魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

アカオビシマハゼ

2011年10月29日 23時19分40秒 | 魚介類飼育(海水)

以前採集しましたハゼ科のアカオビシマハゼTridentiger trigonocephalus  (Gill)です。今年の7月に三重県の防波堤で海藻についていたものを採集しました。

アカオビシマハゼは北海道から九州までに分布し、海外では朝鮮半島、台湾、中国といった日本に近隣の地域にも分布、さらに移入のようですが米国カリフォルニア州、さらにオーストラリアのシドニーやビクトリアにも分布しています。

生息場所は海域で、汽水域にも少し入ります。近縁のシモフリシマハゼはむしろ汽水域に多く見られるようです。アカオビシマハゼは岩礁や内湾によく見られ、潮だまりでも見かける機会が多い魚といえます。


小さいころの写真。今では一回り大きくなっています。

このアカオビシマハゼはチチブ属の魚です。チチブ属の魚は汽水域から海域に多く見られ、採集者にはおなじみのハゼといえるでしょう。ただしこの仲間の飼育には注意しないといけないことがあります。それが性格が強い、ということで、他の魚を追いかけまわしたり、小魚を捕食したりします。

こちらは先日に導入したソフトコーラル、石垣産スターポリプという名で販売されていました。花のようなポリプが特徴で、中心部は青色蛍光灯をつけると鮮やかな緑になります。

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