ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.3.23 笑顔と「ありがとう」-メーリングリストより-

2011-03-23 21:59:24 | 日記
 大学の合唱団の同期メーリングリストの書き込みが、地震発生後から復活している。同期のうち岩手県在住が一人と、実家が福島県が一人。皆で心配していた2人の家族・実家とも無事、という連絡がついたのは地震後5日ほど経ってからだった。

 以下、岩手県在住者からのものをかいつまんで紹介させて頂く。彼からは一度メーリングリストに返信があったが、その後は余震等でメーリングリストには書き込めない状況だとのこと。携帯アドレスを知っているメンバーがそちらに連絡をとり、もらった返事を載せてくれていた。以下、抜粋して転載させて頂く。

※ ※ ※ ※ ※ ※

こんばんは。返事遅れました。今朝は午後2時まで、去年秋から移転新築工事してた●●支店の引越し作業をして、午後は買い出ししてたので、今返事しています。
 買い出しで長時間並んだ後のレジの会話が、「頑張って下さいね、頑張りましょうね」になってたり、気仙沼に向かう自衛隊の災害支援トラックに帽子を振って、頑張れ~と叫ぶと、自衛官がしっかり敬礼を返してくれたり。
 詳しくは、落ち着いてからMLに書き込みしますが、何より幸いなのはみんな、とてつもなく素晴らしい笑顔だということです。
 私の勤務先の●●でも停電や建物被害で窓口やATM休止でお客様にご迷惑をかけましたが、苦情が1件もありません。
 停電で信号が機能していない夜の交差点での譲り合いとか、日本人は本当にすごいです。
 ガソリンスタンドでは長蛇の列は普通ですが、みんな、ありがとうと言って帰るようです。
 これなら、私たちは復興できるなと思いますから、みんな仲間だから一緒に元気で頑張りましょうね。

※ ※ ※ ※ ※ ※

 本当に日本人は凄い、と思う。既に目一杯頑張っている人に対して、さらに「頑張って」とはとても言えないし、言いたくない。これは自分の患者としての経験として痛感していることだからだ。けれど、笑顔と「ありがとう」、このふたつを忘れない限り、これからの私たちはきっと救われる、と信じたい。

 今朝も福島県を震源とする大きな地震が2回続いた。緊急地震速報も落ち着く気配がない。自宅ではメールとネットの調子が良くないのだが、地震以降いろいろなお店からの雑多なメールが途絶えている。
 昨夜驚いたのは、旅行会社からの被災者支援宿泊プランのお知らせ、というもの。確かに必要なのかもしれないけれど、本当に必要な人がこれを見られているのかどうか・・・、ちょっと首をかしげてしまった。

 なんとなく暗い気分で帰宅すると、お花が届いていた。今日は黄色と濃いオレンジのミックスと黄色のチューリップが5本、ブルースターが3本、ピンクがかった紫色のスターチスが3本。チューリップはまさしくビタミンカラーで、元気をもらった。各々花言葉は「恋の宣言」「信じあう心」「上品」だという。早速水切りをして活けて、ほっとしながら嬉しく眺めている。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする