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大雪の年の思い出

2025年02月06日 10時00分35秒 | 時代検証
 すっかり冬景色に、1月までの穏やかな日々とは全く違う景色です



だいたい50センチくらいでしょうか、近年ではこのくらいで大雪といいますね
まあ私的な除雪機が出動すると大雪ラインですね
歩くにはさほど支障はありませんが、雪国は大概田舎なので車社会です
車が大雪に弱い、買い物に行っても駐車場が狭くなっている
道路はほとんどが消雪パイプが通っているので通行はスムーズですが、大雪になると路肩に雪が積みあがるので見通しは悪いし、歩道は無くなるので、危険でもあります。

海岸部は50㎝ほどでトラブっているが、2m、3mも積もった十日町だとか湯沢、津南、関山あたりの除雪は見事です
雪の山ができていても、国道なんかはしっかりアスファルトが黒い顔を出していますからね
雪慣れしている地域の除雪には感動しますよ。

平成になったころから積雪量が減ってきました
昭和59年から61年の三年間の大雪は半端なかったです
朝、駐車場に行くと積雪は60㎝ほど、車はすっぽり埋まって、それを掘り出し駐車場を借りている人たち総出で道路までの通路を掘り起こし、あの頃はまだ個人の除雪機など持っている人は少なく、それだって耕運機程度の小さなやつでしたから、せいぜい積雪30㎝くらいまでしか使えない
それも降ったばかりのふわふわ雪だけで、湿ったり、固まった雪には歯が立たず、ピンを飛ばされてストップばかりだった

ようやく道路に出て、魚市場まで雪道をいつもの倍以上かけて行って、もうセリには間に合わないとがっかりして行ってみれば、金沢市場、新潟市場の問屋のトラックはなおさら遅れていて、それを待つことがしばしば
セリの見通しが立たず、「市場から再開時間知らせるからいったん帰って」なんていうが、遠くからくる魚屋は雪の中を囲往復していられないから市場で将棋なんか指して待っている
いつものセリ時間より2時間くらい遅れてのセリになり、セリが終わって帰ってくると、もう駐車場には50㎝くらい新たな雪が積もっている
だから半日は商売になりませんでした。

三日三晩降り続けて、市から一斉除雪のお触れが出て、屋根雪を道路に下ろしてよい」とのことで、幅5mほどの道路に左右から投げ下ろすと、屋根には150㎝ほど積もっていたから、半日で道路には2mくらいの雪山ができて、玄関がふさがれてしまった
市も初めての試みだったが、「まさか!」で大慌て、昼過ぎには「雪下ろしは中止してください」の再お触れ
大きな家では、屋根の半分は無雪、残り半分には150センチの雪の山でアンバランスで危険極まりなかった
我が家は仕方ないから、隣の空き地に雪を落とさせてもらったが、2m以上の雪山ができて、子供は喜んでそり遊びをしていた
とにかく一階部分は埋もれて、窓もふさがって家の中は昼でも真っ暗に、家の側壁周辺は、今度は雪を彫り上げる重労働

道路に下ろした雪は、市がトラックで運ぶが、う回路がないのでトラックはバックで入り、積んでは出ていく、一台はいれば、それ以外は入り口で待機、効率が悪すぎる、先へ行くほどバックの距離は伸びて、最大1㎞くらいにまでなって、ようやく回転場を確保
積んだ雪は川へ行って海へ流したとか、すべて無くなるのに2~3日かかった。

そんな大雪の思い出がありますね
友達の家に行って夕方から麻雀、夜11時過ぎに終わって帰ろうと思ったら雪がどんどん降っていて、路駐した車が雪に埋もれていた
帰りの道路は除雪車が出ていたが、50~60センチは数時間で積もっていました
家に着いたら真夜中を過ぎていた、あの時は焦ったなあ。

高英男/雪のふるまちを