inspiration-macrobiotique・随想古事記

マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

ぎっくり腰

2008-07-16 11:37:38 | 出版記事
二週間くらい前、不覚にも「ぎっくり腰」になりました.これで生涯3回目です.一番初めはマクロビオティックに出会う前で、言い訳に事欠かない仕事中でした.引越荷物を持ち上げた時、体の中で『ぶちっ』という音を聞きました.その日はヘナチョコになったものの働きどおしで終りました.そして明くる朝の惨状はご想像に任せます.とにかく動けなくなりました.元通りになるまでに2週間以上かかりました.でもこれが、夫の漢方処方のヒントになったのですから、それはそれでまあよいことにしています.

2回目はいつだったか、でもその時ぎっくり腰というものに対する考え方が自分の中で完成(?)しました.ヘルニアと違う通常のいわゆる「ぎっくり腰」の惨状の原因は、患部周囲の「凝り」だと思います.それで凝らないようにすればよいのです.それで直ぐにリラックスして横になり、患部に自然に集まる緊張をとりました.力を抜くことが一番大事です.これが功を奏して、ぎっくり腰はひどいことにならずに治ってしまいました.もちろん夫の漢方薬の助けも借りました.人にも教えようとしたのですが、力を抜くことが意外に困難で大方の人が力を抜けないことが分かりました.今でもこれが問題です.

さて今回のぎっくり腰のお土産は、「予知」です.何かノビテいるなあと感じていました.二日ばかり違和感を感じておりましたが、舅の7回忌の準備などで心せわしく、「それがすんだら・・・・・」と体を無視していたところ、あろうことかその7回忌の法事の前夜、「ぶちっ」と聞いてはいけない音を聞きました.こんなことを今更夫には言うにいえない、どうしようとまあ隠れて漢方薬を飲みました.そして夫が寝静まってから脱力療法を自分に施しました.「あくる日もしも凝り固まっていたら、仕方がない、腰に注射をしてもらおう」と決心して寝ました.明くる朝どうだろうと思いながら体を動かすと、やや“強ばり”がありましたが、自分でほぐすとまあスムーズとは言えませんが動けます.及び腰と右捻りがちょっと辛いだけです.「やれやれ・・・・」何とかなりそうだと安心しました.私のぎこちない動きように、直ぐにばれてしまいましたけれど・・・・・それでもお蔭様で無事7回忌を済ませることが出来ました.

マクロビオティックをやっていると何事につけその原因について自分で大体思い当たるものです.私にもいけないと思いながらわがままをしている原因らしきものがありました.それは夫に付き合って毎日(?)スイカを食べました.夫は本当に強い体質をご先祖様のおかげで持っています.それでこの暑さにスイカが美味しい!!!私はきうりと味噌にしておけば良かったのですが、量は減らしたものの同じ回数食べました.どうなるだろうと思いつつ、半ば試してみました.「やっぱり!!」ぎっくり腰になるわ、皮膚はややイリイリ感が増すわ・・・・・汗を噴出してその汗も気持ち悪い・・・・・

こうなると以前お教えしたことのある「リフレッシュ塩浴法!」体表によく無いものを浮き出させて洗い流す、アルカリ塩と酸性塩を使った塩もみ浴法です.夏は体に溜まった物を自然に汗と共に排出しています.それで夏は絶好の排出の季節でもあります.おかげですっきり爽快になってきました.夜も皮膚がすっきりしていると寝付きやすいのです.我が家は樹に囲まれているせいか、夜風はひんやりとしていますから寝やすいのですが、それでも皮膚がイリイリするとよく眠れません.すっかり生き返りました.この塩浴法はおすすめです.それからぎっくり腰には脱力療法です!お近くならば、主人の漢方薬もお試しください.その時脱力療法もお教えいたしましょう.既に強ばった方も大丈夫です.夫の伝家の宝刀、注射があります.随分前のこと、平戸の南部のほうから『ここにはよく効く注射があると聞いた』と、痛い腰を引きずって尋ねてこられた患者さんもお望みどおり、お帰りは楽になって帰られました.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする