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私達は種・タネである。

2024-12-31 14:42:39 | 父の背負子2(最終章・これを知るために)

小学校の学級花壇を覚えていらっしゃいますか。水やり当番があって、長い夏休みにも当番の務めを果たしました。私達の子供の時代には、それぞれの植木鉢になって夏休み前には自宅に持って帰りました。朝顔のタネをまいて、発芽を観察し、二枚葉が出て本葉を観察し、杖を立て、つぼみに喜びと希望を重ねました。何色の花が咲くのだろう・・・・・青紫の花が咲きました。濃いピンクの花が咲きました。

 

あの頃をふと思い出して懐かしさと覚えるとともに、この世の真実をどんなにか直截的に教えてもらっていたのかに驚いてしまいます。ピンクの花がいいだの紫がいいだの、あるいは染め分けがいいだのと、勝手に選り好みをしていましたが、それは種の決まり事でした。つまり、青い花の朝顔の種には、青い花の朝顔しか咲かない!!!芽が出たところで精一杯咲く自由はあるが、そのほかの自由はない。一年草は多年草にはならない・・・・・!!!種の目的は、新しい種を生んで、つながっていくこと。そのために生長・成長して花を咲かせ実をつける。これは何人も否定できない生物の掟!!!人間も同じ事、自由の範囲は異なるけれど、究極のところ私達は自由ではなく人間の種として生きなければならない。

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青い朝顔の種は、青い朝顔を咲かせ、青い朝顔の種を残す。私達は父母の子として父母が受け継いだタネ・先祖の種を継続する。

これは、今の私(本人)の両親を七代さかのぼった図です。和みの社長堀江さん(カテゴリー『自然食品和みさん』でご紹介しています)が図表にして私が『おかげ図』と命名しました。古来より七世(ななよ)継ぎと言われているように、私達も七代前の先祖の波動の影響を受けていると言われています。私達は『種』なのです。

 

この中には様々な人がいます。善い人ばかりではないかもしれません。しかしながらこの中のただ一人でもいなかったら、今の私はいません。命とはそういうものです。そして人間とはこのつながりの中の波動の声を聴いて、先祖と自分を矯正できる生き物(つまり、自分を向上させることができる。代々その変化を共有することができるという意味)です。供養をするとは、そういうことです。自分の修養というものもそういうものです。これが私の知りたかったことであり、カテゴリー『父の背負子2(最終章・これを知るために)』の最後の記事としたいと思います。

 

追記:タネとは何か。『ネ』・・・・・がタしたもの。カタカムナによって初めて日本語である国語の意味するものを知りました。私達の『ネ』は私達をどのように生かすかを決定するものです。そうです、青い花を咲かせる朝顔は青い花を咲かせる朝顔の種を結ぶように生長するのです。これが今で言う『アイデンティティ』です。私達日本人はアイデンティティを訳するになんと明快な国語を持っていたのでしょうか。感動するばかりです。歴史を研究すること・・・・・これは私達の祖先がどのように生きてきたかを知ることです。自分の『ネ』を探ることです。それが代々受け継いできた『父の背負子』の中身です。私の『ネ』探求の『父の背負子・随想古事記』を読んでいただきたいと、心から思います。そしてご自分で考えて、それぞれ子や孫に託す背負子を完成させていただきたいと思います。

 

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