ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.3.17 “やっぱり天罰だと思う”=あまりの発言に涙

2011-03-17 05:59:01 | 日記
 我が社の社長発言に絶句し、悔し涙が出た。今回の震災が発生した当日、その1時間ほど前に都知事選に出馬を決めた人だ。

 その彼が、今回の東北関東大震災について、記者会見で今の日本の状況について、いったい何と言ったか。
「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と。
 当然のことながら被災地・宮城県の村井嘉浩知事がこの日、「塗炭の苦しみを味わっている被災者がいることを常に考え、おもんぱかった発言をして頂きたい。」と不快感を示された。
 一昨日午前の災害対策本部会議の後、報道陣の質問に上記のように答えられたという。県内では、約31万人が避難生活を送っているのだ。この極限状況において、この窮状において何と紳士的なコメントだろう。怒髪天を抜く怒りに震えているに違いないのに・・・。
 この話を聞きながら、この人の下で働く私は恥ずかしさで身が縮みあがり、そして一住民として怒りで震えた。被災者の方々には伏してお詫び申し上げたい気持ちでいっぱいだ。

 この人の下で働くようになって既に12年が経つ。私の公務員人生もこの年度末で26年になるので、その半分近くを占めている。もちろん直属で仕えているわけではないし、都民が選んだ人であるのだけれど。

 今、勤務している大学もこの人の一声で大きく変えられた。
 これまでもご存知のとおり数々の舌禍事件を起こしてきた。三国人発言、クソババア発言、フランス語発言・・・しかりだ。
 が、その都度、何やら煙に巻きつつ、3選し、今に至っている。
 なぜだろう。4選はない、と引退をほのめかしながらのぎりぎりのタイミングでの撤回宣言。自分が出れば必ず当選する、と思っているに違いない。
 他の人が同じことを言ったのならとっくに引責辞任、もしくは干されているはずなのに。「そうは言うもののそれが彼のキャラクターだから・・・」といって済まされていい話ではないだろう。人として、心底哀しい。

 謝罪して撤回したというけれど、前にも書いたように責任ある大人が一度公言してしまったことを安易に撤回などできはしない。反省などしていないから何度もこうした舌禍事件を繰り返すのではないのか。

 それでも来る4月10日、都民はこの人をまた選ぶのだろうか。
 このブログにおいて政治的な発言等をするつもりはないけれど、それよりなにより、人としてどうか。本当に1300万人都民はこの人で良いのだろうか。この人は信託を受けた都民が同じような目にあったときに、同じ台詞を言わないとは限らないのではないだろうか。
 全く思っていないことは決して口にはできないはずだ。
 今一度、是非冷静に考えて貴重な一票を投じたい、と思う。

 昨夜からやはりお腹の気持ち悪さが気になる。眠りが浅く、もたれる感じ。
 今日、こちらでは12時から16時が計画停電の予定だ。週明けから職場は節電のため、廊下等は真っ暗、事務室も半分の電気を切っているので、手元はパソコンの灯りが頼りといったところだが、今日の日中はどうなるか。サーバーがダウンしてしまえば、できる仕事はかなり限られる。昨日は休暇だったので、今朝の対策会議で状況はわかるだろうが・・・。
コメント (4)
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