(かまたきの ほばしらしゅんぎょうの ほうきぼし)
この夏の計画停電が話題になっている。以前にも書いたが、日本の町は無駄な電気を消費し、余りにも明かる過ぎる。夜空が明かる過ぎて、星を眺めることもできない、いわゆる光害だ。
さて、14年前のことだが、都会でもアメリカのヘールさんとボップさんが発見したヘールボップ彗星を肉眼で眺めることができた。一等星よりも明かるかったのだ。
その余りにも大きな彗星であったため、「宇宙人の宇宙船がやって来る」というような噂が広がったり、カルト教団の集団自殺を引き起こしたりした。天文学者は別として、人間の知識や判断は、その程度のものかと、暗澹たる気持ちになった。
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