一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1157   極楽の入口で覚む春炬燵      章子

2014年03月01日 | 

 この句から、「臨死体験」を思い起こしてしまった。現在、「臨死体験」は、アメリカを中心に科学的に分析研究が進んでいるという。日本でも、立花隆氏が同名の本を出版し、NHKスペシャルでも取り上げられた。

  心停止などの死の淵から生還した人たちの、いわゆる「臨死体験」には、体外離脱、トンネル体験、光体験、人生回顧、知覚拡大、未来予知、などがあるという。

 しかし私は、覚せい剤、マリファナ、薬物などによって起こる幻覚と同じではないか、と疑っている。但し、「臨死体験」は、美しいお花畑や神々しい光に出会えるし、多くの人が人生観さえ変わるというから、一度は体験してみたいものである。

 さて、この句の作者も極楽の入口まで行ったのだから、チラリとは極楽を覗いたに違いないだろうが、どんな所だったか聞くのを忘れてしまった。

 

コメント
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