香西かおりさんには4月に発売された歌謡ポップス系の『夕化粧』がありますが、この6月発売の『酒の河』は、昨年ヒットした『酒のやど』に続く彼女の本流の演歌路線の曲になります。
『酒のやど』は酒場を舞台にしたドラマ性のある曲でしたが、この『酒の河』は内省的というか、孤独感の強い曲になっています。
「河」は渡ることのできない運命(さだめ)を象徴していて、「酒の河」とすることで、酒を飲みながらひとり淋しく物思いにふける主人公の姿が浮かんできます。
この曲も彼女のしっとりした歌唱が冴えており、彼女ならではの持ち味が存分に味わえます。
今年もこの曲で紅白に連続出場を果たしてほしいものです。
ただ、私は昨年の紅白での彼女の扱いについてはNHKに対して憤りを感じました。客席から歌わせたうえに曲もたったのワンハーフという中途半端なもので、あんな形なら出場しても意味がないと思っています。今年こそきちんとした形での紅白出場を期待します。
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