方大同、英語名はKhalil Fong(カリル・フォン、でいいだろうか)。この人も十一狂潮Cyber Liveで見た。張繼總(ルイス・チョン)、葉宇澄(ユージン・イップ)とのセッションがとってもよかったので、それで名前が記憶に残っていた。最近、チャートに名前が出始めたと思ったらアルバムリリース。年末賞レースに名乗りを上げてきた。このジャケット写真ではジェントルな雰囲気だが、歌詞カードにはティアドロップのサングラスにキャップでヒップホップなイメージもある。
全曲、北京語。ほとんど自作曲。作詞も6曲。ひとことで言うと、R&B。サウンドは、陶か王力宏を思わせる。単語の途中に息継ぎを入れる独特のリズムは、デビュー当時の周杰倫を思いださせ、自分でコーラスを重ねていく音作りは林子良のようでもある。・・・今までなら、間違いなく、台湾デビューするタイプだ。だいたい、全曲北京語なんだし、、、? が、「Prologue」では、英語・北京語・広東語の3言語ボイスオーバーでしゃべっている。十一狂潮でも広東語で曲紹介してたし、広東・香港に何らかの縁があって(両親のどちらかor祖父母の誰かの出身地とか)、あえて香港でデビューすることにしたのかもしれない。また、台湾でデビューしたらただの2番煎じ扱いされかねないが、香港だったら新鮮な印象を出せると読んだかも。
先行オンエアした「妹妹」はノリのいいR&B。「春風吹」は一人アカペラコーラスに軽く打ち込みを合わせている。「毎天毎天」はスローなドゥワップ、「叫我怎麼説」は同じ音・フレーズを繰り返しながら徐々に盛り上がり、クールなボサノバ「哪怕」はロマンチック。「南音」では敬愛するStevie Wonderに重ね合わせて盲目の二胡奏者・Ah Bing(漢字は書いてない)を題材にしている(ストーリー性豊かな詞は林夕)。「趕場」ではストリングスを使ってブルーなムード、最後は懐メロ「等著你回來」を叩くアコースティックギターとスクラッチ、ハンドクラップでファンキーに決めてくれる。全体に工夫は凝らしているが作りすぎてない音で、すっきりしていると思う。
Hidden Trackにはラジオドラマ風の会話が入っている。場面は学生街のカフェテラスらしきところ。
「ここ、空いてます?」
「空いてますよ、どうぞ」
「何飲んでるの?」
「・・・カプチーノ」
「本読んでるの?」
「復習してるの」
「今日は日曜日なのに?」
「明日試験があるから」
「試験か、、、僕はリラックスしてるよ」
「フフフ」
「君の名前、あててみようか」
「いいけど?」
「ええと、、、アシュトリー」
「え?どうしてわかったの?私のこと知ってたの?」
「違うよ、そこの本に書いてあったから」
「なぁんだ(笑)で、あなたは?何ていうの?」
「うーん、、、言いにくいんだよね」
「何それ、そんなにすごい名前?言ってみて」
「うん・・・Khalil」
「え?何?」
「Khalil」
「カ、リ、ル?」
「まあそんなところ、、、Khalil」
この会話を聞くかぎり、広東語は日常会話に問題はないようだ。広東語詞の曲を入れてもよさそうだが入れなかったのは、何か方針があるんだろうか? 自分の曲には北京語詞が合ってると思っているのか、あるいは歌だとちょっと自信がないのか。作詞もできるということは、北京語は学校でちゃんと習っているのかもしれない。
いずれにしろ、このサウンドと北京語詞のアルバムをひっさげて香港でデビューしたことに、彼と香港ポップス界の両方に大きな意味があるような気がする。
<追記>
プロフィールや雑誌インタビューによると、お母さんは香港人で、上海に住んだことがあるとか。英語→北京語→広東語の順にできるそうで、お母さんとの会話は広東語が多めとのこと。「R&Bには北京語の響きが合う」と考えて北京語を選択したとか。頷ける気がする。
Soulboy @YesAsia.com
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方大同、少し前に私のブログにこの単語で検索してきてくれる人がいるので誰ソレ?と思っていたら、私も十一狂潮の動画で方大同が良かった、とか書いてたんですよね。
(すっかり忘れていた私)
そうですかぁ、そんなアルバムでデビュー...
早速購入リストに追記です( ..)φメモメモ
ところでこの間のオーディオの話ですが、あーんまり音楽いつも聴いてはいないからか私電化製品の持ちがどうやらかなりいい方なのです。
なのでHO太さんのお言葉通り、ダメになるまで気長に使おうと思います^^
(修理して使おうと思うほどいいものは買わないのでダメになったら買い替えです^^;)
購入リスト、次々買い!のCDが出るからきりがないですよね~。Solerの北京語アルバムも出ちゃったし(買いました?)
十一狂潮、このブログ書くのについついもう一回見ちゃいました。やっぱり、この3人のセッションが一番よかったです。葉宇澄のピアノがめちゃ上手かったのも再発見ですわ~。
オーディオ製品、うちも前よりは持ちがよくなりました。子供たちが大きくなって、うっかり踏むだの悪戯するだのがなくなりましたから。とはいっても、修理して使うほどいいものはやっぱり買いませんね(笑)
前に友達が香港旅行に行くというので頼んでみたことがあるのですが、見つけられなかったということで入手できなかったんです。
葉宇澄もSolerもまだ持ってないんですよね。
ほしいCDがいっぱいあって困ります~。
http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx/pid-1004095453/code-c/section-music/
お友達が香港旅行に行かれたときは、まだ発売前だったのかもしれませんね。数日の違いで間に合わなかったり、運不運があるんですよね。
Yesasia、1月2日までに50ドル以上買うと5ドルクーポンもらえるので、ほしいCDまとめ買いのチャンスかも(回し者状態^^;)
許志安がお好きなんですね(^^)
方大同は独特のメロディの作り方で、これから香港ポップスを面白くしてくれそうな気がします。
また時々いらしてくださいね~
最近
テレビの番組で初めて方大同の歌を聞いて
マジすげぇええと思う!
今もこの人の歌ばかり聞いている。
方大同の歌が全部スキ
HO大さんは香港ファンですか?
すごいぃいい!
情報更新
頑張ってください!
方大同の歌、いいですよね~。
ヨウケイ☆さんは、広東省に住んでいるんですか?
日本語の勉強、頑張ってください!
私は香港ポップスのファンですが、台湾や中国大陸の曲も聴きます。
これからも頑張って更新しますね。ぜひまた来てください