今週の「ひるの歌謡曲」は、谷川さと美が司会を務める。落ち着いたナレーションで大変上手だったと思う。
きょうの特集の三沢あけみについては、どうしても『島のブルース』のイメージが離れない。これを上回る代表曲といえるヒット曲がなかったせいだろうか。その点、彼女のすぐ後に現れた都はるみが、『アンコ椿は恋の花』のイメージを払拭するに余りある『涙の連絡船』という初期代表曲を持ちえたのと対照的だ。
三沢あけみは昭和38年の紅白歌合戦に、舟木一夫とともに初出場している。前にNHKが「想い出の紅白」でこの年のビデオを放送したのを見たことがある。舟木一夫が緊張して恥かしそうに『高校三年生』を唄ったのに対し、三沢あけみは奄美の衣装に身を包み、実に堂々としたステージで『島のブルース』を唄っていた。この年はなぜか奄美大島をテーマにした「島もの」と称される曲が多く流行したが、その代表的なものがこの『島のブルース』だ。沖縄がまだアメリカの施政権下にあった当時、国内でもっとも南国情緒にあふれた地が奄美であった。その南国情緒をマヒナスターズのコーラスと相俟って存分にかもし出しているこの曲は、私も大好きである。
きょうの特集の三沢あけみについては、どうしても『島のブルース』のイメージが離れない。これを上回る代表曲といえるヒット曲がなかったせいだろうか。その点、彼女のすぐ後に現れた都はるみが、『アンコ椿は恋の花』のイメージを払拭するに余りある『涙の連絡船』という初期代表曲を持ちえたのと対照的だ。
三沢あけみは昭和38年の紅白歌合戦に、舟木一夫とともに初出場している。前にNHKが「想い出の紅白」でこの年のビデオを放送したのを見たことがある。舟木一夫が緊張して恥かしそうに『高校三年生』を唄ったのに対し、三沢あけみは奄美の衣装に身を包み、実に堂々としたステージで『島のブルース』を唄っていた。この年はなぜか奄美大島をテーマにした「島もの」と称される曲が多く流行したが、その代表的なものがこの『島のブルース』だ。沖縄がまだアメリカの施政権下にあった当時、国内でもっとも南国情緒にあふれた地が奄美であった。その南国情緒をマヒナスターズのコーラスと相俟って存分にかもし出しているこの曲は、私も大好きである。