今宇和島に来ています。耳石関連の作業を行っております。体長2cmの小魚から大きなソコダラ類まで様々な魚がおりこの3日間でもう100匹以上処理しました。写真はコバンハゼ属の1種、おそらくGobiodon acicularis Harold and Winterbottomの頭部。このハゼはシコロサンゴの類やハナヤサイサンゴの類の合間に潜みます。コバンハゼ属の魚は観賞魚としての飼育もできますが、皮膚から毒をだすこともあるので要注意です。
今日苦労したこと、それは「疲労」です。今日は耳石採取中、顕微鏡をのぞいたところでめまいがしてしまい、ぼーっと・・・もちろん、耳石採取などは行えましたが、ペースは大幅にダウン。早めに切り上げとなってしまいました。なぜこんなことになったのかはよくわからないのですが、気力、やる気、これらはある。のにできない。「やる気さえあれば何でもできる」というワードを耳にする、眼でおう、ことはありましょうが、いざ実践となると、なかなか難しいものですね。
そしてやはり寒いです。名古屋よりは暖かいのですが、風は強いことも多く、四国中央付近で降雪があったそうです。
力が抜ける~
サケビクニンCareproctus rastrinus Gilbert and Burkeたち。桃色の体がきれいな深海魚です。