一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1185   真つ新なスーツ見送る朝櫻   やよい

2014年03月29日 | 

(まっさらな スーツみおくる あさざくら)

  社会人1年生の、それも出勤第一日目の息子を見送っているのであろう。爽やかで清々しい風景なのかもしれないが、昨今の若者たちのことを思うと、喜んでいられない。

 3年持たず辞めてしまう大卒新入社員が、この就職難の時代に30パーセントもいるんだから。私の知り合いの息子さんなんか、1日で辞めたという新記録を持っている。

 という私も、両手両足に余る様々な仕事をやって来たが、実は1年以上務めたことはなかった。陶芸という一人でできる自営業のお陰で30数年やってこれたのである。