いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

お使い行った-大阪・大正; うちなんちゅう、超国家、そして、わしたポーク

2011年06月23日 20時26分37秒 | 国内出張・旅行

バイト先で、大阪にお使いに行け!といわれた。大阪、大正。おいらは大阪の土地勘はゼロ。生まれて10回も行ったことがない。今、5回も行ったことがないと書こうとして、記憶をたどり、指折り数えると5回はあったかもしれない。でも、大阪の地理は全くアタマに入っていない。地図も確認せず、お使いに行く。なぜなら、地図を見なくても、お使いに行けるからだ。相手さんがJR大正駅に向かいにくるので、行けばいいのだ。地図も見ず、yahoo路線で検索して、その行程に従いたどり着く。すごい行動だな。全然、アタマ使ってない。

降り立っただよ、大正駅。途中の車中は読書時間。これだから、お使いは止められない。相手さんと待ち合わせ時間までの10分ほど駅の周辺を歩く。予習なしでいきなり。昭和の成仏のためにがんばっているおいらも大正を見聞した。見ただよ;

   

 

うちなんちゅう。

 

おいらのひいおじいさまは、大日本帝国下における、名誉ある内地食い詰め者である。食い詰めて、とーほぐから、北海道さ、来たらしい。20世紀に入って間もなくのことだった。 (そして、今、ひ孫のおいらが食い詰めて、内地でバイトに励んでいる。南の島にもバイトでお使いに行ったりした)。だれにでも、遺伝子上のひいじいさんは4人いる。おいらの場合、彼らの出身は、秋田、新潟、高知、富山など。今の都会の若い子は先祖が多岐にわたるというのは珍しくないだろう。でも、おいらの世代(40代)では、北海道出身者以外、このハイブリッドさは結構めずらしいのではないだろか? そして、ハイブリッドはハイブリッドでも、食い詰め者どものハイブリッドだ、すごいだろう!

話が大阪のうちなんちゅう物語に戻る。うちなんちゅうの食い詰め者群が大阪に来たのも、20世紀初頭らしい。南の島のソテツ飢饉と呼ばれる生活難と内地、大阪の第一世界大戦の好況による人手不足があいまった結果だ。ちなみに、沖縄&移民で検索すると、大阪への「移住」は移民扱いではなく、出稼ぎ・移住となっている。沖縄の「移民」扱いはハワイを筆頭に"外国"に限られているようだ。大阪、大正地区へのうちなんちゅう"移民"は2万人。大正区の住民の1/4が沖縄系住民らしい。

 

(ところで、今の沖縄県知事さまの情報をググると大阪育ちらしい。もちろん、名前からして琉球人なんだろう。そして、東大⇒通産のエリートさまなので、琉球のえすたぶりっしゅめんとさまなんだろうか?と以前は勝手に思っていた。あるいは、食い詰めうちなんちゅうの中で裕福になったグループの家系なんだろうか?)

 

↓大阪における"沖縄系店舗"の分布状況;(出典:真鍋一弘、「大阪市大正区における沖縄関連店舗の立地展開」、立命館地理学 第17 号 (2005) 87 ~ 99、)

 

そして、大阪の大正地区のうちなんちゅうの文化、伝統の継承が盛んだったらしい。三線と沖縄方言。ある時期まで、大阪の大正地区のうちなんちゅう系のがきんちょは、三線と沖縄方言をたしなんだらしい。沖縄方言が失われた"母国"・沖縄に彼らが行って、三線と沖縄方言を披露した。「沖縄では方言はもちろん,子供は三線も知らない,で,大正区の子供が三線を弾くとはすごいことだという話になったというほど,大きなインパクトを与えた」らしい[pdf, 重いょ!;大阪市における沖縄出身者のまち――集住・差別・まちづくり]。

 

おいらのじいさんまでは、札幌で%&県人会に入っていたけど、おいらは内地の伝統・文化を教えてもらったことなぞ、全くないょ。

何より、内地でのご先祖さまの出身地って行ったこともない。そもそも、知らない。

 

知らなかったょ、variety meatって英語。和製英語だろうとネタとして画像をとった。そしたら、臓物って意味だった。

"放るもん"だから、thrown meat じゃないんだ (なわけねーよ)。

 

●そして、超国家;

▼うちなんちゅうポーク;

そんなしてたら、沖縄産スパムを見つけたょ(⇒関連愚記事;ポーク玉子 (ポーク卵))。