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あたたかや筍(たけのこ)医者を自称して
20年前、椎間板ヘルニアで一ト月余り入院したことがある。腰痛は、職業病のようなもので、一病息災として仲良く付き合うしかない。
主治医の先生に、初めてお目にかかった時、「私は筍医者だから・・・」と申された。
私はきょとんとして、「はあ?・・・・・」
先生は「まだ藪にもなっていない・・・・」
「なーんだ、そういうことか」と笑って、一変にその先生が好きになった。20年前を思い出して、20年振りにできた、ほやほやの句である。
その時の医務室、看護婦さん、先生の表情などを鮮明に憶えているから不思議。
静岡・神奈川の県境の千歳川