平戸の弟から『とんご柿』が届きました!!!売り物にはならない野生の柿ですが、このところ≪何かが食べたい・・・・・?????≫と訳の分からない気持ちになっておりましたのが、すっきりと解消しました。私が食べたかったのは、故郷の秋の味・幼い日の秋の味・懐かしい父の味・・・・・・だったんですね。
私が生まれた時にはすでに大木だったこの柿の木はすでに老木ですが、毎年私の心の味を満足させてくれます。その老木ともあと数年のうちには別れを告げなければなりません。弟が余念なく、接ぎ木をしてくれていますが、当初の予定では『過疎化の進んだ平戸に少しでも人の流れを』という最後の叫びのような当の無い希望(?)の犠牲になって私の生家も取り壊されるらしいので、それと運命を共にするでしょう。感情的に言えば、私にはそれが辛い・・・・・何度も私のブログに登場したこの『とんご柿』は、『父の背負子』の味だったんです。