ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.3.25 生協の威力

2011-03-25 20:17:01 | 日記
 東北関東大震災から2週間が過ぎた。今日で亡くなった方が1万人を超えたという。
 一瞬で家を失い、大切な人を失い、さらには故人を偲ぶための写真等思い出の品すらない。想像に絶する哀しみの中、被災地の方たちは今日も前を向いて生きておられる。本当に言葉がない。どうか1日も早く・・・、と相変わらず祈るばかりだ。

 我が家では、食材は週に1度生協から宅配してもらっている。毎週金曜日が配達の日だ。ちょうど2週間前の今日、地震発生の日に帰宅すると1週間分の食材が届いていた。かなりの量なので息子がいれば家の中に入れるのを手伝ってもらうのだが、その日は前に書いたとおりテーマパークに遊びに出かけており、1人でえっちらおっちら搬入した。家の中ではリビングの背の高い置物が倒れたり、台所では調味料のビンが倒れたり、ドレッサーの中身が飛び出したり・・・と若干の散乱があったけれど、とりあえず後片付けをして、食材もなんとか冷蔵庫等におさめて納品書を確認した。その日は何の欠品もなかったので、地震後1週間は牛乳やパン等の日持ちのしないもの以外は買い物せずとも何ら困ることがなかった。
 そして先週。欠品が出ているだろうか、と覚悟していたが、たまたまなのかどうか、東北地方のものが1品だけ翌週回しとなり欠けていただけで、殆ど揃っていた。
 そして今日。注文書にはスーパーで夕方になると買えないものもちょっと追加してあった。やはり乳製品は欠品、水は1週遅れか代替品、日持ちのするパンは被災地に支援物資として送るので欠品ということだった。
 が、わずかこの3点だけだ。
 そして支援募金もいつもの注文書でできるという。被災者支援と被災地取引産地・メーカー支援の2点を目的としているそうだ。さっそく次回に行おうと思う。

 夫はスーパーでいろいろ眺めながら買い物をするのが好きだ。(そもそも食品Gメンだったからか、食いしん坊だからか)その楽しみがなくなるため、生協宅配導入には結構後ろ向きだったのだが、私は一人で週に何度も買い物に行けないし、重い物も持てない。週に1度、夫と一緒に買い出しに出かけたとしても、食べ盛りの息子がいるので、途中で1度くらい買い足ししないととても間に合わないし・・・ということで、生協に注文するようになって早くも1年以上が過ぎた。
 生協の担当者が言っていた通り、1週間分ほぼ献立をたてながら注文するので、確かに無駄な買い物はなくなっているし、今まで買ったことのない果物や野菜等にも挑戦することが出来てとても助かっている。
 今回はその威力をまた、知った。こんな状況でもきちんと配達して頂けるということに。

 もちろん被災者の方たちや原発の現場で命を賭して作業をされている方たちを想うと、こうして日々普通の生活をして申し訳ない、という気持ちはある。けれど、日本中の皆があまりに内向きになっては、大打撃を受けた経済はますます動かなくなってしまうだろう。
 そして、ひよこさんがご自身のブログコメントで私に返事を書いてくださったとおり、「大災害により日本中が影響を受けて、あらゆる地域で生活が変化しつつありますが、自分が再発患者であることだけは、何の変化もありません。感謝しつつ治療優先の生活で良好なQOLを目指したいです。」に同感だ。
 無駄な買いだめをする必要はないけれど、ちゃんと消費していくこともやはり必要なのだろう、と思う。

 今夜は、間違いなく計画停電が実施されると言われている。あわてて帰宅して、パパっと夕食の支度をして、夫も帰ってきたので、電気がついているうちにあわただしく夕食を済ませた。ろうそくもラジオも懐中電灯も用意してスタンバっている。
コメント (3)
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