21号に備え、選挙事務所での万歳や当選報告を一切行わない異例の選挙。秋山氏は「支援してくれた方々に直接お礼、報告ができないのは少し寂しい」と話した。
★千葉県柏市 市長選挙結果
当 11万2083票 秋山浩保
  2万3985票 鈴木清丞
  2万2306票 坂巻重男


 千葉県柏市は、東京都への通勤者も多い人口42万人程の中核市で、市長選は2009年11月から2期8年現職を務めて3期目を目指す49歳の秋山浩保氏に、会社役員で68歳の坂巻重男氏、会社員で59歳の鈴木清丞氏の2新人が挑みましたが、
 「耳に痛いことも訴えてきたが、それをみなさんに受け入れてもらったから財政再建ができた」と実績をアピール。「十年後を目指し『選ばれる街』づくりをオール柏で進める」と支持を呼びかけた秋山浩保氏が11万2083票を獲得して
 「開発優先の市政にストップをかけようと立ち上がった」と力を込めた。駅西口の再開発問題を取り上げて「市の情報公開が進んでいない」と批判。「雨にぬれないバス停など、市民の小さな願いを聞き入れる市政が必要。本来は国がやるべき教育無償化を市独自で進める」と強調して2万3985票を獲得した鈴木清丞氏
 昨年閉店した百貨店の跡地利用や市民病院の建て替え問題を巡って「現職は行政トップとしての手腕を発揮していない」と指摘。市職員の市内在住を促進することで「市民税の増収を図り、市長や議員の報酬削減で貴重な財源を確保する」と訴え2万2306票を獲得した坂巻重男氏
 の2新人を危なげなく退けて3選を決めています。

(22日の自治体首長選)栃木 那須烏山市長に川俣氏初当選 県内初の女性市長に

2017-10-24 08:25:19 | Weblog
(22日の自治体首長選)栃木 那須烏山市長に川俣氏初当選 県内初の女性市長に 2017年10月23日 下野
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20171022/2851859
 任期満了に伴う那須烏山市長選は22日、投開票が行われ、無所属新人で前市議の歯科医川俣純子(かわまたじゅんこ)氏(57)=自民、公明推薦=が初当選した。県内での女性市長は初めて。投票率は57・77%。

栃木県内初の女性市長 将来像どう示す 那須烏山市長選  2017年10月23日 下野
www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20171023/2852911
 8年ぶりの選挙戦となった那須烏山市長選は川俣純子氏(57)が初当選し、県内初の女性市長として市のかじ取り役を託された。
 地元選出の三森文徳県議を後ろ盾に、自民、公明両党や各種団体の推薦、市議17人中15人の支持を受けた川俣氏。組織的な支援がない対立候補の塚原雅志(つかはらまさし)氏(67)との差は歴然だった。
 結果は見えていたが、川俣氏陣営は当選後の市政運営も見据え「一票でも多く市民の信任を得る」と精力的な選挙活動を展開した。
 旧烏山町と旧南那須町の合併以来、現職の大谷範雄(おおやのりお)氏(69)以外で初めて市政のトップに就く川俣氏だが、直面する課題は多い。
 この12年間で市の人口は約4千人減り、人口の3分の1強が65歳以上という状況。人口減対策は急務で、市庁舎整備などハード面の課題も残る。また合併による優遇措置があった地方交付税の減少が始まり、合併特例債の発行残高が約16億円になるなど財政運営でも新たな局面を迎えている。
★栃木県那須烏山市 市長選挙結果
当 11182票 川俣純子 無新
  1748票 塚原雅志 無新


 栃木県那須烏山市は、2005年10月に烏山町と南那須町の新設合併して発足した県東部の人口約2.6万人の市で、市長選は合併前の南那須町長で初代市長として3期12年現職を務めた69歳の大谷範雄氏が引退を表明したことから
 元市議(歯科医師)で自民・公明が推薦する57歳の川俣純子氏と元塾講師で67歳の塚原雅志氏の2新人による争いとなりましたが、

 「一人では無理だが、皆が一生懸命になれば必ずこの市を変えられる」と市政への思いを熱っぽく語った川俣純子氏が11182票を獲得して
 「バスは列車との接続も悪く不便で、利用者に分かりにくい。広域行政組合で運営する病院も改革、民営化が必要」と述べ、路線バス無料化などの交通革命や日本語学習やそろばんを充実させる教育改革を公約に掲げて1748票を獲得した塚原雅志氏を退けて新人同士の争いを制しました。
 ん…。新人同士の争いとはいえ自公の推薦を受けた川俣氏の有利が動かないとは思っていましたが、6.4倍近い差がつくとは吃驚。
 川俣氏は市民の期待に応えられるようにまずは最初の1期4年にどのような実績を打ち出すことができるかが問われることになるかと思います。

(22日の自治体首長選)青森八戸市長選 現職小林真氏圧勝

2017-10-24 08:20:29 | Weblog

小林氏「訴えた政策進める」 八戸市長選 2017年10月23日 東奥日報
www.toonippo.co.jp/news_too/nto2017/20171023029908.asp
 22日に投開票が行われた青森県八戸市長選で4選が確実となった現職の小林眞さん(67)は午後9時15分すぎ、廿三日町の事務所で当選セレモニーに臨んだ。祝福に駆け付けた支持者らに感謝しつつ「選挙戦で訴えた政策一つ一つをしっかりと計画的に進める。今後も支援をお願いしたい」と述べた。

★青森県八戸市 市長選挙結果
当 7万2718票 小林真
  1万3889票 松橋三夫
  1万0564票 清水文雄

 青森県八戸市は県北東部に位置する2005年3月に南郷村を編入した人口22.8万人程の市で、市長選は2005年11月から3期12年現職を務めて4期目を目指す67歳の小林真氏に、共産党役員で68歳の松橋三夫氏、歯科医院院長で69歳の清水文雄氏が挑みましたが、
 「これまでの施策の成果が芽吹いているのを実感する。4度目の信任が得られるなら郷土八戸の発展に一身をささげたい」と決意を語った小林真氏が7万2718票を獲得して
 市立保育園や幼稚園が廃止され、子育て世帯の貧困化も進んでいると感じている。現状を「冷たい市政」と言い切り「現状転換が求められている」と強調。「安心して住める、子育てできる、長寿を迎えられる八戸をつくる」国民健康保険税の1万円引き下げや減免制度、中学生までの子どもの医療費無料化実現などを目指すと語り1万3889票を獲得した松橋三夫氏
 「八戸のどこを変えたら、もっと好きになれるのか」を考えた。市中心部に公共施設が次々と建設されているが、「ハードを造っても、そこにいる人に魅力がなければ旅人は来ない」と語り、政策のテーマとして「人口減少社会を前提としたすてきで知的な街」を掲げ、公約の一つに教育の変革と充実を挙げる。全中学生を海外に2週間ほど留学させる案や、校長の民間人登用などを検討すると語り1万0564票を獲得した清水文雄氏 
 の2新人を危なげなくひけて4選を決めています。


(22日の自治体首長選)現職の村山氏が接戦を制し3選 新潟 上越市長選

2017-10-24 08:13:57 | Weblog
(22日の自治体首長選)現職の村山氏が接戦を制し3選 上越市長選 2017年10月23日 新潟日報
www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20171023353250.html
 任期満了に伴う上越市長選は22日投票が行われ、即日開票の結果、現職の村山秀幸氏(69)=無所属=が、新人で元上越市議の中川幹太氏(42)=同=に1462票差で競り勝ち、3選を果たした。投票率は、衆院選とのダブル選となったにもかかわらず、8年前の前回選を0・75ポイント下回る64・34%だった。
 選挙戦は、村山氏の2期8年の市政運営と、人口減少が進む中でどのように地域活性化を図っていくのかなどが争点となった。
 当選を決めた村山氏は午後11時半すぎ、上越市下源入の後援会事務所で支持者らと万歳。「合併して12年のまちを次世代にふさわしいまちにするため、ぶれずに取り組んでいく」と喜びを語った。ただ、僅差での勝利については「8年間訴えてきたことが、これほど厳しいことだったとは。結果をしっかり受け止めたい」と神妙な顔つきをした。
 村山氏は財政再建の実績を強調し、市政の継続を訴えた。自民、公明両党の推薦、社民党の支持を得たほか、市選出県議や大半の市議、経済団体の支援を受け、厚い組織戦を展開した。
 中川氏は合併によって旧町村部の個性が失われたと現市政を批判。予算編成権を地域自治区に移譲するなど市政の変革を訴えたが、わずかに及ばなかった。
★新潟県上越市 市長選挙結果
当 52609票 村山秀幸 無現
  51147票 中川幹太 無新

 新潟県上越市は、2005年1月に安塚町、浦川原村、大島村、牧村、柿崎町、大潟町、頸城村、吉川町、中郷村、板倉町、清里村、三和村、名立町を編入合併した人口19.4万人程の上越地域の中心都市で市長選は2009年11月から2期8年現職を務めて3期目を目指す69歳の村山秀幸氏に、元市議で42歳の中川幹太氏が挑みましたが、
 市政の継続を求めた村山秀幸氏が52609票を獲得して
 減り続ける人口問題に対して、特に地域の核となるべき若者が減る現状に危機感を示して交流・定住人口の増加と観光振興に意を用いると訴え51147票を獲得した中川幹太氏 を1462票差でかろうじて退けて3選を決めました。

 こちらの市長選は、佐渡市に在住の2016年10月に行われた新潟県知事選挙にも立候補した後藤浩昌氏も立候補(結局知事選は米山隆一氏が勝利&後藤氏は1.1%相当の票しか獲得できない結果に終わりました)という報道があり、上越とは縁もゆかりもない方の登場で??? と困惑したのですが、結局後藤氏は出馬を取りやめたようで一騎打ちとなった結果は若手の台頭を望む方も多かったのか、予想以上の接戦に…。
 村山氏は3選は決めたとはいえ、NO! を突き付けた市民も多く、次の4年間にどう取り組むかが厳しく問われることになりそうですね。

(22日の自治体首長選)埼玉 春日部市長選、接戦制し石川氏が4選 票差はわずか8票

2017-10-24 08:11:31 | Weblog
(22日の自治体首長選)埼玉 春日部市長選、接戦制し石川氏が4選 票差はわずか8票、支援者に感謝「一票の積み重ね結果に」2017年10月23日 埼玉
www.saitama-np.co.jp/news/2017/10/23/08_.html
 任期満了に伴う春日部市長選は22日投開票され、現職の石川良三氏(66)=無所属=が、元市議の新人岩谷一弘氏(51)=無所属=を破り4選を果たした。石川氏が4万8453票、岩谷氏が4万8445票で、票差はわずか8票の接戦だった。
 当選の報を受け、事務所は歓声に包まれた。石川氏は「本当に皆さんのおかげ。一票の積み重ねが結果につながった」と支援者に感謝した。
 石川氏は選挙戦で3期12年の実績をアピール。春日部駅鉄道高架化事業など市の将来展望を示した。後援会が組織的に地域の支持を固めた。衆院選と同日選挙となり、自民党支持層などの票を積み増しすることができた。
 岩谷氏は支援する市議や元県議、地元の若手経営者らが支持。現職の市政運営を批判し、一部地域で選挙を優位に進めたが、わずか8票で涙をのんだ。
 当日有権者数は19万8510人(男9万8262人、女10万248人)。投票者数は9万9145人(男4万9652人、女4万9493人)。投票率は衆院選と同日選挙だった影響もあり、前回の23・82%を大幅に上回る49・94%だった。
★埼玉県春日部市 市長選挙結果
当 48453票 石川良三 無現
  48445票 岩谷一弘 無新

 埼玉県春日部市は県東部の2005年10月に旧春日部市と庄和町が合併して発足した人口23.2万人程の特例市で、市長選は2005年11月から3期12年現職を務めて4期目を目指す66歳の石川良三氏に、元市議で51歳の岩谷一弘氏が挑みましたが、
 市立医療センターの新築移転や小児救急夜間診療所開所などの実績を訴えるとともに、人口減少時代の中で、教育の充実や春日部駅付近連続立体交差事業の推進など市政の課題を強調。「今後も『日本一幸せに暮らせるまち』を目指し、現場主義を貫きながら市政運営に全力投球したい」と意欲をみせた石川良三氏が48453票を獲得して、
 「今の市政は市民の声を聴かず、都合の悪い情報を公表しなくなった。私は市民の声に耳を傾け、市政に反映させる」と力を込めて48445票を獲得した岩谷一弘 を大接戦の末に振り切って4選を決めました。
 ん…。市民を2分した選挙戦は実に8票差ですか…(吃驚 
 悪天候などを理由に投票所に足を運ばなかった方で岩谷さんを支持していた方にとってはこれ以上ない後悔になったと思いますし、現職の石川氏も4選は決めたといえ、票を投じた方の半数近くがNO! を突き付けたわけで…。
 次の4年間の市政運営は大変なことになりそうですね。

(22日の自治体首長選)<宮城知事選>村井さん4選 富県戦略推進に信任、圧勝に笑顔

2017-10-24 08:09:19 | Weblog
(22日の自治体首長選)<宮城知事選>村井さん4選 富県戦略推進に信任、圧勝に笑顔 2017年10月23日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171022_11082.html
 22日投開票された知事選は、無所属現職の村井嘉浩さん(57)が県民の大きな信任を得て、4選を決めた。圧倒的な得票を積み上げた勝利に、陣営は喜びを爆発させた。県政転換を訴えた無所属新人の多々良哲さん(59)=共産推薦=は現職の知名度に屈し、支援者は一様に肩を落とした。
 投票が締め切られて間もない午後8時すぎ。村井さんの「当選確実」を伝えるテレビ各社の速報が流れると、仙台市宮城野区榴岡の事務所では支援者が喜びを分かち合った。5月に死去した実父のネクタイを身に着けた村井さんが登場し、トレードマークの笑顔を全開にすると、割れんばかりの拍手が送られた。
 県議時代から支える伊藤信幸選対本部長は「多くの支持を受け、4回目の当選を飾ることができた。選挙戦での訴えを、次の4年間で実行すると確信している」とあいさつし、村井さんと握手を交わした。
 村井さんは東日本大震災からの復興完結と富県戦略の推進を旗印に、4選を目指す選挙戦に臨んだ。
 自ら誘致したトヨタ自動車東日本(旧セントラル自動車、大衡村)で製造された小型ミニバン「シエンタ」を選挙カーに仕立て、県内全域をくまなく回り、有権者の声に耳を傾けた。
 衆院選と同日選になったのを受け、出身母体の自民、与党を支える公明と連携を強化。たびたび衆院選候補者の応援にも入った。事務所には両党の県議、市議が大勢駆け付けた。
 郡和子仙台市長も訪れて当選を祝福し、村井さんと握手を交わした。支援する県議の会の安藤俊威会長は「4期目なので何倍も活躍してもらえると思う」とエールを送った。
★宮城県知事選挙結果
当 82万5460票 村井嘉浩
  18万4776票 多々良哲


 宮城県知事選は現職で4選を目指す57才の村井嘉浩氏に共産党が推薦する59才で元団体役員の多々良哲氏が挑みましたが、
 「東日本大震災の復興は、インフラ復旧などハード整備を最優先にした。今後はコミュニティー再生や農産物の販路拡大などに力を入れる」と訴えた村井嘉浩氏が82万5460票を獲得して、
 「大企業の工場誘致で経済を循環させる村井県政のやり方は、真の豊かさではない。農林水産業や、地場産業の応援を優先する」と主張して18万4776票を獲得した多々良哲氏
 に実に4倍半近い圧倒的大差をつけて危なげなく4選を決めています。

23日の米国主要3市場は利益確定売り ダウ0.23%安、ナスダック0.64%安、S&P500種0.4%安

2017-10-24 07:58:55 | Weblog
米国株、ダウ反落し54ドル安 利益確定売り、GE大幅安 2017年10月24日 日経
 23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反落した。終値は前週末比54ドル67セント(0.2%)安の2万3273ドル96セントだった。前週末まで連日で過去最高値を更新していたため、利益確定目的の売りが優勢になった。アナリストによる投資判断や目標株価の引き下げが相次いだゼネラル・エレクトリック(GE)が売られ、指数の重荷になった。
 GEは20日に発表した2017年7~9月期決算で純利益が前年同期比10%減少。モルガン・スタンレーやUBS証券が投資判断を引き下げ、配当を減らす可能性を指摘したのが嫌気された。前週末比で6%安とダウ平均構成銘柄で最大の下落率となり、1銘柄で指数を10ドル強押し下げた。
 ダウ平均と機関投資家の多くが運用指標に据えるS&P500種株価指数は前週末まで5日連続で過去最高値を更新していた。今週はダウ平均構成銘柄の4割強にあたる13社が7~9月期決算の発表を予定している。決算発表を控え、ひとまず目先の利益を確定する目的の売りが優勢になった。
 税制改革の不透明感も買い手控えにつながった。21日付の米ニューヨーク・タイムズ紙が、米下院共和党が減税の財源として、年最大1万8000ドルの401k(確定拠出年金)の税控除上限を2400ドルまで下げることを検討していると報じた。トランプ米大統領は23日に「あなたの401kは何も変わらない」とツイッターに投稿したが、税収中立を求める議会によって、中間層には実質増税になる可能性が意識された。
 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前週末比42.227ポイント(0.6%)安の6586.826で終えた。アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグル)、フェイスブックなど主力株が売られ、指数の重荷になった。
 業種別S&P500指数では全11業種中10種が下落した。「電気通信サービス」「資本財・サービス」「一般消費財・サービス」の下げが目立った。上昇は「公益事業」だけだった。
 10~12月期の売上高見通しが市場予想を下回った玩具大手のハズブロが大幅安。7~9月期の1株利益が市場予想を下回ったアルミ工業品大手のアーコニックにも売りが膨らんだ。GEが親会社の石油サービス大手ベーカー・ヒューズも下げた。総額16億ドルの社債を発行すると発表した動画配信大手のネットフリックスも安い。
 ダウ平均の構成銘柄ではマクドナルドやIBM、ゴールドマンサックスなどが下げた。
 一方、ハードディスク駆動装置(HDD)のシーゲート・テクノロジーズが大幅高。東芝の半導体メモリー子会社「東芝メモリ」にNAND型フラッシュメモリーを長期供給する見通しを示したのが好感された。四半期決算が市場予想を上回り、通期見通しを上方修正したアパレルのVFコーポレーションも高い。四半期決算が市場予想を上回る増収増益だったTモバイルUSも上昇。同業を買収すると発表したIT(情報技術)機器のシスコシステムズも小幅高で終えた。
 ダウ平均の構成銘柄では小売りのウォルマート・ストアーズやスポーツ用品のナイキ、日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が上昇した。

NY商品、原油は小幅高、イラクからの輸出巡り強弱感対立 金は反発 2017年10月24日 日経
 23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は小幅に上昇した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、この日から期近となった12月物は前週末比0.06ドル高の1バレル51.90ドルで取引を終えた。需給改善を期待した買いがやや優勢だった。ただイラクからの輸出が増えるとの報道もあり、上値は限られた。
 イラク南部からの10月の原油輸出が9月を下回るペースと23日伝わった。前週末には軍事対立が続くイラク北部のクルド自治区からの輸出が通常より少ないとも伝わっており、先物買いを誘った。ただイラク政府は今後、輸出を増やして巻き返す方針だとの報道もあり、持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。
 前週末に石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した米国の石油掘削装置(リグ)の稼働数は3週連続で減った。ハリケーンによる一時的な要因との見方もあるが、米国の増産が一服したことを好感した買いが続いた。市場では、今後の原油需給を見通すうえで「25日発表の米国の石油在庫統計を見極めたい」との声が聞かれた。
 ガソリンは5日続伸した。ヒーティングオイルは反落した。
 ニューヨーク金先物相場は小幅に反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は、前週末比0.4ドル高の1トロイオンス1280.9ドルで終えた。
 ドル高基調を背景に、ドル建てで取引される金には割高感から売りが先行した。ただ、朝方上昇していた米主要株価指数が下げに転じると、逃避資金の受け皿となりやすい金は下げ渋り、取引終盤にかけて上昇に転じた。
 銀は続落し、プラチナは3日続伸した。


 23日の米国株式市場は先週末の上昇の反動もあったのか利益確定の売りに押されて主要3市場揃って下げる展開
 NYダウは、先週末比54ドル67セント安い23273ドル96セントで終了(0.23%安)。
 ナスダックは、先週末比42.23ポイント安い6586.83ポイントで終了(0.64%安)。
 S&P500種は、先週末比10.23ポイント安い2564.98ポイントで終了(0.40%安)しました。

 GEが実に6.34%安と急落しましたが、証券各社が目標株価を引き下げ、配当を減らす可能性を指摘したことが嫌気された模様。
 マクドナルドの1.78%安、IBMの1.55%安、ゴールドマンサックスの1.06%安も目についたでしょうか。
 一方、ウォルマートが1.38%高、ナイキが1.13%高など。

 NY原油は、先週末比0.06ドル高い1バレル51.90ドルで終了。
 NY金は、先週末比0.4ドル高い1トロイオンス1280.9ドルで終了しています。

23日の日経平均は239円01銭高い21696円65銭で終了 衆院選結果で海外勢が物色

2017-10-23 17:17:09 | Weblog
東証大引け 初の15日続伸 アベノミクス信任で海外勢買い 2017年10月23日 日経夕刊
 23日の東京株式市場で日経平均株価は15日続伸し、前週末比239円01銭(1.11%)高の2万1696円65銭で終えた。15営業日連続の上昇は過去最長となる。日経平均は1996年7月15日以来、約21年3カ月ぶりの高値を付けた。22日投開票の衆院選で与党が圧勝し、アベノミクスの継続で日本経済の回復が続くと期待した海外投資家などの買いが入った。
 衆院選で自民党と公明党の与党の獲得議席数は全議席の3分の2の310議席を上回った。財政政策と日銀の大規模な金融緩和によるアベノミクスが継続するとの見方が強まり、海外投資家などが電気機器や鉄鋼、機械といった景気敏感株に買いを入れた。
 米国で大型減税を含めた税制改革の進展への期待が高まり、米株高や米金利が上昇したのも投資家心理を上向かせた。三菱UFJや第一生命HDといった金融株の上げが目立った。外国為替市場では円売り・ドル買いが進み、円相場は一時、1ドル=114円台に下落した。海外収益や輸出採算の改善期待から幅広い主力株に買いが入った。東証1部全体の8割に当たる1639銘柄が上昇する全面高の展開だった。
 JPX日経インデックス400は11日続伸した。終値は前週末比134.96ポイント(0.88%)高の1万5471.27だった。東証株価指数(TOPIX)も11日続伸し、14.61ポイント(0.84%)高の1745.25で終えた。いずれも年初来高値を更新した。
 東証1部の売買代金は概算で2兆5942億円。売買高は15億8207万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は313、変わらずは80銘柄だった。
 日電産と信越化は年初来高値を更新した。ファナックとコマツが上昇し、京セラと日東電も上げた。一方、セブン&アイとイオンは下落した。花王と資生堂は年初来高値を更新した後に下落した。NTTとJR東日本も安かった。
 東証2部株価指数は4営業日ぶりに反発した。朝日インテクと象印が上げ、東芝とシャープは下げた。

新興株23日 ジャスダックとマザーズ反発 与党勝利で、業績期待も支え 2017年10月23日 日経夕刊
 23日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前週末比34円20銭(0.95%)高い3637円38銭だった。22日投開票の衆院選で与党が大勝し、日銀による金融緩和が続くとの見方から買いが優勢になった。東証1部の多くの上場銘柄が上昇したことで投資家心理が改善し、ジャスダック平均を押し上げた。
 減速機メーカーのハーモニックや求人サイト運営のエンジャパンなど、時価総額が大きい銘柄の上昇率が高かった。市場では「2017年4~9月期の決算発表の本格化を前に、好業績期待の根強い銘柄に投資家の買いが集まりやすくなっている」(いちよし証券投資情報部課長の宇田川克己氏)との声が出ていた。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で607億円、売買高は1億942万株だった。不二精機やネクスウェア、シライ電子が上昇した。半面、田中化研や重松製、幼児活動研は下落した。
 東証マザーズ指数は反発し、13.68ポイント(1.26%)高い1098.55だった。独立系運用会社による株の大量取得が判明したUUUMが高かった。ウォンテッドやメドレックス、UNITEDも上昇した。2017年8月期の営業利益が従来予想を下回ったメタップスの売りが膨らんだ。パークシャやTKP、Gunosyも下げた。


 週明け23日の日経平均ですが、20日の米国株式市場が減税実現に期待が高まったことから堅調に推移(ダウ0.71%高、ナスダック0.36%高、S&P500種0.51%高)していたことに加えて昨日22日に行われた衆議院選挙で与党の自公が大きく勢力を減らさなかった(立憲民主が勢力を伸ばしたものの、希望は伸び悩み、共産も議席を大幅に減らす形)ことが素直に評価され、先週末終値(21457円64銭)よりも251円66銭高い21709円30銭&直後に21712円87銭も、10時前に21614円51銭まで上げ幅を縮小する場面も見られましたが、その後は21670円近辺の高値安定状態で推移して前場は先週末比200円61銭高い21658円25銭で終了。
 午後も高値安定状態が続いて13時半頃に21723円60銭まで上昇。利食い売りもあり終値ベースでは先週末比239円01銭高い21696円65銭で終了しました。

 朝の6時時点で1ドル113円40銭強だった対ドル円相場が9時過ぎには1ドル114円を超える水準まで円安に進んだことで日本株も一気に物色された形になったでしょうか。
 東証1部の上昇組では、酒類専門店チェーンのやまやが20.70%高。10%台の上昇も双信電機(17.65%高)やファンヒーターのコロナ(14.19%高)など4銘柄あり、日本電産が4.51%高。
 メガバンクは三菱UFJが1.61%高、三井住友が0.8%高、みずほが0.75%高。
 保険は、第一生命が2.43%高、ソニーFHが1.77%高、SOMPOが1.61%高、T&Dが1.52%高で、東京海上も1.29%高。
 証券も岩井コスモ・水戸・東洋の3銘柄で4%を超える上昇。

 一方の下落組は、インフォメーション・ディベロプメントが13.03%安。
 中部ガスグループのサーラが8.02%安、ドラッグストアチェーンのゲンキーが6.72%安などとなっています。

立憲の候補者足りず…自民に1議席「譲渡」 比例東海

2017-10-23 17:12:23 | Weblog
立憲の候補者足りず…自民に1議席「譲渡」 比例東海 2017年10月23日 朝日
www.asahi.com/articles/ASKBQ66MXKBQUTIL015.html?iref=comtop_8_01
 比例区の東海ブロックで立憲民主党の比例名簿の候補が足りなくなり、本来獲得できた議席を自民党に譲る結果となった。
 比例区の議席は各党の得票数を1、2、3と順に整数で割り、商が大きい順に議席を割り振る「ドント式」で配分される。立憲は本来、東海ブロックで5議席を獲得するはずだったが、比例名簿に載っていた6人の候補のうち2人が小選挙区で当選したため、名簿に4人の名前しか残らなくなった。候補を追加することはできず、議席の権利を放棄して「譲渡」することになった。失った議席は次に大きかった、自民党の8議席目に割り当てられた。
 同じような「議席譲渡」は05年、09年の衆院選でも起きている。


 これ。希望の推薦を受けた元民進党系の落選議員から見たら、なんと勿体無いことを…とか思っているのでしょうね。
 自民党がこのパターンをやってしまったことは記憶にありますが、野党でこのパターンは多分初めて見かけたように思いますし、自民けん制のための新党がその自民に議席を明け渡すとは皮肉というか何というか…。
 落選する可能性が限りなく高くても、名前だけでも比例の名簿を埋めておかないと、時にこのような悲劇(喜劇?)に陥ることになります。