一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

満開の花の下にてふと不安

2011年04月11日 | 

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満開の花の下(もと)にてふと不安

 

  昨日は、知人の家の庭で恒例の花見の会が催された。一昨日の雨とは打って変わって、天気もよく気温も高く、絶好の花見日和だった。満開の花の下での話題は、東日本大震災の話。

 

 日本中が自粛ムードで、祭りを止めた、試合を止めた・・・などと観光地の旅館やホテルは閑散としている。こんなに何もかも自粛では、経済が回らず、休業や倒産が出るのではないかと心配だ。

 

 そこで私達は、節電だけはしっかりしないといけないが、今まで通り分相応にお金を使って、経済に貢献しようということになった。「いや、どんどん無駄遣いをしよう」などという冗談まで出た。

 

 しかし、日本列島が活動期に入り、関東・東海・東南海・南海地震が連動して起きるのではないか、富士山が爆発するのではないか、などという専門家の予測さえあるのだから、花見を手放しで楽しむことができない、というのが実情だ。

 

さてこの句、昔作った句だが、「何事もうまくいっている時は、かえって漠然とした不安を感じるものだ」というのが本来の句意。

 

 

 オオシマザクラ(大島桜)

コメント (1)
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