ブログのランキングはそれほど上位ではないにしても、「草莽隊日記」を毎日数百人が読んでくれる。もともと政治評論なわけだから、派手な政治活動の記録ではない。力を入れてブログを書くようになったのは、平成23年3月11日の原発事故がきっかけだ。それから民主党政権が倒れるまで朝夕2回アップし続けていたら、今日まできてしまった。ジャーナリストとして書いているので、行動する保守について、冷静な見方ができると思う。彼らは今後の日本で一定の力を確保するはずだ。国を取り戻すと大見得を切っても、それを自民党が実現するのは、並大抵のことではない。先導役がいなくてはならない。連隊旗手のようなもので、先頭に立って敵陣に突っ込む前衛が、局面を切り拓くのである。日の丸を掲げてデモをすることは、日本人の魂を覚醒させるだけのインパクトがある。また、街頭に繰り出す人たちは、言葉とは裏腹に冷静だ。逮捕者がほとんど出ていないのも驚きだ。リーダーと目される人たちは、いずれも演説が達者であり、臨場感のある動画を通じて支持者を拡大している。それに対決する勢力は、あまりにも幼稚である。カウンターが精一杯で、ベンツでデモ隊を妨害をしたりする程度だ。行動する保守は、もはや少数派と決めつけることはできない。戦後一貫して自虐を強いられた日本人が、怒りを爆発させたのだ。日本人の多くが抱いている気持ちを、彼らが正直に代弁しているのである。賛否はともあれ、その事実を無視すべきではないだろう。
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