一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1165  雨降って春子ふくらむ気配かな   昭

2014年03月09日 | 

 春子とは、2~4月に出る椎茸のこと。女性の春子さんがふくらむわけではありません。

 露地栽培の椎茸は、クヌギ(櫟)やコナラ(小楢)などの原木に菌を植え付けて、山林などの日陰に立て掛けておけば、秋に出る「秋子」、冬に出る「寒子」「どんこ(冬茹)」、春に出る「春子」、藤の咲くころに出る「藤子」と、呼び名も色々あるようです。

 晴天が続くとさっぱり大きくならないし、雨が続けば雨後の竹の子ではないが、あっという間に大きくなります。私は、雨後のジャンボ椎茸のバター焼きが大好きです。下手なステーキより、よっぽど美味いと思います。ご存じない方は、是非お試しあれ。