一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1189    第211回  3月 岩戸句会  

2014年04月02日 | 岩戸句会

緊急の連絡先は春の空        洋子

すみれ咲くきらりはらりと雨乗せて

 

春夕日まだ歩けますありがとう    遊石

山笑う春夏秋冬生ビール

 

隠れ宿全室灯り山笑う        豊春  

水温む綿飴の雲象となる

 

陽炎や子ら笑いあい縺れあい     薪

フランスパン夫が焦がしむ西行忌

 

引く汐にきらきら光るさくら貝    一煌

ひとひらの花に酔ひたる酒一合

 

春嵐フランケンシュタインの影    炎火

献立のいの一番にふきのとう

 

月は満ち花いまだなし西行忌     歩智

乾杯は友ありてこそ花だより

 

揺れうごく今日の心に春の風     章子

入日いま山近づけて桜かな

 

白蝶が潮見坂道上り行く       余白

白梅と白木蓮の競い合い

 

触れもして芳しきかな御所の梅    稱子

春荒れの烟るがごとし箱根山

 

桃の木を植えて偲べり犬供養     雲水

帰したくなき友帰り西行忌

 

コメント
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