一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1202   そろばんと帳簿と合わず目借時   応人

2014年04月18日 | 

  春の季語に「蛙(かわず)の目借時」がある。単に『目借時』とも言う。春たけなわとなりポカポカ陽気になると、うつらうつらと耐えがたいほど眠くなる。これは、蛙に目を借りられてしまうから眠いのだ、ということから「蛙の目借時」という季語が生まれた。

 さてこの句、今どき算盤(そろばん)とは、ちょっと古いのではないか、と思う。算盤が電卓に変わり、とうとう電卓がパソコンに変わってしまった。つまり、項目と数字を入れれば、後は全てコンピューターがやってくれるらしい。

 便利で良いのかもしれないが、人間が益々お馬鹿さんになっていくのではないか、と心配するのは杞憂だろうか。

キケマン(黄華鬘)ケマンソウ科 キケマン属の越年草。

 

コメント
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