一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1168  春の月ローソン寄ってヨーグルト   さつき

2014年03月12日 | 

  コンビニエンスストア(convenience store)は、年中無休で長時間の営業を行い、小規模な店舗において主に食品、日用雑貨など多数の品種を扱う形態の「便利な小売店」である。多くの場合、ローソンなど大手資本によるチェーン店舗として展開されている。

  経営しているのはあくまで個人であって、例えば企業から納入された弁当が売れ残れば、廃棄して損するのは個人である。24時間営業という過酷な労働は、パートタイマーの若者達。夢も希望もあったものじゃない。結局、大手企業が儲けて、働く人たちが疲弊している構図が出来上がってしまった。

 便利にお買い物ができるようになって世の中大いに変わったが、あの春の月だけは数億年変わらずに輝いている。こんな句は、子規にも、虚子にも、ましてや芭蕉や蕪村にも作りようがなかった。正に平成という時代が作った俳句である。

 ところで、月は1年に4センチづつ地球から離れているらしい。元禄時代からすると、14メートルも遠のいたことになる。

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