残暑厳しい季節だけど、ウィンタースポーツのシーズンに入っている競技もある。フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、アメリカ大会。先週末行われていた。
日本からは田中刑事、本田太一(「サマーレスキュー~天空の診療所~」出演中の本田望結ちゃんの兄)、宮原知子、友滝佳子の4人が出場。男子はジョシュア・ファリス(米)が優勝、田中2位、本田7位。女子は宮原が優勝、友滝9位。2位にコートニー・ヒックス、3位にアンジェラ・ワンの米国勢が入った。
YouTubeのISU Junior Grand Prix of Figure Skatingチャンネルで動画が見られるので、さっそくチェック。
まずは男子SP(ジャッジスコア)。今季ジュニアデビューの本田太一くん、まだいかにも可愛らしいけど、めざすは高橋大輔!みたいなラテンナンバー。
関西大学付属中だから、同じリンクで練習することもあるのかな?
田中刑事は昨季までのタンゴとはうってかわった、アップテンポな曲。
最後のスピンでふらついて、レベル1になってしまったのは惜しかった。
SP首位はジョシュア・ファリス。昨季ジュニアグランプリファイナル3位、世界ジュニア2位。
演技構成点5項目の平均が6点台後半、、、ちょっと1人だけ別次元にいるかも^^;
続いて男子フリー(ジャッジスコア)。本田太一くん、「カサブランカ」で頑張った♪
動画のコメントに「将来のユズル・ハニューだ」ですって。頑張れ
田中刑事はフリーも2位。曲は昨季と同じ「アンタッチャブル」。
どうも今大会はフライングキャメルスピンに難があったようで^^; 最後のダブルアクセルが結局転倒になってしまったのが口惜しい。
フリーも1位はジョシュア・ファリス。4回転も決め、演技構成点は7点台。世界ジュニア優勝候補筆頭か。
フリー3位で総合3位に入ったロマン・サドフスキー(カナダ)。
まだ13歳になったばかり。ジャンプを下りたときの姿勢がきれいだ。太一くんのライバルになりそう
ジョシュア・ファリスのスコア218.69は、昨季シニアのGPシリーズ・スケートアメリカでミハル・ブジェジナが優勝したときの216.00を上回る
田中刑事は2位で13ポイント獲得したのはいいんだけど、、、2試合目のスロベニア大会でまたジョシュア・ファリスと対戦予定 フランス大会優勝の金博洋(Boyang JIN)、昨季世界ジュニア優勝の閆涵(Han YAN)もエントリーしている。せめて3位に入って、ポイント24にしたらファイナル出場の可能性を残せるかな? 200点目指して頑張れ~
女子SP(ジャッジスコア)。ジュニア2シーズン目の宮原知子ちゃん、まだ体型は細くて小柄だけど、スケーティングはかなり大人びた感じ。
最後のスピン、足を換えたあと反対方向に回転するのが得意技(レベルをあげる特徴の一つ)。
SP2位のパク・ソユン(韓国)の演技、なかなか素敵。
友滝佳子は6位スタート。
全体にきれいにこなせてたけど、ルッツとフリップの両方で踏み切りエッジエラーがついてしまったのは残念。
女子フリー(ジャッジスコア)。フリーも宮原知子が1位、完全優勝
ジャンプにひとつの回転不足もなく(ルッツにエラーはつくけど^^;)、後半にダブルアクセル+3回転トウループ、3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転トウループを下りる安定感。「ロミオとジュリエット」に「アダージョ」をミックスしたピアノ曲をしっとり演じていた。
動画コメントに「去年こんなに上手だったっけ?」。ぐんと伸びてるってこと
フリー2位はアンジェラ・ワン(米)。総合3位。
冒頭の3回転ルッツ+3回転トウループ+2回転トウループは見事。コンビネーションジャンプをプログラムの最初に一気にこなしたけど、後半のダブルアクセルにミスが出たりして、フリー1位には届かなかった。全体に成熟した感じの滑りで魅力的。
フリー3位はコートニー・ヒックス(米)。総合2位。
後半のジャンプで2回転や1回転になった分、点が伸びなかった。しかしアメリカのジュニア界では知られた存在で、今季あたりブレイクしそうな気配。
友滝佳子はフリー9位と順位を落としてしまった。
1本目のループが1回転に抜けてしまったけど、ほかに大きなミスはなかった。ただ、なんとなく“滑るのが楽しそうに見えない”感じがあって、、、演技構成点のつなぎ、振付、解釈が4点台になってしまうのが痛い。昨季より安定感がぐんと増してるんだけど、残念。
宮原知子の2試合目はトルコ大会。エントリーを見た感じ、今回と同じくらいの出来なら十分優勝できそう。一緒に出場する大庭雅と1、2フィニッシュできたりして?!
次のオーストリア大会、スタート順が決まるのが12日深夜くらいなので、そのときまた。