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全日本学生駅伝2023

2023年11月07日 16時11分23秒 | マラソン/駅伝
 駅伝の秋、毎週毎週駅伝レースが行われている
先日の大学女子駅伝に続いて5日の日曜日は大学男子、三大駅伝の一つ「全日本学生駅伝」が名古屋・熱田神宮から伊勢・伊勢神宮の106.8km8区間で行われた。 
箱根と違って、関西勢を始め全国から地域の代表校、学連選抜&東海学連選抜もオープン参加して27チーム
結果は今の大学駅伝では無敵ともいえる駒澤大学が大会4連覇、しかも1区から一度もトップを譲らないパーフェクト勝利を収めた。
区間賞が4名 区間2位が3名 区間3位が1名という圧倒的な強さだった
2位の青山学院は 2位1名 3位2名 4位1名 5位1名 7位1名 8位2名
3位の國學院は1位1名 2位1名 3位2名 4位1名 5位1名 6位1名 11位1名 
個人成績では國學院と青学は互角だったが総合では青学がわずか5秒勝って2位
3位の中央大も國學院に10秒という三つ巴の2位対決だった。

二位青山学院に3分34秒差。距離にして凡そ1km以上の差をつけての完勝
昨期の3大駅伝独占に続き、今期も1月の箱根駅伝を制すれば2年連続の三大駅伝制覇となる。

今回2位の青山学院は悔しがると思いきや原監督以下、選手も笑顔であった
これが何を意味するのかは分からないが、最新の「下剋上球児」では弱小、越山高校が1対2で敗れ未だ1勝できないにもかかわらず選手も監督も笑顔で喜んだシーンに似ている。 あのドラマでは毎試合コールド負けだったチームが始めて1点差負けで9回まで全力で戦い抜いた喜びを表していた
青山学院の笑顔も大差ではあるが2~4位の混戦を勝ち抜いたことで箱根につながる感触を得たからではないだろうか。
越山は初勝利への光、青学は箱根でのリベンジが見えた空ではないだろうか

駅伝の感想を言えば、駒沢の8選手の走りは全員が同じフォームに見えた
長距離選手には個性的なフォームが多い、忍者走りだとか横卓球だとかの呼び名が付くような走りもある。
だが駒沢の選手たちは最後まで腕をしっかり振り、その推進力を足に伝えてまったくぶれない走りでかけ抜いた。
頭も上半身も揺れず、ストライドは一定で飛ぶように走っていく、ほんとうに逞しい走りに見えた、一人としてペースダウンせず、無人の荒野を行く孤独なレースであったが、恐らく田沢を擁して史上最強と言われた昨年の駒沢エイトに挑戦していたのだろう。

関東の強豪校に比べると関西勢はまだまだ及ばない、しかし関西勢同士の激しいデッドヒートも見ごたえがあった
17位大阪経済 18位関西学院 19位関西大 21位立命館と力は拮抗していた我らが新潟大は残念ながら完走チーム最終の26位であった(東北学院大が途中棄権で記録無し)

こういう選手の中から将来のマラソンや長距離で世界で戦える選手が現れるかもしれない
今はケニア、エチオピア勢に支配されているような長距離、マラソン界だが、かっては日本人が瀬古さん、君原さん、有森さん、高橋さん、野口さんなどが世界と互角以上に戦い優勝や銀メダルを勝ち取っている。
マラソンは記録ばかりではない、コンディションも重要な要素となる
だから日本人でも男子なら2時間3分台、女子なら2時間16分台をコンスタントに出せる力を身につければ勝てることも夢ではない。

今やマラソン、長距離(1万、5千)は前半より後半、終盤の方がはるかにスピードが上がるのが常識になっている。
日本選手は残念ながら前半から中盤はついて行けるが、後半にがったりとペースが落ちる、すなわち体力、持続力でアフリカ勢に大きく劣っているのだ
そのスタミナをつけない限り2時間3分、2時間16分は出ない
ラストのスピード勝負に持ち込む以前に最後まで競るだけの体力と持久力をつける練習に励むしかないだろう
あとは天性のスターが出てくるのを待つしかないだろう。


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2 コメント

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Unknown (wada67miho)
2023-11-07 16:26:01
yottinさま

日本は昔から草創期のスポーツは強いけど、世界が本気になったらアカンというパターンがありますね。
陸上100メートルは黒人選手の天下です。
それと同様、マラソンはケニア、エチオピアが圧倒的に強いですね。ここにも人種の壁がありますね😁残念ながら😃
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ケニア勢との差 (yottin)
2023-11-07 20:26:05
wadaさま

2022年の名古屋ウィメンズでは25kmくらいまでは日本のトップクラス安藤もついていましたが
30~35kmではケニアのチュプンゲチッチは16分3秒と、このレースでの最高速度で走り
安藤はレース最低の17分27秒かかりゴールでは4分半、約1200mくらいの大差がつきました、これが現実ですね
パリでは新星、鈴木優花の入賞を期待しています。
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