一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

薄く濃く色をかさねて山桜

2011年04月18日 | 

220

 

薄く濃く色をかさねて山桜 

 

山桜は、遠くから眺めるのがいい。黄緑や緑のキャンバスに白や薄桃色を散らして美しい。「山笑う」という季語もここから生まれたのに違いない。

 

この句の「薄く濃く」には、遠近の山の連なりと山桜そのものの濃淡が含まれているのだろう。油絵を描いているような、画家の句のように思われるが、作者は、料理の先生。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする