フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦スロベニア大会。男子フリーは大激戦、結果は・・・本命は強かったが対抗がまさかの?!
優勝は211.21でジョシュア・ファリス。アメリカ大会のスコアには及ばなかったが、余裕十分。4人が180点台で並ぶ接戦で一歩抜け出たのが金博洋(Boyang JIN)、186.45で2位。3位には今季ジュニアデビューのアレクサンデル・サマリンが183.03で入ってきた。
田中刑事は180.77の4位で惜しくも表彰台を逃した 今季初戦の閆涵(Han YAN)がまさかの?!5位、180.69。これはファイナル進出に黄信号か。宇野昌磨は自己ベストに迫る174.34で6位。
ジョシュア・ファリスのフリーは136.86。
冒頭のトリプルアクセルで転倒、2つ目のジャンプはアメリカ大会では4回転だったが3回転に。その分は後半で、ダブルアクセル(予定?)をトリプルアクセル+2回転トウループにして少しリカバリー。
SPでの2位との点差を考えて、最悪2位でもファイナル行けるし、と無理しないでまとめて正解、かな。
金博洋がフリー2位、128.35。
フランス大会と少しコンビネーションジャンプの組み合わせを変えてきた。3回転ルッツ+3回転トウループ+2回転トウループはさすがに冒険だし^^; トリプルアクセル+2回転トウループ、3回転ルッツ+3回転トウループがまあ普通だろう。4回転トウループの回転不足の分だけ、フランス大会より得点は下がってしまった。最後のスピンがレベル1なのは、どれかの姿勢で回転が足りなかったと思われる。
アレクサンデル・サマリンがフリー3位、122.22。
トリプルアクセルや4回転こそないが、しっかりジャンプを跳んで、スピン全部レベル4は偉い。ガッツポーズも出るわけだ。6月に13歳になったばかり、、、ロシアは女子のジュニア勢の活躍が目立つけど、男子も次々
田中刑事のフリーは4位、118.94だった。
2本目のトリプルアクセル…多少ぐらついたけど、なんとかこらえた。しかしコンビネーションにできず、シークエンス扱いで基礎点が8.5x0.8=6.5に落ちてしまった。1回転でもつけられれば、GOEマイナスがあるとしても8.5+0.4=8.9から、その差は大きい
あとは基礎点1.1倍の後半で3回転が2回転になってしまったフリップジャンプ。この2つの分で、順位が変わっていた。
昨季から滑っているプログラムなので、完成度は上がってるんだけど。全日本ジュニアでばっちり決められるかな。
頑張った宇野昌磨、フリー112.92の6位。
決まったジャンプの流れはそれだけで魅力的 山田満知子コーチの“姉弟子”村上佳菜子と似て、人前で演技することが大好き!という感じ。
後半のダブルアクセルで転倒してしまったが、ここはコンビネーションの予定だったかな? ドイツ大会でプラン通りの演技ができるといいな。
それにしても閆涵のフリーは、、、4回転トウループのダウングレード&転倒は仕方ないとしても、後半の3連続コンビネーションでセカンドとサードが1回転、ルッツが1回転、サルコウで転倒。さすがに技術点が伸ばせない。演技構成点は6.75平均が出せるのに・・・
もしかして、今ぐんぐん背が伸びててジャンプのタイミングが取りにくい時期? 来週のクロアチア大会までにどの程度修正できるか、要注目。
今大会の結果を受けて、ジョシュア・ファリス(30ポイント)と金博洋(28ポイント)はファイナル進出決定(ジェイソン・ブラウンも決定)。田中刑事は2位13ポイント+4位9ポイントの22ポイント、微妙なところ^^;
クロアチア大会は、ファイナル進出のチャンスがある選手がずらり状態で、閆涵だって優勝すれば5位7ポイント+1位15ポイントの22ポイントになり、田中刑事の上に入れる。ボーダーラインはそのあたりか、、、目が離せない