玄葉光一郎外務大臣については、私は入閣時から問題視してきたが、やっぱりやらかしてしまった。権力者の驕りから出たことだろうが、日帰りで中共を訪問するのに、わざわざチャーター機を使ったのだった。1200万もかけて、なぜそんなことをする必要があったのだろう。東北地方の仮設住宅には、ようやく石油ストーブが入り始めた段階で、まだ全戸には行き届かない。1200万程度であっても、ストーブの購入費にあてれば、かなりの数になるのではないか。いくら政権に居座っていられるのが、後わずかだとしても、あまりにもどうかしている。そんな玄葉外務大臣のことについては、日刊ゲンダイが取り上げただけで、それ以外のマスコミは黙殺である。そして、NHKなどは、日米地位協定の運用改善を大々的に報道し、玄葉外務大臣の功績にしようとしている。しかし、運用の点で前進したとはいえ、アメリカの軍人や軍属を日本の法律で裁くのが難しという点では、何ら変わってはいない。それをお土産にすれば、アメリカ軍普天間基地の移設に関して、沖縄県の協力を取り付けられると思うのは、あまりにも短絡的だ。国民目線が第一と言いながら、民主党政権のやることは全て、日本国民の感情を逆撫ですることばかりであり、玄葉外務大臣もまたその一人なのである。
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