一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1163   重たげに船ツルツルと若布刈   鞠

2014年03月07日 | 

(おもたげに ふねつるつると わかめがり)

 日本の若布の9割は、養殖だそうである。前年の夏に種付けしたロープを沖のブイに吊るしておくと、秋から冬にかけて成長して春に収穫できる。

  一般の人でも、磯で天然物を採ることができる。韓国では、養殖物より天然物に価値があるそうだから、大きさや厚み、味も違うのかもしれない。この句の若布も高級天然物の若布に違いない。

採りたての生ワカメを熱湯に投げ込むと、さっと鮮やかな緑に変色するのが楽しい。

コメント
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