きのうのチョウチョウウオとは近隣だがまた別のポイント。このポイントは大型イソギンチャク(サンゴイソギンチャクだろうか、ただ種類は不明)が非常に多いポイントであったのだが、近年は作業船がゴミを散らかすのか、あるいはダイバーが乱獲していくのかしらないが近年は減少し大きさも縮小。ということでこの場所にすむクマノミたちは将来頭を悩ませることになるだろう。さて、写真の魚はミツボシクロスズメダイ。ミツボシクロスズメダイはイソギンチャクと戯れることがあるが、クマノミほど仲良いわけではないよう。戯れるのは幼魚のうちだけであることも多く、成魚はイソギンチャクがなさそうな場所を泳ぐことも多い。上の写真ではわかりにくいが、イソギンチャクの中にいる黒い魚がそれである。
成魚では白い点は小さく薄くなり、全身が暗色になる。このポイントでは全身が黒い魚としてメジナ、クロメジナ、ナガサキスズメダイが見られるが、これらの魚に混ざって釣り餌のオキアミを追いかけていた。全身真っ黒い魚であるが、体高が高いのでほかの魚との見分けは難しくない。
体高が高いミツボシクロスズメダイ。格好いい魚なので水槽に入れてみたいところではあるが、水槽内のほかの魚をつつき殺すこともあり、アクアリウムでの飼育をおすすめしない魚の一つ。ただし水族館では広い水槽であればそれなりの縄張りを保てるため、飼育されていることが多い。以前ミツボシクロスズメダイを塩焼きで食したことがあったが、これはなかなか美味しいものであった。
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