九州人の私たち夫婦にとって思ってもみなかった日本列島中央部(地形上の)での暮らし・・・・・・かなり刺激的です。結果的に川崎先生の説を裏付けると確信することになった地名に当てられた漢字とその当て方!!!、これが私の常識(?)を打ち壊すほどの強烈さで、随想古事記をブログ記事にする一つのきっかけにもなりました。
咲いている草花や生えている樹々も慣れ親しんだものから初めて見るものまで、懐かしんだり驚いたり・・・・・・木曽川の雄大さに感動したり戦国武将の台頭もさもあらんと納得してみたり・・・・・・・我らが九州の三川内・有田の焼き物に対して瀬戸物という総称にまでなった焼き物である美濃・瀬戸・織部・志野・・・・・・地理的歴史的魅力は尽きません。それで私たちはなるべく見学してみることにしたのですが、その記事のカテゴリーを追加して今回から『週末散歩』とすることにしました。
『内藤記念くすり博物館』は岐阜県各務ヶ原市にあります。製薬会社エーザイの社会貢献のような気がする施設でした。以前にテレビで放送されていたのを見て、いつか行ってみようと思っていたのを実現させたというわけです。医療の歴史と薬草学というか本草学というかの資料と書籍類と薬草園と薬木園・・・・・・その中に熱帯有用植物温室があって、そこでは初めて見るカカオの実の成り付き方にびっくりしました。何というか独創的というか、個人的というか、特に意表をつかれました。幹に直にボロンと付いているんです!!!これは不思議な感覚です。入口には乳香の木がありました。「これが乳香かああ~~~!!!!」初めて歴史的なあの『乳香と没薬』の現実の一端に触れました。とても有意義な時間を過ごせましたし、また行こうと思う場所です。
その展示室に今回圧倒的に私の興味を引いたのが、『白沢(ハクタク)』・魔除けの古代中国伝説上の神獣だそうで角も6本目も6つ人の顔に牛の足、竜の背中に蛇の尻尾(これは私の観察です)・・・・・「これはスフィンクスだ!!!」と思いました。そして連想したのが古事記の中の『目連子(メヅラコ)』・・・・・・そして陳列してある木像や画像を見て夫が言いました。「伝説上の人物に皆、角があるのはなぜだろうか?」・・・・・お任せ下さい、それこそ我が分野、それはみんな『牛族』なんです。だから角があるんです。そして
白沢は神農でもありスサノオノミコトであり、ギリシャ神話のゼウス
でもあるんだと思います。時空を超えて心行き交うひと時を過ごしました。」夫は夫で、専門的に興味のある生薬に触れ興味が尽きなかったようで、二人共お昼抜きになってしまい空腹を抱えて夕方帰宅しました。興味がおありでしたら相当面白いところです。月曜日が休館だそうです。
それでは今日も;
私たちは横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!