Yahoo!で「3.11」と検索すると10円が寄付される。昨年に引き続き。
朝日新聞で紹介されていた。渋谷ユーロスペースで、ブラジル映画祭in東京2024と題してブラジル映画が上映されている。
ボサノバ創始者の一人、アントニオ・カルロス・ジョビンがエリス・レジーナとアルバムを制作する舞台裏を追った「エリス&トム」のチケットを買った。「Elis & Tom」は私が大学に入って初めて購入したレコードで、今でも口ずさめる。
他の映画も見てみたいが、、、仕事の合間に行けるかな
明日から来週にかけて「クイズ!正解は世界フィギュア」以外にも、フィギュアスケート関連番組がいろいろ。
・フィギュアスケートTV!
BSフジ 10日(日)17:00~17:55
“今回は各大会の模様やインタビューなどをお届け!
未来のフィギュアスケート界を担う中学生スケーターが競い合った「全国中学校スケート大会」。またその大会に出場した中井亜美選手に、復活にかける来シーズンへの思いを聞いた。
そして今月開幕予定の世界選手権に出場する代表選手も戦った「四大陸選手権」と「世界ジュニア選手権」もご紹介。さらに、世界選手権に向かう代表選手のインタビューもお送りする。”
・世界ジュニアフィギュアスケート選手権2024
フジテレビ 10日(日)26:50~27:50(11日2:50~3:50)
1時間枠なので、、、表彰台に上がった3人を中心に、あとはダイジェストかも。
・ネプリーグ
フジテレビ 11日(月)19:00~20:00
“本田真凜率いるフィギュアスケート軍VS日向坂46!常識グルメQで真剣勝負!スシロー幻のボツネタ&大人気ピエール・エルメ・パリの人気商品を当てろ!国民的人気お菓子”
フィギュアスケートチームは堀内健、名倉潤、本田真凜、安藤美姫、本田武史、高橋成美。本田真凜は世界選手権の現地フィールドキャスターということで、チームリーダーになるらしい。
・世界ジュニアフィギュアスケート選手権2024 J SPORTS 4
ペア 12日(火)14:00~16:00
女子 13日(水)14:00~16:00
アイスダンス 14日(木)14:00~16:00
男子 15日(金)14:00~16:00
エキシビション 16日(土)18:30~21:00
世界ジュニアは出場人数が多いので、四大陸や世界選手権のように全種目全滑走というわけにはいかないが、日本勢と上位陣は確実に放送されるはず。
・フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋 【吉田唄菜&森田真沙也】
J SPORTS 4 12日(火)19:00~20:00 再放送あり
吉田唄菜ちゃんは“うたしん”の時にオンライン出演したことがあるが、“うたまさ”では初登場。
・Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR 佐賀公演 第1日<録画>
テレ朝チャンネル2 16日(土)19:00~21:30
埼玉公演は行ったけど、あらためて見てみようかと。
・・・HDDの容量空け作業、頑張らないと・・・
という番組が放送されるそうで 今回もmixiでいただいた情報。
フジテレビで3月10日(日)16:30~17:20「クイズ!正解は世界フィギュア」。“3月20日開幕の世界フィギュアをテーマにしたクイズ番組▼初心者でもこれを見れば世界フィギュアが楽しめる!さらにM-1王者がフィギュアスケート漫才披露!”だそうで。
世界選手権ペア銅メダリストの高橋成美さんが出演、解説してくれるのかな? どんなクイズが出るのか とりあえず録画予約
<追記>
とりあえず見てみた
M-1王者の令和ロマンが司会するクイズ番組!というテイで始まり、とにかく正解が「世界フィギュア」になる問題を続け、何だこりゃ⁈となったところで種明かし。正解が「世界フィギュア」になるクイズ質問を完成させる問題を出す。
坂本香織・宇野昌磨が目指す3連覇、イリア・マリニンが跳ぶ4回転アクセル、鍵山優真・佐藤駿・三浦佳生の卍ボーイズなど。(思わず卍という漢字の書き順をチェックしてしまった。)
M-1は見てないので令和ロマンも初めて見たが、髙比良くるまがフジテレビのスポーツ局で8年間バイトしていて、世界フィギュアの放送にもかかわっていたという。詳しいので井森美幸に「やってたの?」と突っ込まれると「さんざん見てましたから」。なるほど、それは適任だった。
解説で出てきた高橋成美ちゃん、出題のポーズもノリノリ、ジャンプの説明が「なんかやりやすそうなのがサルコウとトウループ」って おいでやす小田が「高橋さんの解説が楽しみ」と言ってたが、ペア・アイスダンスの放送は番組中で連呼された日時(22日夜7時)ではないのでご注意を(25日の深夜2時10分から)。
競技の時間が日本時間の夜中から午前にかけてなので、昼夜逆転生活になりそう。私の場合、夜7時からの放送は昼過ぎから寝て起きた頃かも
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2024、競技が終わって3日(日)はエキシビション。出演者リストはこちら。
日本勢は3人のメダリスト(女子3位上薗恋奈・男子2位中田璃士・女子1位島田麻央)が出演する。
ホストがミーシャ・ジーさんとは! ゲストスケーターに地元のノービス選手が呼ばれることはよくあるが、シニアの選手たちが登場するのは珍しい。
日本時間で16時から。
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2024、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
アレクサンドル・ヴラセンコ(ハンガリー) SP:62.12(24) FS:119.73(19) Total:181.85(21)
「Iron Sky」♪ グレー系。3サルコウ、3アクセルとさりげなく決めた。3フリップ+3トウで手をついたが、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、2アクセル+2アクセルなど他にミスなくジャンプを跳ぶ。
スピンの出のイリュージョンをしっかり見せ、演説調ボーカルのパートでじっくりイーグルのコレオ。全体にまとまった。
コンスタンティン・スパタシヴィリ(ジョージア) SP:63.99(19) FS:118.69(21) Total:182.68(20)
「Where's My Love」「Who Will Save You Now」♪ 水色と青。3アクセル頑張り、2アクセルでやや詰まる。3ループ+2アクセル、3ルッツ+3トウと下りるが少しずつ傾いたりふらついたり、あまりGOEでプラスがもらえない それでも大きなミスはなく、丁寧に滑りきった。
デニス・クルグロフ(ベルギー) SP:63.09(22) FS:106.12(24) Total:169.21(24)
「Cold Blood」♪ 黒T。冒頭の3ルッツ転倒、フリップでパンク、3ループ転倒と続いて心配になったが、3ルッツに2トウ+両手上げ2ループを付けてリカバリー、3ループにも2アクセルを続け、2アクセル+3トウ、最後は3サルコウと頑張った。
今大会最年少、立て直した精神力が素晴らしい。
イエンハオ・リ(ニュージーランド) SP:62.84(23) FS:134.63(8) Total:197.47(12)
「Garde Confiance」♪ 臙脂ベスト。3アクセルは高さがあったが惜しい転倒。しかしその後はミスなく、3ルッツ+3トウ、3ルッツ+2アクセル+2アクセル、3フリップ+片手上げ2トウなど全て決めた。ドーナツからキャッチフットで高く上げるキャメルスピンがきれい。ビールマン姿勢やY字を入れるコンビネーションスピン、表現力豊かなコレオでも拍手が起こっていた。
アンソニー・パラディス(カナダ) SP:63.19(21) FS:130.42(10) Total:193.61(15)
「Yours」「Heartbreaking Indifference」♪ 白ノースリーブに指出し手袋、赤ネイル。3ルッツは手をついて単独に。3トウ+オイラー+3サルコウがきれいに入る。後半ルッツでパンクしたが、3トウ+2アクセルは決まった。
クリムキンイーグルからスパイラルのコレオ、キャメルからビールマン姿勢に持っていくスピンなど、ユニークで素敵。
タミル・クーパーマン(イスラエル) SP:63.60(20) FS:119.23(20) Total:182.83(19)
「オペラ座の怪人」♪ 白フリルブラウス。3アクセル+3トウは早く開いてしまった感じ。2本目の3アクセルはきれいに決まった。ルッツ、フリップと2回転になったが、最後の3サルコウに2トウをつけてリカバリー。
激しい動きのコレオにはハイドロブレーディングを入れて、ドラマティックに演じる。全体に動きが忙しない感じ
<G2>
キャスパー・ヨハンソン(スウェーデン) SP:65.71(15) FS:127.95(12) Total:193.66(14)
「アバター」♪ ブルーに黒サッシュ。きれいに4サルコウが決まった! その後も3フリップ+3トウや3ルッツ+2アクセル+2アクセルなどノーミス(わずかにGOEで引かれるのはあまり流れないせいか)。動きはやや硬いが、一つずつ丁寧にやっているところは好感が持てる。クリーンに滑りきって思わずガッツポーズ
マッテオ・ナルボーネ(イタリア) SP:65.22(17) FS:123.67(17) Total:188.89(18)
「Something In The Way」「Vespertillo」「Torn」♪ 黒系をストーンで飾って。4トウがスムーズに決まった。3アクセルは回避して3ループに。3ルッツ+3トウは良かったが2アクセルはややステップアウト。3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ルッツ+2アクセルなど。スピンを側転で出る。
できることはだいたいできた日、という感じ。
李宇翔(リー・ユーシャン、Yu-Hsiang LI)(台湾) SP:66.53(13) FS:126.73(14) Total:193.26(16)
「エリノア・ラグビー」ビートルズ♪ ブルーの濃淡。地元の大歓声の中、落ち着いて3ループを決める。慎重に3アクセル、下りた! 3フリップ+2トウ、後半3フリップ+2アクセル+2アクセル、両手上げ3ルッツ+3トウ、両手上げ3ルッツと決めて力強いチェックポーズ。
キャメルスピンは足をピンと伸ばして、振付の一つ一つにちゃんと意味を持たせ、観客とコミュニケーションを楽しみながら演じる。
終わって自分でもびっくり!と口を押えた。地元で最高の演技
キリロ・マルサク(ウクライナ) SP:64.29(18) FS:116.13(22) Total:180.42(23)
「Flight」「Everybody Knows」「A Dark Night」♪ 黒の左袖が赤。4サルコウはステップアウトしたが、3アクセルは素晴らしい高さ。3-3予定のルッツ+トウが2-2になったり、3-2-2予定のループ+アクセル+アクセルが2-1-1になったりとミスが出てしまった。終盤3フリップ+両手上げ2トウが決められたのはよかった。
スピンをジャンプで出て、氷に拳を当ててフィニッシュ。ちょっと悔しかったかな。
垣内珀琉 SP:65.49(16) FS:127.33(13) Total:192.82(17)
「Wake Me Up」♪ 白Tに黒ベスト。4トウは転倒したが、3ルッツ+3トウ+2トウや3フリップ+2アクセル、後半2アクセル+3トウなどしっかり決められた。コレオから曲が変わるところで生き生きと踊るパート、みんなが楽しみにしている
たぶんこのプログラムは滑り納め、楽しめたかな。
マティアス・リンドフォース(フィンランド) SP:66.06(14) FS:114.74(23) Total:180.80(22)
ビゼー「カルメン」♪ 黒で闘牛士風。3ルッツ+2アクセル、2アクセル+3トウと前半は悪くない。後半3フリップ転倒で+SEQ、前半の3フリップを単独にしたのが失敗だったか。サルコウも2回転になってしまった。
イーグルやハイドロのコレオなど頑張っていた。
<G3>
ダニエル・マルティノフ(アメリカ) SP:71.69(11) FS:124.14(16) Total:195.83(13)
「Iron」♪ 黒から赤紫のグラデーション。4トウは着氷でつるんと滑って転倒。3アクセル+2トウは余裕、2本目の3アクセルも決まった。コレオから出たあたりで転倒 予定とジャンプ構成を変えたせいか、コンビネーション/シークエンスが4つになって+SEQがついてしまった。
キャメルスピンなんかはきれいだが、ジャンプの跳びすぎはもったいない
イ・ジェクン(韓国) SP:70.15(12) FS:142.07(5) Total:212.22(6)
「ロミオとジュリエット」♪ ワインカラーのベスト。3アクセル+2トウが決まり、2本目の3アクセルもこらえる。3ルッツ+3トウ、3ルッツ+2アクセル+2アクセルがきれいに入ったのに、最後の3サルコウで転倒は惜しい。
ジャンプの空中と着氷の姿勢、キャメルスピンの姿勢など体の線をきれいに見せる。ハイドロを入れたコレオなど。スケーティングも高く評価された。
中村俊介 SP:72.85(10) FS:142.61(4) Total:215.46(4)
「ナザレの子」♪ ベージュからグレー。美しい4トウが決まった 3アクセル+2トウ、3ルッツとしっかり跳ぶ。2本目の3アクセル転倒したが、3フリップは問題なし。大きなスライディングを織り込むコレオでじっくり表現し、3ループでこらえたので単独に。3ルッツ+オイラー+3サルコウを決めた。
転倒は惜しいが、力強いプログラムでトップに立った。
アルレット・レヴァンディ(エストニア) SP:75.43(8) FS:136.55(6) Total:211.98(7)
「Baikal(映画「Dans les forêts de Sibérie」より)」♪ 上から黒紫白。きりっとした表情で入っていく。ターンからの高々と跳んだ2アクセル、両手上げ3ルッツ+オイラー+3サルコウ鮮やか、3ループはやや詰まった。雄大なイナバウアーからイーグルのコレオから2アクセルに。3フリップ+両手上げ3トウ、両手上げ3ルッツが決まったのに、次が1フリップ+1トウになるミス。
しかし芸術性の高さが可能性を感じさせる。
ヤクブ・ロフェク(ポーランド) SP:75.55(7) FS:123.49(18) Total:199.04(11)
「Minnie the Moocher」♪ 黒系。曲のイントロ部分で3ルッツ+3トウを決めてムードを作る。3フリップに2アクセルを続け、3ループは単独に。イリュージョンを織り込んだスピン、後半3トウで転倒、3ルッツはOK。コンビネーション/シークエンスが後半にはできなかった。 最後のスピンをジャンプで出てフィニッシュ。
キス&クライでは笑顔
ジェイコブ・サンチェス(アメリカ) SP:73.35(9) FS:125.82(15) Total:199.17(10)
「サラバンド」♪ ブルー系。3アクセルで手をついたが上手く2アクセルに繋げる。2本目の3アクセルはステップアウト。両手上げ3ルッツはきれい。次のルッツでパンク、2アクセル+3トウは入ったがフリップでパンク
ラストのコレオ、バタフライから片手側転風などで見せる。
<G4>
アレクサ・ラキック(カナダ) SP:77.74(4) FS:134.00(9) Total:211.74(8)
「No One Like You」♪ 紺とブルーグレー。軽々と4トウを跳んだ 3アクセル転倒したが、3ループ+3ループは見事! 後半2本目の3アクセルになんとか2トウをつけ、3フリップ+2トウ+2アクセル頑張った。スピンの出に側転。
エドワード・アップルビー(イギリス) SP:75.69(6) FS:129.86(11) Total:205.55(9)
「Sand Wick」「Excommunicado」「John Wick Mode」♪ 黒系。コーチに向かって微笑みながら位置につく。完璧な3アクセル+3トウ、3アクセル単独、3フリップ+2アクセル、両手上げ3ルッツと前半のジャンプは完璧 だったのに、、、
後半2アクセル+オイラー+2サルコウ、これはまあまあだったが、3フリップ転倒、ループが2回転に。それでも1回転ジャンプやハイドロのコレオなど最後まで諦めずに頑張った。
中田璃士 SP:77.60(5) FS:151.71(1) Total:229.31(2)
ジェームズ・ボンド・メドレー♪ 黒にシルバーのテープ。4トウ、両足着氷みたいな感じになったが、3アクセル+3トウ、単独3アクセル問題なし。3フリップ+オイラー+3サルコウもいい流れ。3フリップ+2アクセル、クリムキンイーグルやハイドロのコレオで歓声が起こる。いつもより力強く戦ってるボンド ラストの2アクセルも余裕で決まった。
シーズンベスト更新はならなかったが、トップに立つ。
アダム・ハガラ(スロバキア) SP:78.02(3) FS:147.59(3) Total:225.61(3)
「Dream On」エアロスミス♪ ブルー系。3アクセル+2トウ、ちょっと回り過ぎて乱れる。単独3アクセルきれいに、3フリップ+3トウ、ランジから入る3フリップ+2アクセル+2アクセルはカッコいい。3ルッツ、3サルコウとジャンプほぼミスなし。
すでにヨーロッパ選手権11位の実力者、プログラムの成熟度が高い。
ここで中田璃士の表彰台確定。
フランソワ・ピトー(フランス) SP:78.79(2) FS:136.16(7) Total:214.95(5)
「Cry Me a River」マイケル・ブーブレ♪ 黒シャツにワインカラーのベスト。4サルコウは回避して3アクセル+2トウから。次のアクセルでパンク 3ループ、3フリップと決めて立て直し、後半3アクセル単独はステップアウトで耐える。しかし3ルッツ転倒 3ルッツ+2アクセル+2アクセルは最後にオーバーターン。
今日はピトーの日ではなかった、という感じ。
アダム・ハガラの表彰台確定。
ソ・ミンキュ(韓国) SP:80.58(1) FS:150.17(2) Total:230.75(1)
「ノートルダム・ド・パリ」♪ 臙脂から黒。美しいスケーティングで、勢いよく3アクセル+2トウ。2本目でパンクしたが、その後は落ち着いて3ループ、3フリップ+3トウ、3フリップ+2アクセル+2アクセルなどミスなし。イーグルやバタフライのコレオもストーリー性があり、キャメルスピンで袖口に付いてるひらひらがなびくのがきれい
高評価の演技構成点、フリー2位ながらトータルで1位!
結果、優勝はソ・ミンキュ、2位中田璃士、3位アダム・ハガラ、4位中村俊介はSP10位からジャンプアップ。5位ピトー、6位イ・ジェクン、7位レヴァンディ、8位ラキック、9位アップルビー、10位でようやくアメリカ勢のサンチェス。
来季枠は韓国・日本が3、スロバキア・フランス・エストニア・カナダ・アメリカが2。
ジュニアグランプリシリーズ出場枠、日本は女子に続いて最大の7大会2名を確保した(これ重要)。
明日はエキシビション 来季から、世界ジュニアではエキシビションが必須ではなくなるとのこと。若い選手にはエキシビションはいい機会だと思うが、、、明日滑る選手は楽しんでほしい
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2024、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
アリサ・コルネヴァ/キーラン・マクドナルド(カナダ) RD:53.08(18) FD:77.10(17) Total:130.18(17)
「It's Always Been You」「You Dazzling Light」♪ ピンク系。全体にとてもスムーズ。ステーショナリーリフトが上手。
ナタリー・ブラソヴァ・フィリップ・ブラス(チェコ) RD:49.69(20) FD:70.29(20) Total:119.98(20)
「Arboles Bajo El Mar」「Con La Brisa」♪ 黒にメタルっぽいストーン。片足で立つストレートラインリフト、足を絡めるダンススピン。スペイン語の歌詞でオルタナ系の曲というのが面白い。最後のコレオスピニングで、女性が膝をついてしまってGOE減点になってしまったのがもったいなかった。
イリナ・ピドガイナ/アルテム・コヴァル(ウクライナ) RD:51.16(19) FD:83.63(12) Total:134.79(15)
「Let Me Entertain You」「Angels XXV」「I Love Rock N`Roll」♪ 黒、メタリックなシャツを羽織って。女性が男性の股下をくぐってから入るツイズル、間の振付もカッコいい。女性の足をホールドしながら姿勢を変えていくストレートラインリフトがユニーク。肩にのせるローテーショナルリフトも迫力あった。
ソフィア・ベズノシコヴァ/マックス・ルルー(ベルギー) RD:53.62(17) FD:75.68(18) Total:129.30(18)
「ノートルダム・ド・パリ」♪ カーキ、黒。きれいにキャッチフットしているローテーショナルリフト、間で女性の周りを男性がイーグルするツイズルが素敵。感情表現豊かなコレオステップから、ダイナミックにスライディング。
女性がまだ14歳、これからすごく伸びそう。
ソフィア・ドヴァル/ウィクトル・クレザ(ポーランド) RD:54.19(16) FD:74.11(19) Total:128.30(19)
「オペラ座の怪人」♪ 黒スリップドレス、白フリルシャツ。女性が男性の肩に両手を回した姿勢でのスピニングから。女性の体を回してからツイズルに入る。イーグルの背中に重心を置くストレートラインリフト。
全体によく滑れていた感じ。
<G2>
ジニー・キム/イ・ナム(韓国) RD:54.73(15) FD:79.70(15) Total:134.43(16)
「ザ・グレイティスト・ショーマン」♪ ピンク、極薄紫。丁寧にワンフット、肩から前に回るストレートラインリフト。アシステッドジャンプからダンススピンに入っていく。ツイズルで男女の距離がやや開いた。ややスピードが足りなく見えてしまうが、個々の技術は安定している。
ライラ・ヴェイロン/アレクサンダー・ブランディス(カナダ) RD:58.08(11) FD:89.32(7) Total:147.40(8)
「スマイル」「街の灯」「ライムライト」♪ 水色系。コミカルな表情でコレオステップから、ムーディーな曲に変わってワンフットを滑らかに。ツイズルをぴったり合わせる。男性が女性を空中に横向きにするカーブリフト。ラストは花を摘んで女性に差し出す
アシュリー・スラッター/アトル・オンガイ‐ペレス RD:56.84(12) FD:83.57(13) Total:140.41(13)
「5-10-15 Hours」「St. James Infirmary」「Great Balls of Fire」♪ 黒、白シャツにサスペンダー。身長差があるので、女性を軽々と回したり持ち上げたりしている感じ。
岸本彩良/田村篤彦 RD:56.75(14) FD:84.12(11) Total:140.87(12)
「Misirlou」「Girl,You’ll Be A Woman Soon」「Pump It」♪ 白に黒、黒系。冒頭からパワーとスピード全開で、ツイズルをしっかり合わせる。回転の速いローテーショナルリフト、スローパートでダンススピン。ストレートラインリフトの姿勢変更に迫力。腕立て伏せが入るユニークなコレオステップ、足と手をホールドして逆さまにするアクロバティックなコレオリフトと見どころ沢山のプログラム。
「頼むよ!」と篤彦くんが祈るキス&クライ、自己ベストにはちょっと遠い得点。取りこぼしが多かったかな
ヤーリ・ペダーセン/ジェフリー・チェン(アメリカ) RD:56.81(13) FD:87.74(8) Total:144.55(9)
「オペラ座の怪人」♪ 紫、黒ジャケ。ワンフットからさりげなく低い姿勢のステーショナリーリフトに。全体に滑らかで安定。
キス&クライにはタニス・ベルビンさん。
<G3>
ジーナ・ゼンダー/ベダ・レオン・ジーバー(スイス) RD:58.90(9) FD:77.15(16) Total:136.05(14)
「This Bitter Earth On the Nature of Daylight」「This Unfair Earth」♪ グレーの胸元にピンク、ダークグレー。背中に逆さまに負ぶわれる形のストレートラインリフト。ツイズルでややふらつくところがあった。コレオステップで男性が仰向けになって手をつき、片手を女性が持って立ち上がらせる振付、めっちゃ難しくて独特。
世界観を十分に表現するプログラム。
ダニア・ムアダン/テオ・ビゴー(フランス) RD:58.66(10) FD:85.86(10) Total:144.52(10)
「Baiana」「On the Run」♪ 黒にカラフルな指し色、黄色に黒を羽織って。14歳と15歳、まだノービスに出られる年齢でいかにも小柄だが、きびきびした動きが目を引く。軽々とアシステッドジャンプ、じっくりとサーキュラーステップ、肩から膝上に逆立ちして下りるストレートラインリフト。片手と片足をホールド、女性がキャッチフットのステーショナリーリフトも見事。
セリーナ・フラジ/ジャン‐アンス・フルノー(フランス) RD:61.52(6) FD:95.14(4) Total:156.66(4)
「Partida」「Porto Dio」♪ ブルー。きれいな姿勢で回転の速いツイズルから。女性を高く持ち上げたり下ろしたりするスピニング。ストレートラインリフトは下ろし方に工夫。コレオステップ、掛け合うような振付で物語を表現。
シーズンベスト更新
クロエ・ニュエン/ブレンダン・ジアン(カナダ) RD:61.22(7) FD:89.87(6) Total:151.09(6)
「Seeing is Believing」「Aspects of Aspects」「Love Changes Everything」♪ 赤ドレス、白Yシャツ紺ベスト赤タイ。スピンで始め、ダイアゴナルステップからさりげなくワンフットに入る。姿勢変化がすばやいストレートラインリフト。ツイズルをきれいに合わせ、音とシンクロするアシステッドジャンプ。
全体に完成度が高い。シーズンベスト更新。
アンゲリナ・クドリャフツェヴァ/イリア・カランケヴィッチ(キプロス) RD:59.68(8) FD:81.40(14) Total:141.08(11)
「Le Notti Di Cabiria(カビリアの夜)」♪ ピンク、グレー。女性を逆さまにするストレートラインリフトから続けてローテーショナルリフト。ツイズルの1つ目で男性がバランスを崩したが頑張って続ける。曲は田中刑事がオリンピックで演じたものの一つ。
2人ともロシア生まれ。18歳と20歳、あと1シーズンジュニアに出られるが、来季はどうするかな。
<G4>
ノエミ・マリア・タリ/ノア・ラフォルナラ(イタリア) RD:62.58(4) FD:85.99(9) Total:148.57(7)
「Who Wants to Live Forever」クイーン♪ 透け感のある紺。ダイナミックなアシステッドジャンプから、きれいに合わせたツイズル。スピードにのってダイアゴナルステップ、肩を回ってから膝上に片足で立つカーブリフト。肩を組んで仰向けになるフィニッシュポーズで男性が片足を上げたところで後ろに倒れてしまい、、、転倒扱いになってしまった。
リフトでも減点があったようで、減点3は厳しい。
エリアナ・ピール/イーサン・ピール(アメリカ) RD:61.65(5) FD:92.44(5) Total:154.09(5)
「ロード・オブ・ザ・リング」♪ 白からグリーン、グリーン。ジャンプして横抱きになるストレートラインリフトから、肩に足を絡めるローテ―ショナルリフトへ繋げる。丁寧なサーペンタインステップ。重厚な感じのプログラム、やり切った感じ。
エリザベス・トカチェンコ/アレクセイ・キリアコフ(イスラエル) RD:65.88(3) FD:96.80(2) Total:162.68(2)
「Ojo Azules」「Danzante Vasija De Barro」「Sikuriadas」♪ ワインカラー、グレー。印象的なコレオステップでスタート。イーグルの前に立つストレートラインリフトから、ステーショナリーリフトに繋げるのは珍しい。片手と片足をホールドして難しい姿勢のダンススピン。ドラマティックなスライディングでフィニッシュ。
女性の年齢から来季まではジュニアに出られるが、どうするかな。メダル確定!
ダリヤ・グリム/ミカイル・サヴィツキー(ドイツ) RD:66.11(2) FD:96.02(3) Total:162.13(3)
サン‐サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」/「ハバネラ」♪ 蛍光ピンク、黒に赤。さりげなく足を絡めているダンススピンから。間に背中にのせる動きが入るツイズルはややふらついてレベル4は取れず。前から上に変えていくローテーショナルリフト。後半どんどん動きがよくなっていった。
終わって女性が大きくガッツポーズ トップには立てなかったがメダル確定。
リア・ネセット/アルテム・マルケロフ(アメリカ) RD:70.16(1) FD:99.60(1) Total:169.76(1)
「Anytime, Anywhere」「Cry」♪ ベージュ、白シャツ。ツイズルに入るところから間の動き、じっくりと見せてくれる。肩を回ってから膝上に立つストレートラインリフトからローテ―ショナルリフトに繋げる。体の線がきれいで、どこを切り取っても美しい。最後のコレオリフトを下ろすときにちょっとミスが出たが、そんなの関係ない! ジュニアの次元をとっくに超えている。
結果、優勝はネセット/マルケロフ、2位トカチェンコ/キリアコフ、3位グリム・サヴィツキー。4位フラジ/フルノー、5位ピール兄妹、6位ニュエン/ジアン。岸本彩良/田村篤彦は12位だった。
来季枠はアメリカ・イスラエルが3、ドイツ・フランス・カナダ・イタリアが2。2枠獲得が期待された日本、お預け。来季はいけるか
ジュニアグランプリシリーズ出場枠は、6大会に1組を得た。“すみいぶ”吉田菫/小河原泉爽組もさっさと出してほしい。
このあとは男子フリー。珀琉くん、俊介くん、璃士くん、頑張れ~~~
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2024、女子フリー(ジャッジスコア)後半。
<G3>
ステファニア・グラドゥキ(フランス) SP:58.65(10) FS:115.19(9) Total:173.84(9)
「ブエノスアイレスの冬」アストル・ピアソラ♪ ブルー。冒頭の両手上げ3フリップ+2トウから、3ループ、2アクセルを下りてキックと軽やか。後半も両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、両手上げ3ルッツ+オイラー+両手上げ3サルコウと予定通りに跳んだ。
安定したY字スピン、コレオに入るときに一気にスピードを上げてスパイラル、ビールマンスピンをイリュージョンで出てフィニッシュ。
コーチがロシア系のせいか、滑りも“ロシアみ”があるような
シェリー・ジャン(アメリカ) SP:58.57(11) FS:115.47(7) Total:174.04(8)
「A Beautiful Storm」♪ ライトブルーからネイビー。きっちりと3ループ、3ルッツ+2トウ、3トウといい流れの前半。しっかりした着氷姿勢と、トランジションがうまくつながっていくことで、じわじわと感情が盛り上がっていく。3フリップ+2アクセル+2アクセルもリズムがいい。3フリップ転倒、サルコウが2回転になって転倒したのは惜しい。
コレオのハイドロから続けてスピン、I字姿勢もよかった。
ヤナ・ホルシスコヴァ(チェコ) SP:58.33(12) FS:105.89(22) Total:164.22(18)
「Shatter Me」♪ 紺にグレーと白、シルバーのストーン。冒頭の両手上げ3ルッツは乱れて単独になったが、3ループ、3トウ+2トウと決め、2本目の両手上げ3ルッツで詰まっても頑張って2アクセルをつける。わりとアップテンポの曲に合わせて速い動きが多く、駆け抜けるプログラム。
インガ・グルゲニゼ(ジョージア) SP:62.28(7) FS:110.59(16) Total:172.87(12)
「Mephisto’s Lullaby」「Breathing Under Water」♪ 薄いグレーに赤ストーン。ぐいぐいとスピードにのって滑り出し、3アクセル転倒。次も3アクセルに挑み、オーバーターンで2トウをつけたが+comboとなった。3ルッツ+2アクセル+2トウ、終盤に2アクセル+2トウと最後まで頑張る。ビールマンスピンは足首辺りをホールド。
キム・ユソン(韓国) SP:59.58(9) FS:111.22(15) Total:170.80(15)
「揚げひばり」♪ ラベンダー系。3アクセルに挑んで転倒。3フリップ+3トウ、3ルッツ、3ループ+2トウと立て直し、3ループ+2アクセル+2アクセルは盛り上がった。しかし3フリップに何か不安があったのか転倒。
全体にジャンプが固い感じがする。これからの成熟に期待。
上薗恋奈 SP:61.96(8) FS:132.74(3) Total:194.70(3)
クリーム色。3ルッツ+3トウをシャープに決めると、3ループ、3フリップ+2トウ、スピードとバランスが完璧なジャンプが続く。終盤の2アクセル+2アクセル+2トウまでリズム変わらず、流れもそのまま。独特な振付も自然にこなし、キュートな笑顔でフィニッシュ。
得点を見てびっくりのコーチたち、思わず涙の恋奈ちゃん。演技構成点が圧倒的 7番滑走のサリナ・ジョースがキープしていた首位を奪う。
<G4>
エリナ・ゴイディナ(エストニア) SP:63.03(5) FS:109.86(17) Total:172.89(11)
「シンドラーのリスト」♪ グレー。爆撃の音に耳を塞ぐ振付から。3フリップ+2アクセル+2アクセル、少し乱れたがこらえる。3ループ転倒、3サルコウOK、3トウは下りてすぐスライディングのつなぎ。後半3ルッツ+2トウを2つとまとめる。13歳だがバランスのいい技術を持っている。氷の上に倒れるフィニッシュ。
イイダ・カルフネン(フィンランド) SP:64.64(4) FS:121.68(4) Total:186.32(4)
「ボヘミアン・ラプソディー」クイーン♪ 黄色と白。エネルギッシュ 3フリップ+3トウ、2アクセル、3ルッツは下りてすぐスプリットジャンプ。3ルッツ+2トウ+2ループはフェンスぎりぎりになったが巧く下りた。後半3ループ+2アクセル、3サルコウと予定通り。
ジャンプの回転もスピンの回転も速い。フライングで入るとき一瞬バランスを崩しかけたが頑張った。
アナスタシア・ブランデンブルク(スイス) SP:62.57(6) FS:114.79(10) Total:177.36(6)
「Ne Me Quitte Tu Pas(行かないで)」セリーヌ・ディオン♪ 赤、左肩にハート形のくりぬき。冒頭の3ルッツはやや傾いたので無理せず単独に、次の3フリップにきれいな3トウをつけて成功。3ループ+2トウは良かったが、後半3ルッツで転倒。付ける予定だたった2アクセル+2トウを次の3サルコウに付けたのは偉い。
切ない恋の情感を一生懸命表現していた。
櫛田育良 SP:66.61(3) FS:114.36(11) Total:180.97(5)
「The Little Prince」♪ 赤、髪は高い位置のお団子。手に顎を乗せる愛らしい仕草から、3ルッツに無理せず2トウをつける。3サルコウ+3トウ、長くエッジに乗るターンからの2アクセルが素敵。次の2アクセルでまさかの転倒 3ループでも転倒したが、次に3ルッツ+3トウ+2ループを跳んだのはさすが。
本田真凜が見守る姿が映った。上薗恋奈の表彰台が決まる。
島田麻央 SP:72.60(2) FS:145.76(1) Total:218.36
「Benedictus」♪ ブルーグリーン系。3アクセル、オーバーターンしたが片足で立ち、4トウ、鮮やか あとは落ち着いて3ルッツ+3トウ、3フリップ+2アクセル、3サルコウ+3トウ+2トウなどを決めていくだけ。微笑みながら雄大なスパイラルのコレオ、ジャンプの締めくくりは両手上げ3ルッツ。I字スピンで腕を前から上に、シグニチャーとも言える見事な姿勢。お手本にしたいビールマンスピンを、誰よりもしっかりしたイリュージョンで出て終わる。
シーズンベスト更新の得点を見て、まず涙が プレッシャーと戦ってきたのだろう。
シン・ジア(韓国) SP:73.48(1) FS:138.95 Total:212.43(2)
「Not About Angesl」♪ 薄紫からグレー。柔らかく壮大な2アクセルから。3ループ、3フリップ+2トウ+2ループとゆったり跳ぶ。3ルッツ+3トウ、3フリップ+2アクセル、スパイラル姿勢から3ルッツまで楽々と。スケーティングも無理なく楽に伸びていて、力みが全くない。
ジャンプからそのままランジにスパイラルのコレオ。最後のスピンはキャメルのフットキャッチから頭の上まで上げたが、何かバランスを崩しそうになってレベルは2止まり。それが唯一のミスだった。
フリー、トータル共に自己ベスト更新だったが、狙っていた優勝は掴めず少し硬い表情のキス&クライ。
結果、島田麻央の世界ジュニア2連覇、2位シン・ジア、3位ジュニア1年目初出場の上薗恋奈。4位カルフネンは昨年の26位からジャンプアップ、5位櫛田育良もしっかり期待に応えられた。
6位ブランデンブルク、7位サリナ・ジョース、8位シェリー・ジャン、9位グラドゥキ、10位ルールー・リン。
来季枠は、日本が3枠。2枠が韓国・フィンランド・スイス・イタリア・アメリカ・カナダ・エストニア。
日本は、来季ジュニアグランプリシリーズ枠最大の7大会2名ずつも確保した。
明日はアイスダンスと男子のフリー