一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

葱坊主窯場の客を見てをりぬ

2011年04月15日 | 

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葱(ねぎ)坊主窯場の客を見てをりぬ

 

10年ほど前、ホトトギス系の先輩に、句会場に作業場をお貸ししたことがある。当日は、窯焚きの最中で、吟行を兼ねての句会であった。私も忙しい中、急遽参加することになった。

掲句は、その時の提出句であるが、先輩から、「見てをりぬ」と擬人化せず、

 

葱坊主窯場に客の来てをりぬ

 

の方が良い、と指摘された。その時、私はどちらも一長一短で大して違わないのではないか、と思った。そしてあれから10年経って比べてみても、未だに優劣を付けかねている。

 

 

 ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)

コメント
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