高知県の海といえば、チョウチョウウオ科をはじめとして熱帯性の海水魚も多くみられる。しかし、このポイントはチョウチョウウオ科・チョウチョウウオ属は多くはない。写真のトゲチョウチョウウオとフウライチョウチョウウオであれば、毎年見ることができるのはもちろん、真冬でさえぴんぴんしているのを見ることができるのだが、このほかにはチョウチョウウオ、トノサマダイしか見られない。年によってはミゾレチョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオ、ミスジチョウチョウウオ、チョウハンを見ることができるという程度である。この周りにはサンゴ礁が存在しないので、ポリプ食性のチョウチョウウオがほとんど見られないのもチョウチョウウオが少ない理由であろうか。
沖縄ではトゲチョウチョウウオは餌をよく食い釣ることができるのに、九州以北ではある程度のサイズでも釣ることができないのは何故なのだろうか。泳いでチョウチョウウオ属を採集する技術がない私には、高知のチョウチョウウオ属魚類をなかなか「採集した魚一覧」に追加できない。2匹ともよく太っていて釣り餌も少しは食っているのかもしれないが。
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