Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

Nishikori, C'mooon!

2012年10月07日 17時29分54秒 | スポーツ

 ジャパンオープンテニス2012シングルス決勝、錦織圭vsミロシュ・ラオニッチ。すごい試合
 第1セット、第2ゲームでラオニッチのサービスをデュースの末ブレイク。豪速サーブがあってもキープできないのかと、ラオニッチはあせっただろう。
 しかしブレイクバック、ちょっと錦織は気落ちしたかと思いきや、しっかりキープしていく。6-5でリードした第12ゲーム、セットポイント2本あったが、ここは取れなかった。
 タイブレークの最初のポイントをミニブレイクされてリードを許す。しかし3-3で追いついた。6-4でダブルセットポイント。1本目はラオニッチの強力サーブにやられたが、2本目は自分のサーブ。このポイントで第1セットを取った
 第2セットはラオニッチのサーブから。ブレイクのチャンスがありそうで、取れないまま先にブレイクされ、5-3の第9ゲームでデュースに持ち込んだがキープされ、1セットオールに。
 第3セット、第2ゲームで錦織がブレイク! どんなに速いサービスでも、リターンしてラリーに持ち込んでしまえばむしろ有利になるのだ。
 第4ゲームも絶妙なリターンでブレイク。ゲームカウント4-0とリード。さらにサービスをキープして5-0、どきどきする
 第6ゲーム、ラオニッチは強力なサーブを入れてくる。しかし錦織のリターンもよく、ドロップショット&クロスショットで翻弄。デュースで粘られたが取り切った。
 なんと、ATPツアーのオープン大会になってから、日本人初の優勝 おめでとう
 (オープンになる前に優勝した日本人は、坂井利郎
 
 錦織は相手がネットに出てきたときに足元に沈める球やパッシングが冴える。往年のイワン・レンドルみたいな“ポール回し”(コートの外側から相手コートのコーナーへ決める球)ショットも。
 ラオニッチも、ドロップショットで前におびき出されたときにロブぎみの球で抜いたり、すごいアングルのサービスリターンを決めたり、さすが世界ランク15位。
 この試合ではチャレンジシステムが導入されていた。四大大会のみならず、ATPツアーでも技術的に可能なら導入していいものなんだ~。ラオニッチが多めに使っていたが、自分に有利になる使い方にはなってなかったかも^^; 一方錦織は、ベースライン上のボールをチャレンジして最初のチャンピオンシップポイントになっていた。
 試合途中で、客席にいる石橋貴明が映った。お正月番組「スポーツ王は俺だ」つながりか
 ラリーの途中、錦織が間に合うかぎりぎりのボールなどに観客が反応してしまうので、「ラリー中はお静かにお願いします」と日本語でアナウンスが入った。拍手はわりと公平に双方に送られてるんだけど、息をのむ音みたいなのが、やっぱり錦織びいき^^;
 最後は歓声につつまれた有明コロシアム いい試合だった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人は素敵

2012年10月07日 00時06分01秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジャパンオープン2012。グランプリシリーズ開幕前に、トップ選手たちがフリーの新プログラムを披露する大会の一つになっている。オープンなので、一般競技からは引退している選手も参加できる。(というか、大会が始まった頃は必ずプロ選手が入ることになっていたが、最近は適当?!)
 ヨーロッパ・北米・日本のチーム戦で、各チーム男子2人女子2人、フリーのみで争う。今回は日本チームが優勝

 このところ、ジュニアグランプリシリーズの映像をしょっちゅう見ているが、やっぱり大人のスケーターたちは素敵
 ジャンプは下手するとジュニアのほうが高難度の構成で成功率も高かったりするが、スピンなどは明らかにシニアが上手い。位置がだんだん動いたりしないし、足を換えても大きくずれないし^^; ただ滑っている瞬間の姿勢とかに、“年季”が出るのかも。
 ジェフリー・バトル、久々の本格的なフリープログラムをしっかり作ってきて、しかもほぼノーミスで見せてくれて、嬉しい 滑走もジャンプの準備すらも、あらゆる動きを“魅せる”ことを意識して、その通りにできる。4回転がないだけで、トリプルアクセルも3回転+3回転も跳べて、今すぐ復帰したってそこそこやれそう
 ミハル・ブレジナは今季も「アンタッチャブル」。バトルの直後に見てしまうと、滑らかさが乏しく見えて損した?! 冒頭の4回転を決めて乗っていかないと難しいプログラムか、、、
 (ウィキペディアには「ブジェジナ」が本来の発音に近いと書いてあるので、このブログでずっとそう表記してきたんだけど、もうどこのメディアも「ブレジナ」で・・・どうしても英語読みに負ける
 小塚崇彦は、衣装デザインの型紙が毎年ほとんど変わってない気が(笑) 黒地にダーツの中が赤でアクセント、襟元に金糸で光るのはこれでも随分派手なほう 4回転決めたし、バランスのいいプログラムになりそう。やっぱりクラシックの曲のほうが得意なのかな。
 パトリック・チャンはジャンプ絶不調だったが、ジャンプが決まったとしても魅力的なプログラムなんだろうか、と思う。「ラ・ボエーム」ってどんなストーリーだったっけ、、、知ってる人にはそれなりに「表現してる」ように見えるのかもしれないが、知らない人にも伝えられるかどうか。そこが問題。
 プルシェンコの曲が「ロンド・カプリチオーソ」、、、あれ、小塚もそうじゃなかった? 曲がかぶるのはよくあることだけど、プルシェンコが世界選手権に出てきて、崇ちゃんとフリーが同じグループになって、順番が続いて同じ曲が続くことになっちゃったりして^^; 途中に挟まる「白鳥」がちょっとイメージ違う気がする…
 高橋大輔は圧巻。4回転はじめジャンプもさることながら、見事にドラマを表現していた。半身が黒、半身に赤系の「道化師」の衣装がぴったりフィットして、体の切れも抜群。今季もめっちゃ楽しみ(^^)

 女子は少しミスが目立ってしまった。エレーネ・ゲデバニシビリはテーピングしていたが、転倒の後は痛そうだった。アリョーナ・レオノワは自身がプログラムの内容や構成に納得しきれてない?
  アグネス・ザワツキの「ラプソディ・イン・ブルー」は昨季から滑りこんでいるはずなんだけど、まだ演技途中からの立て直し方を体得するだけの経験が足りないかも。
 鈴木明子の「シルク・ド・ソレイユ」は、羽ばたくまでにもう少し^^; 孔雀の羽根のような衣装が華やかだ。スケートカナダまでの3週間で仕上げてほしい。
 浅田真央に「白鳥の湖」はどんぴしゃ!だった。バレエのレッスンをしっかり続けていると思われ、一つ一つの表現がきちんと型にのっとっているように見える。あとは試合で得点の実績を上げていけばいい。
 それにしても、アシュレイ・ワグナーの体の切れてること!筋トレとかやってそう^^; 「サムソンとデリラ」は、ジョアニー・ロシェットで素晴らしいプログラムがあるけど、勝るとも劣らない。今季も日本勢のライバル

 昨季までのコレオステップが、コレオシークエンスになった。男子は元々ステップを2つやってたので時間配分に大きな変化はないようだが、女子はコレオスパイラルと換わったので、なんとなく慌ただしく見える。そうでなくても女子は30秒短いのに、、、
 この変更がそもそも何を目的にして、何を推奨するためなのか、まだよくわからない。これからの評価を見ながら、選手たちも修正していくのかも。

 明日の「カーニバル・オン・アイス」の放送も楽しみ

<追記>
 結果の詳細が出た。女子のジャッジスコアを見ると、浅田真央のスピンが一つ無効の0点になっている。同じ略記号で書かれるスピンを2度行ったという判定だ。ビデオを見返したら、たしかにコンビネーションスピンが2つ。。。なんで?!
 コンビネーションが2つあること自体が問題ではなく(鈴木明子も2つ入れている)、同じものを2度やったと看做されてしまったのが問題。どちらかをフライングから入るスピンにすれば、それだけで違う種類として扱われた。
 2つ目のほうは最後にビールマンにしているから、レイバックスピンにしてもいいんだけど、コンビネーションより基礎点が低い。やはりフライング・エントランスを使う方がお得か^^;

<追記2>
 NumberWebに、田村明子さんのコラムが出ている。フィギュアスケート、氷上の華

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする