つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

彫刻家・星眞子さんについて

2010年08月13日 | 日記
                 彫刻家・星眞子さん(右)とブロンズ作品。
                左はトゥッティコンサルタントの小熊美恵子さん

中野英人さんの案内で、日本橋高島屋6階画廊に行った。
彫刻家・星眞子(ほししんこ)作品展が開催されていた。
星眞子さんはイタリアに在住して創作活動に取り組んでいる人です。
大学の同級生である小熊美恵子さんのプロデュースにより作品展を開催している。
6月18日からは横浜市日本大通り三井物産ビル1階ギャルリーパリで開催した。
7月28日からは日本橋高島屋画廊にて二週間展示されていた。
ブロンズ彫刻作品。犬をモデルとした作品が6点とスケッチ画であった。
8月16日から21日までは銀座渋谷画廊にて星眞子作品展を開催。
中央区銀座7-8-1渋谷ビル2F 11:00~18:30

星眞子先生と小熊美恵子さんと話す機会があった。
経歴を詳しく説明をしてくれました。
◆イタリアに単独で渡って、彫刻の創作活動に励んでいる星眞子さんである。
彫刻ではルネサンスの盛期十六世紀にケラミンジェロ、十七世紀にはベルニーニを輩出したイタリアに、自らの彫刻の可能性を求めて移り住んだのは平成3年だった。
「良質の大理石が採れるのはギリシアかイタリア」ということで、新天地に選んだのがイタリア・トスカーナ州にあるピエトラサンタ。
ピサの斜塔で有名な都市ピサの近くの海沿いで、大理石の山々であるアプローネ山脈のふもとに位置する。
イタリアでの修行の成果としてブロンズ展の個展となった。
星の三島学園女子大生活美術科時代の講師だった彫刻家の翁ひろみ先生は「独自性を持った個性的な作品が彼女の特徴。直裁的な表現ながらも、見るものに彼女の思い入れは伝わってくる。常に新しい表現とチャレンジする女性」と評する。
トスカーナ州の州都フィレンツェはルネサンス美術の宝庫である。
イタリアの地が、ピエトラサンタの地中海性気候の風土が、創作意欲をかきたてる。
「イタリアはまさに石の文化。アプローネ山脈のふもとに住み、白い大理石の山々との対話で生まれた作品たちは心の風景であり、今や私の心の古里」と言い切る。
==●日本を離れてマイペース制作●==
彫刻にとりつかれたのは石巻女子高在学中。
「授業で粘土をこね回しているうちに、いつの間にか形を作り出すことの魅力におぼれてしまった」。
石巻女子高からは三島学園女子大生活美術科に進学。
昭和50年に卒業し宮城教育大美術科研究生になる。
当時は石こう、みかげ石が主な素材で、具象作品では裸婦像が多かった。
56年に宮城県芸術選奨新人賞を受賞したのをはじめ、河北美術展・彫塑の部で河北賞を四度受賞。

銀座渋谷画廊での星眞子作品展が楽しみである。

(8月13日記)
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