魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ハタンポ属2種

2011年10月23日 19時39分18秒 | 魚紹介

前にミナミハタンポについて記事をかいたのですが、今回は昨年の夏に訪問した高知県土佐清水市・以布利(いぶり、いふり)の大敷網(大型の、定置網)で漁獲されたハタンポ属の魚をご紹介します。

まずはミナミハタンポです。この魚は前回のブログ記事でご紹介しましたね。大きな鱗が特徴ですが、本種の鱗は2層からなり、表層のはがれやすい大きな鱗の下に、さらに大きさがまちまちな鱗があります。

また側線有孔鱗数が45-54枚あることも特徴です。

もう1種定置網で漁獲されたのがミエハタンポです。

ミナミハタンポに似ていますが鱗は細かく、1層のみです。そして側線有孔鱗数が多く、67-80枚あることが特徴です。

ミナミハタンポは定置網で大量に漁獲されていたのですが、ミエハタンポは1匹しか見られなかったです。このほか、同じく細かい鱗をもち、表層の鱗がはげにくいツマグロハタンポという魚もいるのですが、この種は私も1個体しか見たことがありません。

この3種が、本州から九州の定置網や夜釣りで漁獲されるハタンポの仲間ですが、分類学的な再検討を要するものもいます。

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ヨウジウオ亜目2種

2011年10月22日 18時44分27秒 | 魚介類採集(海水)

河口域に近い浅い漁港。ここでは2種類のヨウジウオ亜目魚類が見られました。ヨウジウオ亜目の魚は、タツノオトシゴやサギフエ、アカヤガラなどが含まれ、ユニークな姿形からダイバーやアクアリストなどに人気の魚たちです。

まず1枚め。

テングヨウジMicrophis (Oostethus) brachyurus brachyurus (Bleeker)(ヨウジウオ科)。これはのんびり浮いていましたが、人が近づくとすぐに物陰にかくれます。

浮遊している個体を掬ってみました。物にかくれる習性があり、ものごとすくえば、2-3匹、ひと網で掬うことも可能です。

色彩には若干の変異があり、茶色っぽいもの、このように淡い色のものもいたりします。テングヨウジは高知や石垣島などで採集したことがありますが、長生きさせるのが難しいので今回は持って帰っては来ませんでした。

続いてヘコアユAeoliscus strigatus (Günther)(ヘコアユ科)です。ヘコアユもヨウジウオ亜目の魚です。日本のヘコアユ科魚類はヘコアユ、ヨロイウオの2属2種が知られています。欧米では、ヘコアユとサギフエ科を同一科の中に含める考えも支持されています。

ヘコアユの幼魚は、枯葉に擬態する習性があります。そしてこの2匹は大変小さく愛らしいもの。すごい小さいです。

この黒いロープがどのくらいの大きさか、知っている方ならば、愛らしいと思うでしょう。飼育はテングヨウジよりも難しく、輸送にも弱いのでお持ち帰りはなしです。

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ゆるキャラチョコ

2011年10月21日 22時13分49秒 | 携帯版

弘前駅の「駅中」にて。お菓子屋さんです。この奥の茶色いのはチョコなのですが、このキャラクターをあちこちで見ました。「ご当地のゆるキャラ」なのでしょうか??

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ミナミハタンポ

2011年10月20日 21時54分21秒 | 魚紹介

ハタンポ科のミナミハタンポPempheris schwenkii Bleekerです。

ハタンポ科の魚は夜行性で、夜の防波堤釣りなどでは比較的よく見られます。背鰭が1基で臀鰭基底がながいので同じく夜行性の小魚であるテンジクダイ科魚類とは容易に区別できます。本州から九州の防波堤にはミナミハタンポとツマグロハタンポの2種類が多くみられます。

ハタンポの仲間も、現在分子分類などが進められている一群、これからの研究によっては面白いことになると思われます。日本産は2属、少なくとも7種が知られており、さらに増えることになると思われます。

●漁法

ハタンポ科の魚は基本的には沿岸の岩礁域、それもごく浅い場所に多く、底曳網などではあまり漁獲されません。定置網ではよく入っていたりします。また先ほどのべました夜釣りでは普通に釣れる魚のひとつです。

●料理法

塩焼き:簡単、しかも美味しく食べられるのがこの食べ方です。軽く塩を振って焼きます。ただし今回は残念ながらぱさぱさしてしまい失敗。でも決して不味いわけではありませんでした。

刺身:高知などでは本種を刺身で食べたりするようです。通称「はりめ」とよばれ、釣りでは人気のある魚とのことです。実際にこれは甘みがあって、かなり美味しいものでした。

つぶし:漁師さんはこの魚を練製品の材料にするようです。土佐清水の漁師さんはミナミハタンポやアヤトビウオなどの魚を持ってかえり、漁港でまっております奥様が加工したりしていました。

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青森らしく、りんごのポスト

2011年10月19日 23時09分32秒 | 携帯版


流石は青森ですね!

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