後に“あの2005年”と特別な意味を込めて呼ばれるようになるんじゃないかと思うくらい、今年の香港の新人は凄い。実力があって人気も出そうな、ビッグなアーチストに育ちそうな歌手がぞろぞろ。激戦が予想される賞レースを前に、まだCDを出していなかった歌手たちが、ここ数週間で続々リリースしてきた。
その中の一人、黎明の東亞唱片所属の應昌佑(チャールズ・イン)。女性新人の衛蘭(ジャニス)と並んで、黎明の秘蔵っ子としてコンサートで歌わせてもらったり、映画のサントラに参加したり、じわじわと売り出してきた。私はネットでイベントを見るで紹介した十一狂潮Cyber Liveで見て、デビューを楽しみにしていた。
先行オンエアは衛蘭をフィーチャーした「24」。側田の軽快な曲に、衛蘭の声とのからみが可愛らしくてぴったり。弦楽アンサンブル風アレンジの「怎會失戀」はオーソドックスに力強く、「逢星期四」はグルーブ感たっぷりに歌いこなす。(これも側田の曲で、高音と低音の間ではずむようなメロが広東語のリズミカルな響きを引き出している。)
私が思わず狂喜乱舞したのは「不能愛戀 只能暗戀」。夢飛船DreamzFMの「不値得」カバーだった(^^) この曲は夢飛船の2ndに収録されていて、制作発売のHypeRecord公式HPによれば、シンガポールローカルのチャートで1位になったらしい。聞き比べたらキーをほとんど下げることなく、ファルセットにそれほど苦労もせずに歌っているのがわかる。オリジナルは林毅心のファルセットに3度上と下のコーラスで挟んでいるが、應昌佑はオクターブ下にコーラスで厚い音にしていて、それでもファルセットのメロがびくともしないのはたいしたものだ。「愛してくれないなら僕の心の中だけで愛してる、それなら失恋することはない」という林夕の詞も含蓄があって面白い。それにしても、おそらくシンガポールでしか知られていない曲をどこから探してきたのか、、、アルバム10曲の内7~8曲がカバーという時代は、世界中どこからでもいい曲を調達していたけれど、今はそういう時代じゃないし。プロデューサーが雷頌徳なので、蘇永康あたりからの情報かな?(梅艶芳と夢飛船の曲をカバーして以来、蘇永康は彼らを高く評価していて、インタビューなどで名前を挙げることも多い。ちなみに蘇永康と雷頌徳はプライベートでけっこう仲良し^^;)
ほとんど雷頌徳プロデュースだが、最後の2曲は伍樂城と陳輝陽。はっきり彼らの曲の特徴が出ていて、プロデューサーの期待通りに歌える芸達者なところが見える。ライブで見たよりもずっと声量もあれば音域も広いので、将来は音楽劇やミュージカルなんかに出ても面白いかも。
ところでこのアルバムはMV4曲入りのAVCDなので、Bliss「We Are」に書いたように、いつも使っているプレーヤーでは再生できない。普段次男に貸している古いCDプレーヤーを取り上げて聴いたが、さすがに古くて時々音がとぶ^^; 新しいの欲しいけど、AVCDを持っていって片っ端から試聴して、AVCDが再生できるのを買わなきゃ(今後も香港はAVCDが出るだろうし)。今の日本で発売されてるものではダメだったらどうしよう。香港までプレーヤー買いに行く?!
應昌佑Charles @YesAsia.com
その中の一人、黎明の東亞唱片所属の應昌佑(チャールズ・イン)。女性新人の衛蘭(ジャニス)と並んで、黎明の秘蔵っ子としてコンサートで歌わせてもらったり、映画のサントラに参加したり、じわじわと売り出してきた。私はネットでイベントを見るで紹介した十一狂潮Cyber Liveで見て、デビューを楽しみにしていた。
先行オンエアは衛蘭をフィーチャーした「24」。側田の軽快な曲に、衛蘭の声とのからみが可愛らしくてぴったり。弦楽アンサンブル風アレンジの「怎會失戀」はオーソドックスに力強く、「逢星期四」はグルーブ感たっぷりに歌いこなす。(これも側田の曲で、高音と低音の間ではずむようなメロが広東語のリズミカルな響きを引き出している。)
私が思わず狂喜乱舞したのは「不能愛戀 只能暗戀」。夢飛船DreamzFMの「不値得」カバーだった(^^) この曲は夢飛船の2ndに収録されていて、制作発売のHypeRecord公式HPによれば、シンガポールローカルのチャートで1位になったらしい。聞き比べたらキーをほとんど下げることなく、ファルセットにそれほど苦労もせずに歌っているのがわかる。オリジナルは林毅心のファルセットに3度上と下のコーラスで挟んでいるが、應昌佑はオクターブ下にコーラスで厚い音にしていて、それでもファルセットのメロがびくともしないのはたいしたものだ。「愛してくれないなら僕の心の中だけで愛してる、それなら失恋することはない」という林夕の詞も含蓄があって面白い。それにしても、おそらくシンガポールでしか知られていない曲をどこから探してきたのか、、、アルバム10曲の内7~8曲がカバーという時代は、世界中どこからでもいい曲を調達していたけれど、今はそういう時代じゃないし。プロデューサーが雷頌徳なので、蘇永康あたりからの情報かな?(梅艶芳と夢飛船の曲をカバーして以来、蘇永康は彼らを高く評価していて、インタビューなどで名前を挙げることも多い。ちなみに蘇永康と雷頌徳はプライベートでけっこう仲良し^^;)
ほとんど雷頌徳プロデュースだが、最後の2曲は伍樂城と陳輝陽。はっきり彼らの曲の特徴が出ていて、プロデューサーの期待通りに歌える芸達者なところが見える。ライブで見たよりもずっと声量もあれば音域も広いので、将来は音楽劇やミュージカルなんかに出ても面白いかも。
ところでこのアルバムはMV4曲入りのAVCDなので、Bliss「We Are」に書いたように、いつも使っているプレーヤーでは再生できない。普段次男に貸している古いCDプレーヤーを取り上げて聴いたが、さすがに古くて時々音がとぶ^^; 新しいの欲しいけど、AVCDを持っていって片っ端から試聴して、AVCDが再生できるのを買わなきゃ(今後も香港はAVCDが出るだろうし)。今の日本で発売されてるものではダメだったらどうしよう。香港までプレーヤー買いに行く?!
應昌佑Charles @YesAsia.com
早速友達に買ってきてもらってリピート中です。
好きなのは側田作曲の「24」と「逢星期四」なんですけど、びっくりしたのは「不能愛戀 只能暗戀」!!「こんな歌い方もできるなんてすごいじゃないの、チャールズ♪」みたいな(笑)
彼は以前、 森美小儀歌劇團の「亞卡比槍撃事件 – 愛情萬歳」っていうのに、出たみたいですね。VCDがあるみたいなので、買ってみようかと思っているところです。
http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx/pid-1004076235/aid-36762/section-videos/code-c/version-all/
気になりますね。見てみたいです。でも、、、
字幕なしって書いてありません? 厳しい~~~
マジでこの人、いろんなことができますよね。思ってたよりすごい人かも(^^)
もちろん字幕なしですよねぇ・・・(^^ゞ
中文字幕でもあればまだましなんですけどね。
でも、どんな演技してるのか興味あります。
確かになかなか芸達者な人のようですね。
この仕事の前はナイキのデザイナーですし。
お母さんは元歌手みたいですから、歌がうまいのは血筋かなとも思いますけど。
ほんと、これからが楽しみです。
ルックス的にも可愛い系だし、これからドラマや映画にも出てきそう。要チェックですね。
http://www.atchinese.com/index.php?option=com_content&task=view&id=11131&Itemid=91
「蘇永康と陳奕迅の水準で力量を測る」というこの評論家さん、「劉浩龍以来、注目した新人男性歌手はいなかった」けど、この應昌佑を聴いて「今年の新人は女性が強い」という意見を変えたそうです。
<アルバムで一番魅力を感じたのはファルセットで歌いきった「不能愛戀、只能暗戀」。シンガポールの若い作曲家林毅心のバラードで、ソウル風のアレンジに、應昌佑自身がコーラスをつけている。Joey Tang(建明)のジョージ・ベンソン風Ibenezギターも好きだ。>
やっぱりこの曲を歌うに至った経緯を知りたくなってきました・・・