ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.3.19  あえて普通に暮らすこと

2011-03-19 10:41:41 | 日記
 地震発生から、まる1週間が過ぎた。

 絶え間なく流れるテレビの映像を見ても、新聞記事を読んでも、ネットのサイトを見ても、何かと言えば涙がにじんできてしまうことは前にも書いた。ずっと船酔いのような感じも続いている。長い期間にわたる余震もあり、さらに今回の治療の副作用である吐き気も加わってずっと気持ちが悪く、どうにもこうにも気分が晴れない。
 心が疲れている気がする。だからといって何もできていないのに・・・。

 息子も12日に帰宅して以来ずっと家に缶詰め状態なので、ストレスがたまっているのは当然だ。本来なら毎日登校して友人とじゃれあったり体を十分動かして発散することが出来ない。今の状態がいったいいつまで続くのか、可哀想だと思う。

 しかも私が何かといえばメソメソしながら、一方で、大きな図体を持て余して1日ゲームやマンガやテレビ漬けでダラダラしている息子に嫌味を言うので、それにも頭にきているのだろう。
 「すぐ泣くのやめてくれないかな、イライラするから」と言い放たれてしまった。

 けじめであるはずの卒業式の日。心静かに普通に過ごすことの大切さを改めて想う。
 今、私たち非被災地の人間ができること・・・被災地の方たちの決して邪魔にならないようにすること・・・無駄な物資の買いだめをしないこと、無駄な電話回線を使わないこと、節電すること、義援金をお送りすること、そして祈りの気持ちを持ち続けること、それ以外はなるべく普通にいつものとおりの時間を過ごしたい、とあえて思う。

 私たち非被災地の人間の心が折れてしまったら、被災地の応援すらできなくなってしまう。
 だからこそ少し注意を震災から離し、他のこともする勇気をもって、誤解を恐れずに言えば、リフレッシュすることが必要になっているのではないか、と思う。

 とりあえず昨日の昼まででロキソニンの服用は終了。気持ちの悪さは昨日の朝、昼までかなり酷かった。生唾が出てきて吐き気がこみ上げて涙ぐむ感じの状況。それでも仕事をしながら何とかかわすことが出来た。今朝はちょっと寝坊をしたので少し落ち着いている。

 我が家では新しいパソコンがやってきて、そのセットアップを週末に、というところで今回の地震が起こった。結局、計画停電を横目に見ながらパソコンサポート電話の回線が繋がらない中、ここ数日ほど夫が悪戦苦闘している。どうもシステム上問題があるようで、いきなりフリーズするし、メールのお引越しなどもうまくいっていない。夫のストレスも最高潮に達していて、苦情サービスの担当者とのやりとりを聞いているとこちらが滅入ってくる。タイミングが悪かったといえば悪かったのだが・・・。

 私は元の古いパソコンでチマチマとブログを更新している。自分の身の回りのことを少しでも今までどおり細く長く続けていくことが、大切だ、と感じている。
 今日は、高校入学に際して息子の保証人の署名を父にもらいに実家に出向く予定だ。息子も私も先週美容院に出かけて以来の(仕事と通院以外の)外出になる。


コメント (2)
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