一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1183   利休忌の風かたくなを通しけり   孝子

2014年03月27日 | 

 茶道の開祖である千利休(田中宗易)は、180センチの大男だったそうである。信長、秀吉の茶頭となり、蒲生氏郷、細川忠興、古田織部などの諸大名を弟子とした。

 但し、利休の人望を含めた権勢が秀吉の逆鱗に触れ、70才で切腹を命じられることになる。死後、利休の首は一条戻橋でさらし首にされたそうである。

 利休作と言われている国宝の茶室「待庵」、黄金の茶室、竹花入の「園城寺」「尺八」「夜長」、茶杓の「なみだ」「面影」などが現存している。

利休忌は、旧暦の2月28日で、現在の表千家は3月27日、裏千家は28日に忌を修している。

 さて、この句の「かたくな(頑な)」は、秀吉に許しを請わず、死を選んだ利休の心根を言ったものであろうが、潔白、豪傑などが相応しいように思うが如何。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする