もう結果は報道されてるので、、、羽生結弦くん、フィンランディア杯優勝おめでとう 2位にリチャード・ドーンブッシュ、3位ハビエル・フェルナンデス。
男子フリー(ジャッジスコア)で上位は高得点続出。なかでも羽生は見事、172.56は世界選手権銅メダルの173.99に迫る。
トウループとサルコウ、2種類の4回転を決めた! 2種類跳べるなら、どちらか一方をコンビネーションにする必要はないわけで、プレッシャーが小さい構成にできる。曲の盛り上がりとタイミングを合わせてジャンプが決まると、カッコよさ倍増。疲れ果てて終わった瞬間に寝転んでしまい、キス&クライに戻ってからも、カメラに笑顔を向ける余裕がない。コーチのオーサーがちゃんとプーさんティッシュを持ってきていた(笑)。
フリー2位は168.80でドーンブッシュ。
なんと技術点は羽生を上回る92.12。ビッグバンド系の曲をうまく組み合わせて小粋に演じる振付だが、まだ演技構成点で8点台が出ない分、羽生に追いつけなかった。この調子なら、グランプリシリーズで活躍しそう。
フリー3位はフェルナンデス、154.43。
イケメンすぎるチャップリン 冒頭の4回転+3回転トウループは圧巻だったが、次のサルコウはおそらく4回転の予定が2回転に。コレオシークエンスで盛り上がった後のサルコウが1回転しかできず。この2つで技術点が基礎点から13点落ちてしまい、、、その分があれば羽生に逆転を許さなかったのだが。
演技構成点は羽生とほとんど同じ。Transition(つなぎ)以外は8点台、どこまで伸びるか。
フリー4位に中村健人、頑張った(総合7位)。
2回の転倒にめげず立て直し、コレオシークエンスで盛り上がっていた。
フリー5位にジョニー・ウィアー、総合では4位。復帰戦で200点越えは悪くない。
演技が終わった瞬間、実戦でSPフリー2本を滑り切った安堵感が滲み出た表情。ループとルッツが2回転になったり、ステップや足換えシットスピンでレベル1判定だったり、課題はこれから修正していけるだろう。キス&クライでなんだかとても楽しそう
フリー6位で総合でも6位に入ったミーシャ・ジー、演技開始位置につくところから、終わってお辞儀や退場の仕草まで、丸ごとお茶目なチャップリン。コレオシークエンスはISUがお手本として例に挙げそうな、まさに自由な表現だった。しかし、Music violationの減点が、、、
2014/2015シーズンから、シングルとペアでも歌詞のある音楽を使用できると決まったが、今はまだダメ。映画「モダン・タイムス」でチャップリンがでたらめな外国語風に歌った「ティティナ」だけど、英語詞のラップ(おそらくJ-FIVEのバージョン)部分が違反と判断されたと思われる。
音楽をアレンジし直して、四大陸選手権に出ておいで>ミーシャくん
花束やプレゼントを集めて回る女の子たちが、とても礼儀正しく、一つずつきちんと選手本人に渡そうとしてるのが、奥ゆかしくてカワユイ
こんな部分まで見られるって、なんていい時代
仮バージョンからあらためて。フィンランディア杯2012、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
よりアップの、衣装や顔の表情までわかる映像があったので貼っちゃいます。SP2位の羽生結弦。
4回転ジャンプの転倒が口惜しかったらしく、リンクから上がる前にツイズルでおさらいしていた。演技後のキス&クライで、新コーチのブライアン・オーサーとちゃんとコミュニケーションしている。英語もどんどん上達していることだろう。
(動画のコメントに、“「(ティッシュケースの)プーさんはどこ?」「あっち」って会話してる”と数人が指摘。聞えてるわけでもないのにわかってしまうのが笑える)
SP首位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)もブライアン・オーサーがコーチ。
スペイン人の彼にフラメンコ、よく似合っている。ジャンプ構成が羽生と同じだが、たぶん2人ともコンビネーションは3回転+3回転の予定だろう。得点の差はほぼ4回転の成功と失敗の差。スピンでレベル1になったのがあったのが唯一のミスかな。
3位にリチャード・ドーンブッシュ。スケーティングがずいぶんきれいになった。
今季から競技に復帰!のジョニー・ウィアー(米)は4位。
インストアレンジのレディ・ガガで、衣装の掌につけたピンクのハートが可愛い。技術的にはブランクを感じさせない安定感。あとは4回転や、3回転+3回転が決まるようになれば、グランプリシリーズでも十分戦える。
中村健人は54.14で9位。。。
冒頭のジャンプの転倒もだけど、フライングキャメルスピンでうまく回れずに止まってしまったのが痛かった^^; 3回転フリップも1回転になってしまったし…しかし観客はスピンに失敗して所在なく時間をつぶしている選手に、「ここから頑張れ」的な暖かい拍手。登場のときからけっこう歓声が上がってたから、すでにイケメン選手として人気出てきてる
いつも何か面白いことをやってくれるミーシャ・ジー(ウズベキスタン)、今年のSPはフラメンコ、6位につけた。激しいステップで観客を沸かせていた。ジュニアからシニアに完全移行したザン・ブッシュ(ロシア)も5位、69.01は本人としてはいい出来。プログラムとしてはわりと普通^^;
アドリアン・シュルタイスに拍手が大きいのは、やはり隣国のよしみだろうか。スピンでレベル1が2つ、素人目にはきれいにやってるように見えるんだけど、“特徴”が足りないのかしら。
フィンランド語のアナウンスが、なんともいえない雰囲気があって、親しみを感じた。このあとは男子フリー。