魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ヨウジウオ亜目2種

2011年10月22日 18時44分27秒 | 魚介類採集(海水)

河口域に近い浅い漁港。ここでは2種類のヨウジウオ亜目魚類が見られました。ヨウジウオ亜目の魚は、タツノオトシゴやサギフエ、アカヤガラなどが含まれ、ユニークな姿形からダイバーやアクアリストなどに人気の魚たちです。

まず1枚め。

テングヨウジMicrophis (Oostethus) brachyurus brachyurus (Bleeker)(ヨウジウオ科)。これはのんびり浮いていましたが、人が近づくとすぐに物陰にかくれます。

浮遊している個体を掬ってみました。物にかくれる習性があり、ものごとすくえば、2-3匹、ひと網で掬うことも可能です。

色彩には若干の変異があり、茶色っぽいもの、このように淡い色のものもいたりします。テングヨウジは高知や石垣島などで採集したことがありますが、長生きさせるのが難しいので今回は持って帰っては来ませんでした。

続いてヘコアユAeoliscus strigatus (Günther)(ヘコアユ科)です。ヘコアユもヨウジウオ亜目の魚です。日本のヘコアユ科魚類はヘコアユ、ヨロイウオの2属2種が知られています。欧米では、ヘコアユとサギフエ科を同一科の中に含める考えも支持されています。

ヘコアユの幼魚は、枯葉に擬態する習性があります。そしてこの2匹は大変小さく愛らしいもの。すごい小さいです。

この黒いロープがどのくらいの大きさか、知っている方ならば、愛らしいと思うでしょう。飼育はテングヨウジよりも難しく、輸送にも弱いのでお持ち帰りはなしです。

コメント
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