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シニアもシーズン開始

2012年09月27日 23時41分13秒 | スポーツ

 ようやく秋らしくなってきたこの季節。ウィンタースポーツといいながら夏休み中からやってるフィギュアスケートの、本格的にシーズンが始まる。
 ジュニア勢は8月後半からジュニアグランプリシリーズで一足先に開幕しているけれど、シニア(成人一般)もぼちぼち国際大会が行われている。すでにジュニアを卒業している選手が出場できたり、グランプリシリーズを控えている選手にはいい調整の機会になっている。
 今週開催はネーベルホルン杯で、日本勢は織田信成、今井遥、ダンスの平井絵巳/マリオン・デ・ラ・アソンション組が出場。今季からダンスの強化選手がリード姉弟組のほかに2組指定されたようで、国際大会派遣もされるのは嬉しい。成長著しいキャシー&クリスが世界選手権で10位以内に入れば日本も2枠になるから、そのときを目指して強化するのは絶対いいことだ
 ちなみにクリス姉弟の妹、アリソン・リードは以前グルジア代表で大会に出場してたけど、なんと今度はイスラエル代表で出場 パートナーはワシリー・ロゴフ選手。
 アリソンはまだ18歳だから、国籍選択をしてなければ日米の二重国籍と思われる。日本人パートナーと組んで日本代表になれたらいいのに~と思うけど、姉兄といっしょにアメリカで練習しているから、そこに合流できる選手じゃないと難しいのか、、、
 この時期の大会は、GOEのつき方、スピンのレベルの認定など、今季の目安になる。また少しルールの変更があったので、選手たちは早めに試してどんな演技にどんな評価が出るかを知りたいところだろう。

 ネーベルホルン杯よりもさらに早い時期に行われた大会が、アジアントロフィーU.S.インターナショナルクラシック。日本のシニア勢は参加してないが、台北で行われたアジアントロフィーのノービスとジュニアに、5人が出場して上位に入っている。
 U.S.インターナショナルクラシックには、主に北米の有力選手が多数出場してるので、誰がどのくらいのスコアを出しているか、気になって見てみた。全体にちょっと演技構成点が高めな気がするが^^;
 日本でもおなじみのアーミン・マーバヌーザデーやロス・マイナーがフリーで4回転を跳んでいる。田中刑事が2位だった世界ジュニア2011年大会で、5位に入ったマックス・アーロンが、ショートプログラムから4回転のコンビネーションを決めて優勝。グランプリシリーズにエントリー予定がないのが残念?!
 女子ではアグネス・ザワツキ、今季からシニアに上がったグレイシー・ゴールドが好調。アメリ・ラコステが予定通りではなかったがうまくまとめてきている。
 スコアが国際方式の表記と違って、記号を使わず、いちいち英語で"Triple Lutz+Double Toeloop"のように書いてあるのでちょっと読むのが面倒^^; 回転不足やダウングレードも<や<<ではなくunder-rotatedとかdowngradedだし、基礎点1.1倍になる後半のジャンプがどこからかわかりにくい(基礎点が半端な数になってるところから?と見当をつける)。
 一ついいところは、Planned Elements(予定として提出された要素)が表記されているので、予定通りだったか、失敗をどうカバーしたかが一目でわかること。ジャンプとスピンとか、スピンとステップの順番が入れ替わってたりすると、そんなに変えちゃってプログラム的に大丈夫だったのかな?なんて心配になるけど(笑)

 アジアントロフィーとU.S.インターナショナルクラシックの両方に出ていた選手で、なんと香港代表が
 Chiu Ting Ronald LAM(林昭霆)。8月のアジアントロフィーでは159.54で優勝、9月のU.S.インターナショナルクラシックでは196.34で5位。香港代表でこのレベルのスコアを出せる選手は見たことなくて、ちょっと感激
 といっても、実は10/11シーズンまでカナダ代表として、世界ジュニアなどに出場していた。羽生結弦が優勝した2010年大会で20位、このときアンドレイ・ロゴズィンが6位で、2人で2枠を守っている。
 しかしシニアに上がった翌年のカナダ選手権で7位、このあと香港に所属を変えたらしい。出生地が香港で居住がカナダだから、小さい頃に親に連れられて移民した口ではないかと思う。カナダにはパトリック・チャンを筆頭に強い選手が目白押し、たぶん永住権を保持している香港で代表になるのはいい考えだろう。香港の若手選手たちのいいお手本になるだろうし
 このレベルの選手なら、四大陸選手権でもそこそこの成績が取れるのでは? 何しろ香港代表は、これまでフリーに進むのも大変だったので^^; 2013年は大阪だから、日本のテレビにも映るかも。
 もう1人、女子でSumika YAMADA(山田純嘉)。大阪生まれで、お父さんが香港人、お母さんが日本人。妹も香港代表のジュニア選手だが、妹は朱杏嘉と登録上の姓が違う。手続き上の問題で、香港に移り住むとき妹は父の姓にしたが姉はできなかったという話だ。
 こちらは8月のアジアントロフィーのほうがいい成績だった。17歳(日本式なら高3)だけど、今季はジュニアグランプリシリーズのエントリーがないようだ。シニアのグランプリ以外の大会に出る予定かな?

 おっと、ジュニアグランプリシリーズのスロベニア大会がもう始まってるはず。チェックせねば

コメント
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