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あゆしん、発進

2021年03月16日 02時40分09秒 | スポーツ

 1月に吉田唄菜選手との“うたしん”カップルを解消していたフィギュアスケート・アイスダンスの西山真瑚選手が、新たなパートナー・高浪歩未選手と組むことになったというニュース。2026年ミラノ五輪出場を目指していくとのこと。前日に「数人とトライアウトした」と記事になっていたが、実は決まっていたらしい WASEDA ON ICEでローテ―ショナルリフトを披露している。


 コメントに「(新パートナーが)まだどんな選手かわからないけど、西山選手は高い所を視野に入れて選んだと思うから、きっと良い選手が見つかったんだと思います」とあって、ちょっとショック 何度も全日本ジュニアに出場し、世界ジュニアにも出て、昨季は“うたしん”と競い合ってた“あゆみつ”こと高浪歩未/池田喜充組の高浪選手なんだけど、知られてなかったか
 高浪選手は2001年1月生まれ、現在早稲田大学2年生。アイスダンスで全日本ジュニアに出たのは2014年が最初で、パートナーは嶋崎大暉、2組中2位(1位は深瀬理香子/立野在)。翌2015年は得点を大きく更新したが4組中4位。2016年からは嶋崎選手が矢島榛乃選手と組んだので高浪選手は出場なし。
 2017年から池田喜充選手と組み、僅差の3位。2018年は2組中1位となり、トルン杯に派遣されてミニマムテクニカルスコアを獲得。
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 世界ジュニア2019に出場したが惜しくもフリー進出ならず。
 2019年、ジュニアグランプリシリーズ・ポーランド大会に出場して12位。
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 全日本ジュニアでは吉田/西山に次いで2位。シーズン終了時に解散が発表された。
 その後、高浪選手はアメリカでパートナーを探していたようだ(パートナーを探すサイトに登録していたのを見たことがある)。なかなか見つからないのかな、と思っていたら、、、昨季は競い合った別の組の選手と組むことになったわけだ。
 早稲田大学同士で、今は同じリンクで練習できているだろう。高浪/池田はアメリカでイゴール・シュピルバンドに師事していたが、コロナが収まって海外へ行けるようになったら、西山くんが所属するクリケットに行くんだろうか?
 高浪選手がすでに20歳なので、西山選手はまだジュニア可能な年齢だがジュニアには出られない。2021/2022シーズンはシニアで全日本を目指すことになる。

 アイスダンスのキャリアは圧倒的に高浪選手のほうが長いが、技術レベルとしてはどうだろうか。
 2019年全日本ジュニアのプロトコル(RD/FD)を比べてみると、要素の基礎点は吉田/西山と高浪/池田はほぼ同じで、差がついたのはGOEと演技構成点だった。ということは技術レベルに極端な差はなさそう。2人の息が合ってくれば、GOEも稼げるようになるのでは
 西山選手が希望するシングルとの二刀流はどうだろうか。高浪選手自身、2015年2016年2017年とシングルで関東ブロックに出場していた。2017年からのパートナー・池田選手は20172018年と東日本選手権まで出場している。シングルとアイスダンスを両方練習し、試合に出ることがどんなものか、体感しているはず。
 目標を2026年五輪に置いて5シーズン計画で行くなら、初めの1、2シーズンは西山くんの気が済むまで(?!)二刀流をさせるのもいいかもしれない。今季の吉田/西山は世界ジュニア10位以内を目指してシングルを犠牲にした部分があったのかも?と思うが、逆にシニアに上がるなら年齢制限を考えて焦る必要もない。
 プロフィールによると、高浪選手は157cm。吉田唄菜選手より少し背が高い。2人並んだ写真を見ると、すらっとして見える。組んだときのバランスは良さそうだ。
 2人で滑ったときにどんな“化学反応”が起きるか。“あゆしん”ならではのアイスダンスを作っていってほしい
 そして、吉田唄菜選手にもいいパートナーが見つかりますように
 (年上でも2歳以内ならあと2シーズン、ジュニアで経験が積めるから、初心者も有りなのでは? 誰かいないかな~~~)

コメント
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