フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第3戦オーストリア大会、男子フリー(ジャッジスコア)。結果は、とっても予想通り 映像はこちらから。
優勝は、ジュニアデビュー戦のネイサン・チェン(米)。222.00の高得点。2位は日野龍樹 3位にキム・ジンソ(韓国)。川原星は5位。
ネイサン・チェンのフリー。なんか13歳にして完成してる
4回転はまだ無しで、トリプルアクセルも冒頭の1本のみ。ちょっと跳ぶ前の待ちが長い^^; しかし跳べるジャンプは完璧、スピンもブレがなく、ステップはもう見せどころにしている。GOEのプラスは合計で9.5点。。。
ジャンプ基礎点が1.1倍になるプログラム後半に6本のジャンプ、うち3本はコンビネーション。得点の高いルッツとフリップ各2回ずつが含まれる。こんな構成を組めるとは、どれだけ技術に自信があるんだろう?
あとは体の成長とうまく折り合いをつけながら、シニアに上がるまでに4回転を身につければいいだけか。ちなみに2018年平昌五輪のとき17歳になっている。
フリー2位は、総合3位に入ったキム・ジンソ。
SPでは転倒があったりスピンが無効になったりで不本意だったが、フリーは別人のよう?! ジャンプを下りた瞬間の姿勢がちょっと前のめりで腰が折れてて、あんまりきれいじゃないかも。体力がつくとだんだん良くなるかな。
フリー3位は小差で日野龍樹。
冒頭のトリプルアクセル+3回転トウループが素晴らしく ルッツ+トウループのコンビネーションでルッツが2回転になり、トウループで手をついてしまって、結局これも転倒と看做されたようだ。後半のトリプルアクセルでも転倒。しかし、終盤に3連続コンビネーションジャンプを決め、最後はロビン・フッドの弓に矢をつがえて放つポーズがぴったり決まった。
フランス大会のフリーと比較すると、ジャンプの構成が変わっている。変えてきていたのか、ルッツ+トウループでトウループを3回転にしたために、何か予定と変えざるを得なくなったのか、、、?
それでも、フリー125.44と総合185.85でパーソナルベストを更新。実力が確実になりつつある。ポイント24だとファイナル進出は他の選手たちの成績次第だが、今年の会場はロシアのソチだから、ぜひ体験してきてほしい。
川原星はフリー7位だった。
冒頭のトリプルアクセル転倒してしまったが、決まったジャンプはとてもきれい。後半3回転ルッツのあとオーバーターンしてコンビネーションにしなかったため、+SEQ扱いで基礎点80%になったのはもったいなかった。
まだ体力がないのか、終盤はスピードが落ちてしまう。でも宮本賢二氏振付のステップ、「ラスト・サムライ」はなかなかカッコいい。パーソナルベスト更新したし、次の大会に期待
小差でメダルを逃した4位ペトル・コファル(チェコ)も、伸びやかなスケーティングで、これからベルネルやブジェジナの後に続いていきそう。
全員の映像見たくなっちゃいそうなので、このへんでやめよう(笑)