一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1184   車椅子ことしの花に逢ひにゆく   暢子

2014年03月28日 | 

 去年は鷽(うそ)にやられて、まばらにしか咲かず、本当にひどかった桜、今年はなんとか例年通りに咲きそうな気配である。早2,3分咲きである。

 さて掲句、全くその通りである。「花に逢いにゆく」などという擬人化表現はオーバー、と言う人がいるかもしれないが、桜だけには許していただきたい。この句は、日本人の花(桜のこと)に対する感情を素直に表現している、と思う。

 まして、車椅子で外出しなければならない身であれば、尚更であろう。

コメント
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