草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

復讐劇として「平和に対する罪」をでっち上げた東京裁判!

2019年12月04日 | 歴史

連合艦隊が真珠湾を攻撃したのは昭和16年12月8日のことである。あれから78年が経とうとしている。佐伯啓思が『日本の宿命』で書いているように、未だに私たちは大東亜戦争で敗れた歴史を背負っているのではないだろうか▼「大東亜戦争」を「太平洋戦争」と呼ぶように日本に押し付けたのはアメリカであった。それによって日本人の過去を否定され、「大東亜共栄圏」という言葉が死語となった。佐伯の「『戦後』とは、あることがらの強いられた忘却からはじまったといってよいでしょう」との指摘は正しいのである▼ポツダム宣言を受託したことで、東条英機らの日本の指導部は「平和に対する罪」を理由として東京裁判で有罪となり、7名が絞首刑に処せられた。佐伯は「事後法の問題、戦争犯罪の概念、侵略や共同謀議の概念の曖昧さ、証拠採用の恣意性、それに、戦勝国による裁判官の独占など、裁判としての適法性にかなり問題がある」と断言する▼あの当時欧米は植民地を世界中に持っていた。アメリカですらそうであったのに、彼らは「文明と野蛮の対決」という図式化によって日本を裁いたのである。それが許されることであるかどうか、もう一度私たちは歴史を見直すべきだろう。国際法のルールで裁かれたのではなく、勝者による復讐劇であったことを忘れてはならないのである。

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