♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ひるの歌謡曲・竹島宏

2005年10月28日 | 演歌・歌謡曲
今週の「ひるの歌謡曲」は、竹島宏が案内役を務めている。それできょうは例によってマイセレクションなのだが、ラストの持ち歌3曲の選曲が意外で興味深かった。普通に考えればここは、『函館哀愁』『札幌えれじぃ』『昼顔の花』が来ると思うのだが、『いいもんだ いいもんだ』『明日のために空を見る』『昼顔の花』だった。

『いいもんだ いいもんだ』は彼のデビュー曲なのだが、それにしても面白いというか変わった曲で、なぜこんな曲でデビューさせたのだろう。イントロからしてクレージーキャッツのコミカルソングのようだ。誰かがこの曲のことを、「デビュー曲は何だかわけのわからないような曲だった」というふうに書いていたのを読んだ記憶がある。彼自身はこの曲のことをどう思っているのだろう。記念すべきデビュー曲として誇りに感じているのだろうか。「いいもんだ いいもんだ」のフレーズは、氷川きよし『箱根八里の半次郎』の「やだねったら やだね」の逆を行ったものらしいが、本当なのか定かではない。

『明日のために空を見る』は、『昼顔の花』のカップリングで、フォーク調の美しいバラードだ。彼の声にもよく合っていると思う。ファーストコンサートのエンディングに使ったということは、彼自身気に入っているのだろう。

『昼顔の花』は悪くはないのだが、無難に作りすぎているようで、どうもインパクトに欠けるような気がする。これならカップリングの『明日のために空を見る』のほうがずっと出来がいいのではないか。
コメント